歌のこと

ト音記号 コンサート「小さな空」聴いてきました。

前回の日記で。好きな番組だとか言っておきながら「怒り新党」の字間違えちゃいましたわ。心党じゃなくて、「新党」。
…でもまあ、今更直すのもなんなので、そのまんまにしておいたり。(適当大王)

さて。
昨日は「小さな空~ピアノ&独唱&サックスによるジョイントコンサート」聴きに行ってきました。

出演されているのは、母の合唱団時代のお仲間の方たち~
この合唱団、アマチュアとはいえプロのオーケストラ専属の大変レベルの高い合唱団なんです。私はまだ高校生の頃から母が出演するこの合唱団のステージは、母の厳命で欠かさず聴きに行っていました。

昨日のコンサートはこの合唱団のメンバーの方たちが、自主的に集まって企画されたもののひとつ。
私、こういうコンサートってすごい好きで。まだ学生の頃から母に連れられてなんべんも楽しみに伺っているんです。

で、コンサートを聴いて私もとても勉強になったし、なんか反省させられました…
ああ、私はあんなに細かくきちんと楽譜を読みこんでいるだろうか…orz
ひしひしと! 伝わってくるんですよね、真摯に歌に向き合って勉強されている感じが…あたしもがんばろう…

勝手に感想書いたりして…いいかな?いいですよね? 名前は仮名で
…うー、どうしても感想書きたい!

歌だけではなくて、ピアノのソロや連弾やサックスもあって、プログラム超盛りだくさん~

サックスのTさん。
「枯葉」がとても良かったです。
特に途中から、伴奏とからみあうような盛り上がりになって。でも技巧が嫌味じゃなくて素敵でした~。何かふわ~っと、ふくらむような雰囲気になってきて。
ああいう風に伴奏の音楽にふわ~とのっかれるっていいですよね~!!聴いてる方もそのふんわり広がった中に引き込まれる感じ。

そして、そうそう、ピアニストさんも大活躍でした。
もう、お疲れさまでした…たぶんMVP。色々な人の伴奏を弾き分けるというのは大変な作業なんだろうな…
おまけに!
コンサートの最後にはピアノの連弾。いやー女性二人でも、迫力
私はピアノはあまりわからないのですが…
みんなの伴奏弾きつつ、ピアノソロも弾きつつ、ご自分は歌も歌ってる方もいらして、そのスタミナには脱帽…
しかし、どーしても歌い手なので、歌をガン聴きしてしまう私。

まず、
「マリア」と「グラナダ」のKさん。
「マリア」は、ミュージカルだし、歌うというより、むしろしっとりと語る感じで歌われてました。
私的には、もっとマリアLoveな感じが前面にある方が好きかも知れませんが、これは単なる私の好みですね
知的な男が好きか、情熱的な男が好みか、みたいな(笑)
「グラナダ」は、打って変って弾けてて。聴いてる方もノリノリになれて楽しかったです~!私、ああいう楽しい曲、すごく好きだわ~。
Kさんの歌で、フランスものの、ロミオとか聴いてみたい~と思いました。抒情的で真面目な感じでね。
あと「秘密の結婚」でもしっくりする役があった気がします。フローレスのリサイタルで聴いただけなので、詳しくは思い出せないのですが…後で調べてみようっと(←もはや完全に私の自己満足…)

「ガニュメート」と「タンクレディ」を歌われたOさん。
何か、声が伸び盛りって感じ…あぁうらやましい…
ご本人はポジションが揺れる…とおっしゃってましたけど、声って五年ごとに良くも悪くも変わるというから、きっと今まさに、良い方向に声が変わり始めてる時なんだと思います。
このままうまくいったら、もっとスケールの大きい感じの声になるのではないかな、と勝手に想像~。

Оさんは、ジョヴァンニのドンナアンナとか合うんじゃないかしら。二曲目とか。
前半の静かなところと、聞かせどころの後半、たぶんきっちり演じ分けられると思うし。お嬢様ぽい感じがハマると思うんだけれども。
あとはイタリアもののヒロイン。といってもヴェルディとかじゃなくて、ドニゼッティの華やかなものとかを聴いてみたい声でした~
あ、あとプッチーニ。つばめとかも~

