コンサートのご案内&ご報告

ト音記号 「ミゼレーレ」終演しました!

2月21日、トラエッタ「ミゼレーレ」終演しました~

マエストロ、ヴィート・クレメンテ、コーディネーターの須崎木の実さん、ソリストの河内夏美さん、松本やすこさん、ロッソ・ヴィーヴォ合唱団の皆様、弦楽アンサンブルの皆様、スタッフの皆様…何から何まで大変お世話になりました!

そして何より、いらして下さった満席のお客様、本当にありがとうございました!!
来週はこの「ミゼレーレ」で、イタリアでの本番です~。

きっと向こうでも皆様にお世話になると思います…すいません



「ミゼレーレ」舞台の1枚。鎌ヶ谷市民会館「きらりホール」
満席のお客さまでしたー
私は、女声合唱団の皆さまと弦楽アンサンブルの間。ヴァイオリンお二人の間に、顔だけ見えてますー


終演直後に1枚左から、ソプラノソロ(リリコ)の河内夏美さん、
マエストロ、ヴィート・クレメンテ、
メゾソプラノ・ソロの松本やすこさん、
ソプラノソロ(レッジェーロ)私です


それにしても、本当に良い曲とこうして出会えて幸せです。このトラエッタ作曲「ミゼレーレ」は、本当に名曲です。
本番の舞台上では、後ろから聴こえてくる女声合唱団の皆さんの優しい声に、ふんわりと包まれるような、押し上げられるような、そんな気持ちになっていました…!

そんな素晴らしい曲を、まだあと2回も歌える事に感謝して、イタリア公演まで頑張ります

それでですね。ちょいと楽屋話を。
今回は2部構成で、私の出演は2部の「ミゼレーレ」のみ。
1部では、合唱団を指導していらっしゃる河内さんと松本さんのお二人が、日本の歌、そして「蝶々夫人」の一場面を着物姿で演奏されてたんです。私はそれを楽屋のモニターでまったりと聴いていたのですが…
これが、もう、すごかった…!
本当にぴったり息のあったお二人だからこそ出せる世界。
それは蝶々さんの花の二重唱でもそうだったんですが、何も言わずに互いが自然と呼吸し合える二人の世界は、凄いの一言です。

二人の関係性が、蝶々さんとスズキを、より確かなものとしてお客様に伝えられていて。
それは本当に素晴らしく、だからこそ、お互いこんな相手がいるお二人の事を、羨ましくも感じました。

そして、トークの面白さも凄まじいww
あまりの面白さに、楽屋でストレッチしながら崩れ落ちてましたww
これはまぁ、お聞きになったお客さまだけのお楽しみ

さて、話は楽屋に戻ります
今回は、メイクさんもいらしたんですよ~。

こんな感じに仕上げて頂きました!いつもより目力笑


そのメイクさん、大好きな濱野さんと1枚右が濱野さん
濱野さんには、一昨年の「ルチア」など、色々なオペラの現場でお世話になってます。
最近では先月、ロッシーニのオペラ「絹のはしご」でメイクして頂いたばかりなので、嬉しい!

濱野さんのヘアメイクは、自分を認めてもらって、背中を押してもらえる感じがするの。
歌う前にすごく安心できて、パワーをもらえるメイクさんなので、大好きなんです~
イタリアに連れて行けないのが残念(笑)


最後におまけ。終演後、皆で焼肉屋にて打ち上げ中。
ものすごーく真剣に楽譜…ではなく、
メニューを見てる私。

皆様、本当にありがとうございました!

そして今、イタリア行きの準備に意外に手こずってます…
何で…?何かいつもよりやる事が…多い…


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ト音記号 地域新聞に載ったそうです!

2月21日に出演させていただくトラエッタ作曲「ミゼレーレ」のソリスト、河内夏美さんと松本やすこさんお2人が指導されてるロッソ・ヴィーヴォ合唱団の、今回の演奏会についての記事が地域新聞に載ったそうです~!

↓ こちら。

実はこれ、数日前の記事なのですが…
この新聞記事の効果もあってか、何と残席はあと25席だそうです
嬉しい~!!