「もし私があなたを愛してくれて」「献呈」のO島さん。
「献呈」は、前奏がイケイケな上に、一瞬で歌部分が始まるから、めっちゃ難しいんですよ…
…だって私も前に歌った時、最初なかなかうまく入れなくて落ちたりしてた…(遠い目)先生にアドバイスいただいて、コツがわかってできるようになりましたが。
О島さん、すごい精神力…一曲目の「もし私が~」だって、集中力いる曲なのに!
リートでも最後がダイナミックでかっこいい「献呈」を、テノールならではの男らしさで決めてました~。惚れてまうやろ~!(古)

こういうタイプの方は、モーツァルトとか、ドイツ系のものが素敵かも。
フォルカー・フォーゲルみたいな感じかしら。この人「フィガロの結婚」のドン・バジリオとかがすごくいいんです。
あと、ウェルナー・ギュラ。「ナクソス島のアリアドネ」の舞踊教師とかやってる人…。О島さんは似てるタイプな気がします。
ああいう役って、一見あまり目立たないけれど、本当にモーツァルトがすごくきちんと書いていますから、ちゃんと楽譜が読みこめて、言葉のさばきがきれいな人じゃないと歌えないんですよね~。

奥様のО島さんは、日本歌曲二曲♪ 
両方、私の大好きな中田喜直でした~(´∀`)
きれいな声~!ボニーみたいな感じでした。モーツァルト好きな私としては、是非是非あの声でモーツァルトを歌って頂きたい
…いや、私が勝手に妄想してるだけですけれども。ああいうスッキリした声って娘役が合うと思うんです…
デスピーナは蓮っ葉すぎるかしら?(私は大好きだけど)スザンナが一番しっくりくるかも知れません。
きこえてくる音楽が「動」じゃなくて「静」のタイプの方みたいだから、抒情的な部分がある役の方がきっといいですよねー。「ティトの慈悲」のセルビリアとか…
…あ、決して、私の好きな役を並べてるだけじゃないですよ。
でも、こういうタイプの方が「こうもり」のアデーレとか歌うと、ちょっと色っぽくて可愛いんですよね

テノールのIさん。
プロ顔負けの美声で、ロッシーニ2曲。セビリアの理髪師と、タランテラ。
いやもう、迫力。これは自信がなければ歌えないだろうし、また、本当にそれだけの演奏でした。
ミュンヘンでフローレスが同じ曲を歌ってたのを思い出しながら聴いてました。
Iさんは、リゴレットの公爵とかがハマる方なんだろうなー。モーツァルトもいいけど、イタリア系で聴きたいですね。
それにしてもぼんやりと、二期会研修所とかでIさんみたいな人がもし同期にいたら、こりゃたまらんわ…とか思ったり…
…プロって何だろう…なんて、遠い目……あ、落ち込んできた…orz

…少しとりもどして(笑)

イタリア歌曲2曲のYさん。
日本人には珍しいバス系の声が聴きごたえありました~。
すごくまっすぐ歌われてて、癖のなさが魅力。
でもイタリア歌曲という事は、モーツァルトはあまり歌われないのかな。
私はYさんのあの声で、是非ともモーツァルトのフィガロが聴きたいです!フィガロはしっかりとした低声で聴きたいから…♪
モーツァルトは、低声に良い役を振ってるんですよねぇ。
それともバス系だと、ヴェルディとかを歌われるのかな?
あ、それはそれでまた聴いてみたいです…迫力ありそう…

もう一人のYさん。
ジェロモンのアリア。
威厳系なジェロモンではなく、優しいお父さん系でした。
ジェロモンってちょっと怖いような、どちらかというと冷たいようなイメージがありますが、そっかー、優しいお父さんだってありよね…そういう人が切々と言葉で訴えたら、アルフレードだって心揺れるわよね…

私的には、Yさんの声で、アリアなら高めのバリトンのものが聴いてみたいです~
あと、アリアのない役ですが、「ボエーム」のマルチェロとかー。あ、「電話」のベンとかがすごく合いそうです~。ルーシーに振り回されてる感じが、男性に申し上げるのはおかしいかもしれないけれど、きっととてもチャーミングな気がします~。

それにしても、私はどうしてもオペラが好きなので、皆さんの演じるオペラが見たくなってしまう。
…全幕が難しいなら、ハイライトでも。
すごくきちんと歌ってらっしゃるのに、演技の部分でハジけ切れてない方もいらしたので、すごくもったいないな~、て思ったんです。だって歌曲だって演技要素は必要だと思うので。
そういうのって、実際にオペラを演じてみると、気付く部分が絶対にあると思うんですよね。

それから、不思議なもので、逆にソリストとして舞台慣れしまくっている私の先輩方たちのコンサートを聴いていても、あまり気付かないものなのかも知れませんが。
昨日のコンサートでは、歌われた方たちそれぞれの個性が、とても強く感じられました。歌い手さんご本人のもっている雰囲気って言うんでしょうか。だからついつい、
「◎◎さんは~このオペラのこの役だと素敵かも~うふふ~あ、▲▲さんはこの役がいいから、カップル役になるわ~(´∀`)うふふ~」
…とまあ、勝手に出演者の皆さま全員を、色々なオペラで脳内配役…(失礼…)
私の妄想に近い希望や感想を書きまくってしまい、大変失礼致しました

…ていうか、このブログ見られてたらどうしよう…
…あの、出演者の方、もしこれを見て、差しさわりがあったら言って下さい…すぐに下ろしますから…(弱気)

それにしても改めて、音楽に対する向き合い方や、キャラクターの個性などをしみじみ考えさせられたコンサートでした。

私も頑張ろう…うん。
うおー、もうすぐオーディション、頑張るぞー



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ト音記号 歌い手の怒り心党

先日、Y子先生のレッスンに行ってきました。

発声のお悩み相談にのっていただきました。
因みに今週は旦那さま、I先生のレッスンです。どんだけ不安なんだ自分(笑)

えー、ここ半年ほど、発声がえらく変わってきてましてね。ご夫婦にずっと相談に乗って頂いてます。ドイツの先生からも教えて頂く事は多いのですが。
私の声を声楽を始めたころから見てくださっている先生たちなので、やはりそれで頂けるアドバイスも大きいんですよね。
色々話を聞いて頂いてたんですが、その時にY先生のお話伺ってたら。先生ご自身も、発声について、まだ色々考えられるそうです。
まいんごっど…(´Д`;)

てっきりもう、そんな事とは無縁の方だと思っていたのに。
あれだけのベテランの方になっても、発声についてまだ精進を怠らないというのは…信じられない…
Y先生にそのまま伝えたら、
「だって、まだまだ歌いたいんだもの!」
と。

すごい…

感動…

さすが、一流の指導者で一流の歌い手と言われる方は、次元が違う…その上でこれだけ純粋な気持ちを持ち続けられるというのにも…すごい…

でも。
いざ私自身の事となると。
今やってる身体のトレーニング方法が正しいかどうかわからないし~
それに発声だって、先生方に相談できるうちはいいけれど~
その内、自分で考えろって言われたらどうしよう~

模索しっぱなしですね。
常に完成された楽器を演奏することのできる、楽器の方たちが少しうらやましくなる時もあります。

で。まあ、ぼやきつつも、一応練習したりしてるんですが。
最近どーも体格が変わってきて。それで発声のポジションも変わってる気がして、それもY子先生に相談したんです。
レッスンの時、問診のように症状(笑)を訴えた上で、声を聴いて頂いたところ。
とりあえず今の発声のポジションでいいみたい。(安堵…)
本人的には、今までと違う発声は少し不安も残りますが、30歳過ぎて変わらない方がおかしいとのことで。
そりゃそーです、三十路なんて 老化 じゃなくて、身体の変わり時ですもんな。

で、改めてはっきりと、威勢よく発声のポジションや身体の使い方をしっかりコントロールするようにしたら。

すんごい腰痛…orz

いやね、何か骨盤が広がった感じがしてね…そりゃそんな確証ないけど、歌ってると何か感覚が違うんだもん。たぶん骨盤だと、そう思う。
歌った時、骨盤の方に呼吸です~っと重量をかける感じが以前より重い気がする…
で、そのせいか、腰痛。