てなわけで改めて宣伝。

     
ロッソ・ヴィーヴォ 第6回記念演奏会

2月21日(日)14時開演
鎌ヶ谷市民会館「きらりホール」
全席自由・2000円
お問合せ/090-8058-5840(河内)

指揮/ヴィート・クレメンテ
ソプラノ/中川美和
ソプラノ/河内夏美
メゾソプラノ/松本やすこ
合唱/ロッソ・ヴィーヴォ女声合唱団

1部は日本の歌、2部はトラエッタ作曲「ミゼレーレ」です。
私はミゼレーレのソプラノソロの、コロラトゥーラを担当させて頂きます

チラシは、こちらをクリックしてご覧下さい。

目指せ満席!
チケット残りわずかなので、ご希望の方はお早めに~!日にちが経つとチケットご用意できない可能性がありますので。
鎌ヶ谷で僕とあくしゅ!キリッ(`・ω・´)ノ

トラエッタはあまり知られていませんが、イタリアの作曲家で、モーツァルトより少しだけ前の時代の作曲家です。
是非いらして下さいね。

ちなみに同じメンバーで、3月にはイタリア公演に行きます。
3月4日は、トラエッタが生まれたビトント市の大聖堂で。
3月6日には、トラエッタが亡くなったヴェネチアのサンサルヴァドール教会で演奏予定です。

来週から始まるお稽古が楽しみです~


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ト音記号 ロッシーニ「絹のはしご」無事終演!

ロッシーニ/オペラ「絹のはしご」終演しました!
詳しいレポートはまたしますが、まずはご報告まで。
いらして下さったお客様、関係者の皆様、ありがとうございました


無事終演!
お疲れ様でしたー!


前列左から、ジューリア/私・中川美和、ルチッラ/渡部菜津美さん
後列左から、ドルモン/竹内篤志さん、ドルヴィル/川野浩史さん、
ブランザック/吉川賢太郎さん、ジェルマーノ/上田誠司さん




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ト音記号 東京室内歌劇場サロンコンサート「中島愛恵&宮澤那名子デュオコンサート」終了しました!

前回の日記のコンサートの翌日、12月13日は、
東京室内歌劇場サロンコンサートシリーズvol.3「中島愛恵&宮澤那名子デュオコンサート」でした!

この日、私は歌わず、音楽構成と、当日の司会進行を担当させて頂きました。
前日のコンサート終了後、徹夜で進行台本を書きましたよ…

終演後、出演者で1枚。
左からソプラノ宮澤那名子ちゃん、ピアノ頼田恵さん、ソプラノ中島愛恵ちゃん。

当日は、ほぼ満席のサロンで愛恵ちゃんとななちゃんは、今までで一番良いパフォーマンスをしてくれました。

中島愛恵ちゃんとは、去年の東京室内歌劇場のオペラ「利口な女狐の物語」で共演させて頂いたのが初めてでした。

宮澤那名子ちゃんは、私が子供の頃入っていた児童合唱のN児(NHK児童合唱団)の後輩です。
でも、きちんと彼女の歌を聴いたのは、やはり東京室内歌劇場に所属してから、ここ2年以内のことでした。

とても素敵なものを持っている2人、この魅力を是非他のお客様にも聴いて頂きたい!!
と思い、出演をお願いしました。

何度も稽古を重ね、2人とも、本当に本当に…よく頑張って…
アンコールの「きよしこのよる」では、私は舞台の隅で普通に泣いてしまっておりました…
ええ、二人は稽古の度にどんどん上手くなっていって…
ほんっっとに二人とも、よーくー頑張ってぇぇええ…

本当にありがとう!!
2人に向けられた、お客様のあたたかい拍手とブラボーが、とてもとても、幸せでした。
楽屋で1枚。
混ぜてもらいました



オペラ「魔笛」から一場面を台詞つきで歌い、
そして演じてもらいました!
てなわけで、パミーナ愛恵ちゃんと、
那名子女王様@楽屋。


私は、
「この人にはこの曲この人は、このイメージ!」
と考えるのが、すごく好きで好きで、歌うのと同じくらい楽しくて。
ずっと憧れだった、自分が歌わず、コンサートをプロデュースする、という事を初めてやらせて頂けて、最高に幸せでした!
目の前で二人のソプラノが、色んな魅力を見せてくれるのが嬉しくて、楽しくて、たまらない。