その腰痛に悩まされて整体・マッサージ・整形外科を渡り歩いて言われた言葉。
「あー心配ないですよ。筋肉のコリですねヘルニアでも何でもないです、はっはっは。」

けっこー痛いのに~ 泣
あっためるようにして、ちょくちょく筋肉をほぐしに行くように言われました。それだけかい!
そんなわけでひたすら腰痛なうでございます。
たぶん腰椎から骨盤付近の筋肉だと思うな(想像)。あー、発声落ち着いたら治るんだろうな~?
でも、このままの発声をもうしばらく続けてると、きっと股関節が少し緩んでいくんじゃないかって、そんな気がする。
何故、と言われても困りますが…何となく。

…何か、歌い手ブログというよりも整体ブログみたいになってますね…
でもさ。これが歌い手の真実の姿なんですよね。

皆さん!この訴えを聞いて下さい!!(マツコと有吉の怒り心党風に。)←好き

どーも我々ソプラノ歌手って、何か世間に誤解されてるイメージが強いと思うんです!泣
歌い手っつってもね、ドレス着てキラキラして、食事はワイン飲んで、楽譜を眺めてるだけじゃないんですよ!!

日々、発声の困難や、老化していく身体と戦ったりしてるんです!
あー、二十歳くらいまでって、本当に身体若くてよかったよな…一日二回、朝晩三時間ずつ練習しても、翌朝にはぴかぴかに声も回復もしててさあ。

今なんて、一日一回、三時間程度の練習を三日続けたら、三日目には喉ヘロヘロだもんね。
でも先生には「(超怒りながら)あ~な~た~は~、練習しすぎいいぃぃぃぃぃい
て怒られるしさ。

でもさ。
心配だから練習したいじゃん!!
練習すると、安心するじゃん!!
だから本番の日以外は、ずーっっっっと練習してたいじゃん!!
それに音楽に限らず、いっぱい練習するのって、良い事って言われてるじゃん!!

でもいっぱい練習すればするほど、歌い手は、先生に怒られる矛盾。
(いや本当に本気で怒られるの。怖いのなんのってもう…)

…いえ…喉は消耗品だから一日二時間程度の練習が限度なのは、私も理屈では知ってるんだけどね…
楽器の人はいいな…一日十時間とか練習できて…←歌手がこれやったら、喉壊して再起不能です。

しかも、練習したから結果が出るかって言ったら、芸事って、そういうものじゃないじゃないですか。
練習しなくたって、上手い人は上手いんですよ。
でも少なくとも、才能のない自分が練習すら怠ったら、絶対確実に残れないしね。

発声のトレーニングで、身体の筋肉をつけかえようと思った時期には食べ物にも気を使うし(タンパク質中心になります)、腰痛とも戦うし!
落ちるのが基本のオーディション。ソプラノははいて捨てるほどいると言われ。
稽古、レッスン、本番の前日はお酒も飲めない。
修道女じゃないんだから!泣

せめて家では、と、のんびり練習してて、一息つこうと居間に行けば、
家族に「汗臭いからあっちに行け、えんがちょ~」と追い払われ。

で、今は腰も痛いし!(←しつこい)
…あぁ~、不満を言ったらキリがない。ソプラノ歌手の怒り心党~




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ト音記号 天国と地獄とか、ピアフとか

1日はマイ誕生日でした。ドイツなら万霊節という祝日です~。
ちなみに32歳になりました。
…うーむ、32。三十路になったときほどネタになるほどの年でもなく。微妙なお年頃のアラサー女です。

それでも誕生日は、やっぱ嬉しいもんです。えへ
ちなみに当日はと言いますと、いつも通り、歌の練習してただけのあまりに普通な一日でしたが(笑)
おめでとうメールやメッセ下さった方、どうもです(´∀`)ノシ

さて、少し前になりますが。
川口シティオペラの『天国と地獄』観に行ったとですよ。
本当は三月の公演だったけど、震災の影響で延期になってしまったの。でも延期はしたものの、ちゃんと公演されてうれしい
私、オッフェンバックの『天国と地獄』、ちゃんと観るの初めてだったんですよね~。場面ごとにYoutubeやDVDでコマ切れに観た事はあったけれど。
もー めちゃくちゃ!!面白かったです!ああいうのすごい好きだわ。ちょっとシニカルな感じのコメディすごい好き。

そしてーっ。
ヒロイン、ユリディスの鳥屋さん、良かったわぁ~
このブログ、読んでらっしゃる方はご存じかもですが、彼女は研修所時代の友人です。
椿姫のヴィオレッタが当たり役で~。⇒ ここをクリック
抒情的なイメージが強い彼女ですが、コミカルな要素が入っていても、ものすごーく、素敵♪以前、「こうもり」のロザリンデやってた時にはめちゃくちゃ笑ったわ~。
…普段の彼女も、モデルさんのよーな見た目と少し裏腹に、ちょっと面白いもんね(笑) ←ごめん…

あんな風に、すごく生き生きとコミカルな部分を出せるリリック系ソプラノさんって珍しいんじゃないかなー。その上、超高音ばんばん決めまくってて、かっこいい…高音強くて、いいなー。いいなーいいなー。←エコー


で、翌日。
大竹しのぶの「ピアフ」観に行ったよー。母がチケットを譲ってくれたんですけどね。
シャンソン歌手のエディット・ピアフの人生を描いた舞台だったんですけどね。
いやもう圧巻でした…ていうか、あまりに衝撃で 具合悪くなった…(´Д`)
三日ほど体調悪くして、寝込みましたよ…orz

休憩の後なんて、何かもうずっと泣いてた…衝撃で頭が痛いし。
クライマックスの二曲は号泣でした…あ、とりあえず嗚咽は上げませんでしたよ。
すごい、の一言です。 いや、すんごい女優さんですね、ほんとに…

そういえば、会場のシアタークリエというところはよく知らなかったのですが。何てことはない、日比谷の日生劇場のすぐ隣だった。
オペラのオーディションで、ほぼ毎年お世話になってる、日生劇場ですね(笑)
うーん、いつかオーディションではなくきちんと舞台に立ちたいものだわっっ
そして帰り道は日比谷シャンテのドレス屋さんをひやかして、何も買わずに出ました。(迷惑)
そんな日でした。


でー。
明日はレッスンです。あわてて用意してたんですが。準備しながら、ちょっと嬉しくなりました。
何故かって?

楽譜のコピーが近所でできる!
(※ドイツではコピーは、コピー屋さんとか気の利いたスーパーに行かないとないorz しかも楽譜のサイズは大きすぎるので、できない事もある。)

レッスンが日本語! 楽!!
(アンタがドイツ語できないだけじゃん、というツッコミはスルーで…)

ああ…何かこれだけでうれしい…(´∀`)

コンビニでコピーができるだけで幸せになれる女、みわきち…




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ト音記号 断ることとか。

NHKテレビの番組「ラスト・ニンジャ」観ながら書いてます。
元々歴史好きですが。忍者好きだー。面白い~。
あぁ、伊賀に行きたいわ。特に荒木又右衛門好き!長谷川伸の『荒木又右衛門』は、マイベスト伊賀越仇討小説

…なんかソプラノ歌手のブログじゃないですね。

伊賀より、ドイツの話した方がいいでしょうね。えっと、「いつドイツに帰るの?」と質問される事が多いのですが。
しばらくレッスンやらオーディションやらほかにも色々と日本での用事が続くので、今回は少し長めに日本に滞在しております。
もうちょっとしたら、ドイツと日本、行ったり来たりになるかな。

そんな中、来年のオペラ出演依頼のお話を頂きました。
でも残念ながら、今回はお断りさせて頂くことに…

前回の日記で、ちょっと仕事の事で悩んでる、と書きましたが。歌い手という仕事をしていると、いただいたお仕事をお断りするのが本当に怖い。
定期的な演奏の場がなかなか持てない私のような駆け出しのソプラノにとっては、これをお断りしてしまったらもう二度と次が来ないんじゃないか。
だったら何としても、無理にでも引き受けるべきじゃないか…と思ってしまうんです。