その魅力をまず前面に出して。
その上で、このサロンに合った雰囲気、進行の仕方は何なのか。
この会場に来て下さるお客様は、何を望んでいらっしゃるのか。
後援して下さる、東京室内歌劇場の名に相応しいプログラムは何か。
その全てを違和感なくバランス良く合わせるには、どうしたら良いか。

今まで、色々な企業様にしてきたプレゼンの経験をフル稼働して、自分なりにまとめ上げてみました。

こんなに幸せな時間を頂けて、本当に嬉しかった…!
歌手の魅力は、本人ではなかなか気付かないもの。
今後も、それをお客様に提示するお手伝いができたらなぁ、と思ってます。

二人とも、本当にお疲れ様でした!!
そして細やかに大胆に、演奏から時間配分、あらゆる事にお気遣いして下さったピアノの頼田恵さん、ありがとうございました!!

そしてそして、なかなか若手のソプラノが歌う場はない中、
このようなチャンスを作り、与えて下さった東京室内歌劇場の石井真紀さん、太刀川悦代先生、本当にありがとうございました!

そして最後になりましたが、サロンを提供して下さった住野公一オーナーに、心から御礼を申し上げます。
響きも高くて、雰囲気も最高!もうすっかりこのサロンのファンになってしまった私。こんな素晴らしいサロンで歌える二人がちょっと羨ましかった…!
私もいつかここで歌いたいな~


次回のサロンコンサートは、橋本美香さんです~( ´ ▽ ` )ノ
◆東京室内歌劇場・サロンコンサートシリーズ4 ◆
「橋本美香ソプラノリサイタル」~パウル・ヒンデミットの歌曲
1月24日(日)15時開演
成城ミュージックハウス
お申込み・お問合せは、東京室内歌劇場 03-5642-2267まで

また来てね


全員で1枚。

で、翌週、私はまた歌手に戻りまして、年内最後の本番をやらせて頂きました!
その報告はまた次回!



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ト音記号 「ティータイムコンサート・クリスマス」のご報告

演奏会のご報告が出来ないままでした。少しずつご報告をしていきたいと思います。合間に日常話も挟めたら良いな。

まずは12月12日、ウィンズ南柏主催「ティータイムコンサート・クリスマス」のご報告。
演奏時間ががっつり二時間、クラシックに詳しい方もそうでない方も楽しめるように、というご依頼のコンサートでした。
というわけで、まず前半は、ピアノの伊藤友香ちゃんと音楽朗読劇を一時間、やらせて頂きました。
私が書き下ろした台本に、音楽を構成して挟み込んだ、〈スイート・ホーム~ある少女の物語~〉という作品です。
この作品は、いつもの音楽劇、創作オペラの派生形の朗読劇。ただ、衣装をつけて演技するのではなく、ドレス姿のまま朗読という形で一時間。
日本の懐かしい叙情歌を物語に挟み込み、語りながら演奏しました。

どこにでもいる少女と少年の、切なく、悲しい初恋の思い出話なんですが。結構私らしくないさわやかな話・・・笑
物語の佳境ではお客様がしっかり涙腺崩壊して下さっていて
ふふふ、嬉しい~!しかも1人2人ではなく何人もの方が泣いてらして、これまた嬉しい。

終わった後のアンケートに、「ミュージカルを観てるようだった」、「映画みたいだった」というお言葉を頂けて、すごく嬉しかったです。
この作品はいつもの創作オペラや音楽劇と違い、朗読だけなので、私が演じる少女と少年の顔、そしてその情景を想像して頂いて、涙して頂けたなんて、台本を書き、そして演じる人間としてはこんなに嬉しい事はありません。
それは音楽の力なしにはなし得ない事です。

プロの役者でもない私1人の朗読では、一時間はおろか、5分もしたら間延びしてしまいます。
でも音楽があれば、こうして知らない人にも音楽を伝えられ、そして力をもって物語も楽しんで頂ける。
改めて音楽というものの力を思い知らされます。
ただ演奏するだけでなく、台本を書いて色々作るのは大変な事もありますが、こうして心を動かして下さるお客様を見ていると、やはり嬉しいです。
こういった形のものも続けていきたいな。

さて、音楽朗読劇〈スイート・ホーム~ある少女の物語~〉での使用曲目はこちら。


中田喜直 「ちいさい秋みつけた」

山田耕筰 「ペチカ」

中田喜直 「夏の思い出」

中田喜直 「夜店の歌」

中山晋平 「ゴンドラの歌」

草川信 「ゆりかごの歌」

團伊玖磨 「花の街」

グリーグ「ソルヴェイグの歌」≪ペール・ギュント≫より

アイルランド民謡 「ロンドンデリー・エア」~ピアノ独奏~

フォーレ 「ピエ・イエズ」≪レクイエム≫より

ビショップ「埴生の宿」


でした!