今回は特に、オペラなので本当に悲しい…。だって、オーディションなしで役を頂けるなんてありがたい話は、泣きたいくらいうれしい。やりたい。本当にやりたいんですよ。しかもヒロインです。やりたくない訳、ないでしょう?(← ヤケ気味…)

でも、現実問題として稽古日程とか、そのほかにも色んな問題が出てくるんですよね。

まずメインキャストである以上、やはり三ヶ月は稽古のためにスケジュールを空けておきたい。
(※オペラは大体、三ヶ月くらいで音楽稽古→ 動きの確認→ 動きも入れた稽古…と進むのが一般的でして。まあ、出演者たちが慣れてる演目だとその限りではないですが。)

さらに今回の役柄は、私にとっては少し声が重いヴェルディのオペラのヒロイン。
同じヴェルディでも、今まで少しは勉強していた「リゴレット」のジルダや「仮面舞踏会」のオスカルでもないので、本当に一から勉強しなくてはいけないし。
ドイツと日本を行ったり来たり、思うようにお稽古にも出席できない中で、私にとっては初役のヴェルデイの主役を、音楽的にも精神的にも集中して取り組むことってできるだろうか。

さんざん迷い悩んだあげく、日本の師匠やドイツの先生にも相談に乗っていただき、貴重なアドバイスを頂いて今回はお断りすることにしました…

はぁ。
こうして、書きながら心を落ち着かせている感じです。

愚痴みたいになっちゃってごめんなさい。

でも本当にお仕事を頂ける喜びは知っています。特にソプラノはその人数の多さから、激戦区と言われています。
ええ、それはさながら池袋のラーメン屋のごとく…
だからこそ、本当に、自慢でも何でもなく。本当に辛い。ぶっちゃけ今回は泣きました…
頂いた仕事をお断りすることの悲しさ、辛さはハンパないんです…ましてオペラの主役なんて、滅多にいただけないもん…(号泣)

でもプロだったら、稽古にきちんと参加する責任だってあるし、自分の声質が役柄に合っているかどうかだって、考えなくてはいけないし。それがその公演の成功につながるのだから。
それに歌い手である以上、自分の声に合わないものを歌う事で喉を壊さないよう、気をつけなきゃいけない。だって私、できるだけ長い間歌い続けたいもん…

とても辛いけど、断るとそう決めた以上は、後ろは振り返らない事にします。そして、お断りした仕事の分だけ、引き受けたお仕事はその分も入れて、全力で。
とにかくやりぬかなくては。
ほんと、目の前の事は全力でやりたいです。

あーなんか、二回続けてちょっとマジな日記になっちゃってごめんなさいね…重いわ~




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ト音記号 勉強会にて。

お知らせ~。ブログのコメント欄、開きました
お返事できない事もあるかもしれませんが、どうぞお気軽に書き込んでいってくださいね~。

さてさて。
先日、勉強会というか。マスタークラスというか。に、行ってきました~。
うひゃ~と言いたくなるような、有名な方もいらして。ビビりつつ、そっと隅っこに座る私…ヘタレですんませんorz
地味系ソプラノの本領発揮。(←何だそれ)

でも、その時いらしてた先生が、以前私があるオーディションを受けたときの事を覚えて下さっていて。
私のレッスンしてくださった時、オーディションで気になったことや、今の私の発声について、色々アドバイスいただきました~

なぁんてラッキ~

こんな事があるんだなー。オーディション、受けといて良かった~!!本っ当~に、勉強になりました
ちなみに、レッスンでは用意していた曲が終わってしばらくしてから、別の曲を歌うよう、急に言われてしまい。
軽く焦ったものの、万が一…!と思って、色々持ってきた楽譜の中に、言われた曲があり
何とか、対処できました。良かったわ~
しかもそんな風にいきなり言われた曲でも、一瞬で弾いて下さるピアニストさんにも大感謝~

それにしても、どこに何が、いつあるかわからないから、ほんと、色々準備もしておかなくちゃですね。

もちろん楽譜そのものの準備もだし、自分が歌うつもりでなかった曲でも、今回のように、突然歌うように言われるかもしれない。
もっと歌える曲を増やしておかないとな。
今回は、先生に歌うよう突然言われた曲が、歌い慣れてるものだったので、すぐに対処できましたが。(勿論、ガンガン注意されましたが)
でも、もっと色々な曲を歌えるようにならないと。本当に勉強不足を痛感します。