さて、後半は普通のクラシックコンサートのプログラム。フルートの大和田真由ちゃんにも登場して頂き、バリエーションに富んだ内容となったと思います。
お陰様で後半も盛りだくさんの内容で、お客さまの空気もあたたかく、トークで笑いも放り込みながら進めさせて頂きました。
後半のプログラムは以下の通りです。


J・シュトラウス オペレッタ≪こうもり≫より
「前奏曲」~ピアノ独奏~
「侯爵さま、あなたのようなお方は」

プッチーニ オペラ≪ジャンニ・スキッキ≫より
「私のお父さん」

中田喜直 「こだまでしょうか」 「霧と話した」

フルート&ピアノ
「口笛吹きと犬」

フルート&ピアノ
ビゼー≪アルルの女≫より
「メヌエット」

ショパン 「子犬のワルツ」~ピアノ独奏~

フルート&ピアノ
モンティ 「チャルダッシュ」

ロッシーニ オペラ≪セヴィリヤの理髪師≫より
「今の歌声は」

★クリスマス・メドレー★

フルート&ピアノ
ハーライン「星に願いを」

ガーシュウィン「アイ・ガット・リズム」
~ピアノ独奏~

J・シュトラウス オペレッタ≪こうもり≫より
「田舎娘を演じる時は」


でした!

フルートの大和田真由ちゃんはアレンジの天才。
その上、フルートでチャルダッシュという荒技をちゃんと決めるからすごい

そしてピアノの伊藤友香ちゃんはアイガットリズムのクオリティの高さと、ノリの良さ故に、終わった途端に客席から大きな拍手と笑いを手に入れてましたw
妊婦ノリノリ 笑

私はと言いますと、「今の歌声は」を歌ってから、1月に出演する同じロッシーニ作のオペラ『絹のはしご』の宣伝をしたら、チケットを結構買って頂けました(感涙)
ありがたや~。お客様は神様です・・・!
皆さま、是非オペラにいらして下さいね会場でお会いできるのを楽しみにしています~!

今回は皆で笑い合える、そんなコンサートになったのが嬉しかったです。もちろんお客様は知らない方ばかりだったけれど、笑顔で帰って下さった。
やっぱり笑顔になれるっていいな。私は、音楽家は、人を笑顔にするために存在すると思っているので。

左から、フルート大和田真由、私、ピアノ伊藤友香
いらして下さったお客様、そして主催のウィンズ南柏様!
どうもありがとうございました


さて、ピアノの友香ちゃんとの本番は、これでしばらくお休み~。彼女は産休。
良い子を産んでおくれ

ちなみに終演後のアンケートに一番書かれてた言葉が、「安産をお祈りしています」だったのよ 笑


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ト音記号 「午後のクラシック」のお知らせ。

コンサートのご報告ができないうちに宣伝ばかりでごめんなさい
明日(日付的には今日ですね~。)土曜日のコンサートのお知らせです。
明日で私の年内の本番は終わるので、そうしたらじわじわとご報告のブログを、年内かけて上げていきたいと思います

で、明日…じゃなくて今日は、市川市文化会館ローズルームで、『午後のクラシック~華麗なるしらべ』というコンサート。
開場は1時半から。 開演は2時です!
いつもお世話になっております、市川市文化振興財団さまの主催です。
今回は市民音楽サポーターの皆様の企画のコンサートでして。
ピアノ、サックス、ソプラノのトリオで1時間半、気軽にそしてがっつりとクラシックをお聴きいただけます~。
チラシ。

個人的には、ピアノ山元香那子さんの「鐘」、サックス神山智衣さんの「アディオス?ノニーノ」が推し曲?
私はケルビーノ、オランピアのアリアの他にキラキラ星、日本歌曲も歌います。

ほんで、もう1枚の写真は明日使う扇子の準備。

先日、オペラの練習中に自ら破壊したものを直してみました。
まだ再起不能な壊れ方ではないので、ちょっと頑張ってみた。

こちらのコンサート、まだお席があるようですので、ご興味のある方は、会場で僕とあくしゅ!
お待ちしてまーす!
※チケットのお申込み・お問合せは、主催の市川市文化振興財団(047-379-5111)まで


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ト音記号 「心に響く癒しのコンサート」終わりました~。

昨日11月21日は、埼玉医科大国際医療センター主催の、市民公開講座「心に響く癒しのコンサート」に、ヴァイオリンの吉田直矢さん、フルートの篠原梨恵さん、ピアノの河崎恵さんのお三方と一緒に、ゲストとして参加させて頂きました。
大変お世話になりました~!!

実力派の皆様に囲まれて、私はなんかお笑い担当になってました。笑
何だろう、このポジションの安心感…ww
最後は退場するときに手を振っただけでお客様にスパーンと笑って頂けて、いやぁ、おいしいおいしいww(オペラ歌手的発想)

いやほんで真面目な話。
私が歌わせて頂いたのは、「小さい秋見つけた」
ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」
オランピアのアリア「人形の歌」。
アンコールに全員で「誰も寝てはならぬ」でした。

オペラのアリアを歌う時には、もちろんお客様の有無で空気の掴みとかの違いはあれど、何か空間がわかるんですが。
「小さい秋見つけた」は、お客様がいらっしゃるかいらっしゃらないかで、全然聴こえ方が違ってびっくり。
リハーサルでは声を響かせることを考えたんだけど、本番になった途端、声量を抑えても子音を強めにした方が言葉が届くみたいだな、と強く感じました。
ちょっとドイツ語風味な?
こんなに違うんだなぁ。

そして吉田直矢さんの迫力のカルメンの後にオランピアをどう持ってこようかなぁ、とか。
袖で聴いていても客席が凄まじい盛り上がりだったから(私も袖で踊りたくなったし…)
ここまで盛り上がったお客様を、喜んで頂いたままいかにして納得して頂くか。
トークも少し考えたつもりですが。

今回の私はゲストの立場といえど、とにかくそのコンサートの一端を担ってる訳だから、よりコンサートが盛り上がるよう考えたい。
曲同士がぶつかり合わないよう、とにかくお客様が聴きやすくなるよう、私は出来ただろうか。
音楽をレベル高く演奏するのは当然ですが、コンサート全体をお客様が聴きやすく作り上げるのも我々音楽家の責任なので、いつもそこは気になる。

実際、曲始まりはピアノの音に合わせて人形ぽくまばたきをめっちゃしたんですが、それでお客様に笑って頂けて、嬉しかったのとびっくりしたのと。
目の動きなんて、あの大きいホールでは客席から見えるとは思わなかったのに、ちゃんとお客様はそこに気付いて拾って下さって。
すごい嬉しかったなぁ~。
あんな細かい所まで、お客様は自分に注目して下さってるってことは、歌にもそれだけ注意してるということ。

それは私一人だけで作った流れではなく、一曲目のプログラムや、全体の流れから作られたものだから、
コンサートというものは本当に、お客様の雰囲気、すべての出演者、皆で作るものなんだなぁと改めて感じました。

本番は何度やっても、毎回違う。
それが怖いけど、何より楽しくて、夢中になれることなんだなぁと思います。
ソロは勿論、あたたかいフルートで私のフォローをしまくって下さった篠原梨恵さん、
いつ何をやるかわからない私を支えて下さったピアノの河崎恵さん、
ありがとうございました!
個人的にはバッハが好きでした?
そして初めてご一緒させて頂いた、やはり迫力のヴァイオリン吉田直矢さん。
私は舞台袖で、普通に聴衆の一人になっておりました…!
ありがとうございました!

皆様、本当にお世話になりました。
またご一緒できるのを楽しみに…!

ほんで写真は、終演後に一枚。

左からフルート篠原梨恵さん、私、お世話になったアドバイザーの上田幸伺さん、そしてヴァイオリン吉田直矢さん、ピアノ河崎恵さん。

そして次の写真は、梨恵さんが撮ってくれた会場到着時の写真。
私と河崎さんの後ろ姿~。
こういう写真、すごい好き!!(^q^)
自然体なやつ!嬉しくて載せてしまったww

三枚目も会場前の綺麗な並木道。ここで冬ソナごっこするはずだったのに、時間がなかったわ。
撮影は2枚とも梨恵さん。ナイスカメラテク…

そして、河崎恵さんとは翌日…つまり今日のオペラ「絹のはしご」のお稽古場でもお会いしました ? 笑
昨日はお疲れ~みたいな感じ…笑



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ト音記号 アンサンブル・フォウ・ユウさんの本番、終了しました。

ご無沙汰してしまって申し訳ありません。
さて、怒涛の秋冬シーズンが始まりました!
九月はお休みしていましたが、久しぶりの本番は10月27日、祝賀記念式典での演奏。なので関係者のみのクローズドコンサートだったのですが。

会場が、てててててて帝国ホテル・・・(゜Д゜;)

普通のホールより緊張したのは何故だろう 笑

ご一緒させて頂いたのは、8月にもご一緒したオーケストラ、アンサンブル・フォウ・ユウさん。マエストロは高橋誠也先生。ありがとうございます~

ちょっと小さいですが、8月の「平和コンサート」の時の写真お借りしてきました。


満席に立ち見も出る盛況の中、中央小さく青く見えてるのが私。
指揮は高橋誠也マエストロ。オケはアンサンブルフォウユウさん。
モーツァルトのコンサートアリア K217 を歌いました。

そして今回は、テノールの安保克則さんとご一緒させて頂きました。ご一緒するのは2年前のディアベリのミサ以来です。
久しぶりで嬉しかったです~!

開演前に一枚。
いえーい

そして、終演後にも一枚、皆で写真撮ったのですが。それがなかなか奇跡の一枚になりまして・・・
これ。
結婚式感、半端ない。笑
オケの方達が楽器持ってなかったら、完全に結婚式の集合写真ですね、これ(笑)
いやー奇跡の一枚です。ありがとう、アンサンブルフォウユウの皆さん!(´Д`)ノ
これでもう思い残す事はないわ!(違)

ちなみに演奏させて頂いた曲目は、
“椿姫”から「乾杯の歌」、“こうもり”から「侯爵さま、あなたのようなお方は」、“メリーウィドウ”から「唇は黙しても」でした。
アンサンブル・フォウ・ユウさん、いつも楽しいコンサートを本当にありがとうございます!またご一緒出来るのを心から楽しみにしています~!!

さて、帝国ホテルでの結婚式・・・じゃなかった、本番の後は(笑)、ちょいと地方に行ったり、来月本番の会場の下見に行ったり、お稽古に行ったり…色々してました。多少バタついてたので、写真がないのが残念。

演奏会シーズンなので本番が続きますが、でもご依頼先にとっては、どれもたった一度の本番。
その一回一回にプロとして、しっかりと全力を注げるよう、きちんと準備して臨みたいと思います。

そして、新しく嬉しいお仕事のお話も頂きました・・・!来年の話で鬼が大爆笑ですが、もう少し詳細が決まったら、こちらでも皆さまにお知らせしますね。

さて、今週末は、「あいりん会子どもコンサート」です
ソプラノの伊藤邦恵ちゃん、ピアノの伊藤友香ちゃんと稽古しているところです。
ただ、やりやすいメンバーの欠点で、稽古の度に女子校部活トークみたいになってますが(笑)それも密なコミュニケートをとるため!
皆さん、今度の土曜日は楽しみにしててくださーい(´∀`)ノ

それじゃあ、土曜日は愛隣会でぼくと握手!(このネタ何回使っただろう・・・)


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ト音記号 「東京室内歌劇場・サロンコンサート」のご案内

12月13日(日)に、東京室内歌劇場「サロンコンサートシリーズ vol.3」 が、開催されます。

私は、プログラム構成と進行、当日は司会を務めさせて頂きます。
ごめんなさい、今回、私は歌いませんのでご了承下さい。

出演は、若手のソプラノお2人、中島愛恵さんと宮澤那名子さんにお願いしました。
皆様、どうぞご期待下さいませ!
(…私もまだ若手で…いいですよね…?)

以下コンサートの詳細です。
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東京室内歌劇場
サロンコンサートシリーズ vol.3
中島愛恵 & 宮澤那名子 デュオコンサート
~ソプラノの競演~


12月13日(日)14時半開場/15時開演
会場/成城ミュージックハウス

(小田急線 「成城学園前駅」西口より、徒歩7分)
全席自由 3500円 (ワンドリンクつき)

≪出演≫
◆ソプラノ/中島愛恵
◆ソプラノ/宮澤那名子
◆ピアノ/頼田恵
◆お話・構成/中川美和

≪チケットのお申込み・お問い合わせ≫
一般社団法人 東京室内歌劇場
Tel:03-5642-2267  Fax:03-5642-2268
Email:info@chamber-opera.jp

≪曲目≫
☆浜辺の歌
☆霧と話した
★オペラ“魔笛”より「復讐の炎は地獄のように燃え」
★オペレッタ“ジュディッタ”より「熱き口づけ」 
ほか


≪クリックすると拡大します。≫
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東京室内歌劇場「サロンコンサートシリーズ」の3回目です。
クラシックに詳しい方も、そうでない方も、お楽しみいただけるコンサートです。
わかりやすいものから、なかなか聴くことのない曲、難曲までも入れて構成しました。
2人のソプラノそれぞれの魅力を前面に、決して飽きることない構成でお送りします。

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今回、私はプロデュースというのかな?コンサートの構成をさせて頂きました。
まずお客様に楽しんで頂けるように。
そして出演者を魅せる、ということをやらせて頂けるのが、本当に嬉しくてたまりません。

私は歌うのも大好きですが、好きな歌手の魅力をお客様にお見せするのも好き。
今回は中島愛恵さんと宮澤那名子さん。
2人が一番チャーミングになるように、そしてそれを聴いたお客様が喜んで、楽しんで頂けるような、全員が笑顔になれるコンサートを作れたらと思います。

本当に大切なコンサートです。
構成、進行、頑張ります!是非いらして下さい!!

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そして見所はもう一つ。会場のサロンです!
個人のお宅のサロンですが、こんな素敵なサロンが都内にあったなんて!( *´艸`)
日曜日の午後、素敵なサロンで、素敵なひとときをご一緒に!

座席数が限られておりますので、どうぞお早目のご連絡を、お待ちしております。



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ト音記号 「モーツァルトの旅」舞台裏⑥まとめ

音楽劇「モーツァルトの旅」についてのブログも、これで6回目になりました。
最後に、台本と劇の構成について書きます。

今回の音楽劇の中で、ストーリーの中心となって台詞をしゃべってもらったのは、主に男声陣の登場人物たちでした。
当時はやはり男性社会。仕事の場…つまり音楽が演奏される宮廷などは男性中心の社会であり、主に男性だけで話が進んでいく為、どうしても劇の中の台詞は、男声キャスト中心にお願いする事になりました。

その中で、モーツァルト役を、女性の私が演じたのは、やはり「ズボン役」というオペラならではの特殊性も使いたかったから。
宝塚のように、『男』そのものを演じるわけではない、オペラ独特の表現方法。ズボン役といえば「フィガロの結婚」のケルビーノですから。
そして、ズボン役と言えど女性が一人でも混じっていた方が、男性だけよりも、お客さまにも比較的見やすいかと思いました。

そして色々な方からよくきかれたのが、台本と音楽、どちらをどう組み合わせて作品を作り上げるのか、という事でした。
これはやり方が完全に決まってまして。私の場合は、まず先に台本を書きあげます。ストーリー先行型です。
で、そのストーリーに沿って音楽を挟み込んでいきます。
音楽がうまくはまらなかったらどうするの、とこれもよくきかれますが、意外にうまくいくんですよね・・・こればかりは何となく、です。

ただ、作品の中でキーになる曲と言うのはありまして、今回、一幕は「劇場支配人」、二幕は「地獄落ち」が揺るがないメイン曲でした。
そもそも、この音楽劇の物語は、初め「劇場支配人」のくだりから生まれました。
この話をすると、びっくりされます。直接物語の本筋とはあまり関係ない箇所だからかな。
でも、作品の生まれ方って案外そんなところだと思うのです。

そして皆さまから大変ご好評を頂いた、最後の終幕場面に使った「フィガロの結婚」のフィナーレ。これは物語の最後に相応しい音楽だったと思っています。
あの選曲は、台本を書いてる最中に、ひょいっと何となく思い浮かんだの・・・私はラストシーンは途中で何となく思いつくパターンが多いんで。

物語の最後は、やはりハッピーエンドで終わりたい。悲しい結末となった人達も、どこか幸せになれる曲が良い。
孤独な人も、決して見捨てられた一人ぼっちじゃない。
うまく言えないけど、あそこには、やはり「フィガロの結婚」のフィナーレしかないな、と思って、これをこの音楽劇「モーツァルトの旅」の最後に持ってきました。
この曲は、何故か皆が幸せな気持ちになれるという、魔法のような、不思議な曲なのです。
そこにモーツァルトの音楽の喜びを感じるのです。

私にとってモーツァルトの音楽は、理屈じゃなくて、感覚。感じた事がモーツァルトの音楽だと思っています。
お客さまと共有出来た空気の感情が、その気持ちが、モーツァルトの音楽。
それ以上の事ではないんじゃないかな。説明したり、論理的に話す事は、私にとっては難しい。

「コジ・ファン・トゥッテ」のフィナーレに悲しいものを混ぜる事も出来るし、バジリオのアリアの明るい曲調の中にも悲劇的なものを内包させ、そしていかようにも歌う事が出来る。
「魔笛」の「愛を感じる人ならば」の二重唱の、あの説明できない音楽の美しさ。「良い曲だなあ」としか言えません。

ただ、私は知ってほしかった。
モーツァルトの作品の中には、いわゆる有名な曲以外にも、これほどまでに色々な曲があって、こんなにも多彩な表現、こんなにも様々な横顔を見せてくれる音楽がたくさんあるんだという事を。
悲劇は悲劇のみではなく、喜劇は喜劇のみには終わらない。
そんな面白さを、わかりやすく楽しく、お客様に伝えられたらなあ、と思ってこの作品を作り上げました。

お聴き下さったお客様、ほんのひと時でも「楽しかった!」と思える時間を過ごして頂けたでしょうか。もし、少しでもそう感じて頂けたなら、クラシック音楽というエンターテイメントを提供する人間として、こんな幸せな事はありません。

終演後のロビーで、私の先生が泣きながら、
「私、モーツァルトを好きだって、もちろん思っていたけど、もっと大好きだったんだという事を、改めて気付かされたわ…」
と、おっしゃって下さいました。

先生は、モーツァルトのオペラのヒロインを持ち役にして、長年ずっと演じてこられた方です。そんな先生にこんな風に言って頂けるなんて、本当に嬉しい…!
私にとっては「先生」という存在の方が、そんな風に感じて下さったなんて、嬉しい以外に言葉がないです…

最後になりましたが、私のこの作品をとりあげて、上演させて下さった東京室内歌劇場さま。
制作の前澤悦子先生。
キャスト一人一人の皆さま。
ピアニストの朴令鈴さん。
東京室内歌劇場の事務局の皆さま。
稽古ピアニストの伊藤友香ちゃん。
そして何より、いらして下さった満席のお客さま。
皆さま、ありがとうございました!

終演後に一枚。

前列中央/朴令鈴さん(ピアノ)、右隣/古澤利人さん(シカネーダー)
2列目左から/吉田伸昭先生(ダ・ポンテ)、加地笑子さん(ナンネル)、
私(モーツァルト)、末吉朋子さん(コンスタンツェ)

後列左から/田中紗綾子さん(ソプラノ歌手)、杉野正隆先生(サリエリ)、
下瀬太郎さん(レオポルド)


お世話になりましたー!


8月いっぱいかけて、7月31 日に上演された音楽劇「モーツァルトの旅」についてのブログをずっと書いてきましたが、その間にも、別のコンサートなどの打ち合せをしたり、書類を作ったり・・・と、また新しい企画も色々と進んでいます。
うまく進むかわからないもの、すでに決まったものなどなど、企画の仕事はとても大変な事も多いですが、幸せもたくさん頂いています。
出演する方達の魅力を、最大限引き出して、何よりお客様に楽しんでいただける企画を出していきたいです。すっごく楽しみ。

そして、もちろんもちろん、私は歌手です。何より歌があっての私です。
演奏のみのお仕事も、これからも今まで通り、いえ今まで以上に頑張ってやってまいりますので、皆さま、どうぞよろしくお願いします~!
歌のお仕事、お待ちしてます~!

てなわけで、次からは「モーツァルの旅」以外のブログになります。
ではまた!


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