うーん、ちょっと真面目な話になってしまいますが、何なんですかねえ、レッスンなり勉強をしていると、課題がどんどん見えてくると、うれしい半面、怖くなっていきます。

もちろんお仕事や、歌う場を下さる方には、本当に感謝していますし、今までやったどの場も、全身全霊で取り組んでいるつもりです。
でも、こんなに課題が山積している自分が、人前で歌って、お金を頂いてもいいんだろうか。
歌っていくほどに、直さなくてはいけない問題点、自分ではわからない事も見えてきたりもして、何だかどんどん怖くなっていきます。

もちろん「歌については、死ぬまで学生」というマリア・カラスの名言もありますし、歌い手が常に勉強し続けるのは当たり前なんでしょう。
ドミンゴは未だに週一でレッスンに行ってるって本当かい…?
あと、「表現者は、道半ばで諦めても終わりだが、自分に満足してもそれで終わり」という言葉も聞きました。

なので、こんなにも足りてない自分が、人に対して歌っていいのだろうか、という、職業歌い手なのに、何だか矛盾した気持ちも出てくるんですよね…
まあ、もちろん、もちろん だからこそ勉強しなくては、ですが。

むむ、ちょっと葛藤になってしまいました。お仕事について、ちょっと色々あってさ…
いや、単にもう私の中だけでの問題なのです。歌い手だったら、たぶん皆悩むところだと思うんですけれどね。
えっと、それについて書こうと思ったけど長くなるから、また書く~





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ト音記号 楽しみなんです♪

来年の春頃のお仕事のお話を頂きました。
しばらくお仕事から離れていたので、そのありがたさが身にしみます。
がんばるぞ。

まだまだ詳細は未定なんですけれどもね。
企画から、まるっとまかされているので、そういうコンサートは、怖くて大変だけれども、もんのすっっごく!!楽しいのです。
子供中心の、ファミリー寄りな感じのコンサートという発注。大事なのは、わかりやすく楽しいもの。

こういうの、大好きっっっっっ

…あの、誤解しないでいただきたいのですが。
いわゆる、クラシックのみ!のコンサートも、もちろんやりがいがあって大好きです。
それはくらべられるものじゃないんです。特に私、モーツァルトないと死にます…

でも、私にとって、ファミリー向けのコンサートと、クラシック一本勝負!のコンサートの違いって言うのは。
例えて言うなら、フランス料理も良いけど、お茶漬け食べないと、私絶対辛いわ~、みたいなもんで。
どっちも美味しいんです。
どっちだけなんて、選べないんです。だから、比べること自体、できないんです。

なので、私にとって、ファミリー向け、クラシックになじみのない方達に楽しく、わかりやすく、というコンサートを企画させていただくのは…もーう、
好きで好きで好きで好きで好きで好きで(以下延々と続く)

だって、自分で色々考えられるんですもん!何やっても良いんですよ?何しよう~?
どんなコンサートにしようか。どんな雰囲気にしようか。
衣装はどうする?ドレス?私服?ヨーロッパで買った時代衣装、使える?

共演者には、どんな風に手伝ってもらおう?そして、共演者の、どんな素敵な所が見られるだろう?共演者の一番魅力的な所はどこ?

私自身は、どんな役どころをやろう?歌のおねえさん?それともスープレット系の、きゃぴきゃぴ(死語…)した感じ?いやいや、小さな男の子になっても、面白いかも?

会場は、どんな形?どんな風に使える?どんな風に出入りできる?
歩ける?走れる?飛び跳ねられる?

うう、もう、こうやって考えている時が楽しくて楽しくて、もうたまらんのです
音楽を演奏する時の幸せは、もちろん最高の喜びですが、こうやってコンサートをどう作り上げるか、考えている時の楽しさもまた、同じくらい楽しくて。本当に、
このお仕事してて良かった―――!!
…と、叫び出して走り回りたいくらいです。

で、さっき。ピアニストさんに、その仕事の伴奏をお願いしつつ、少しコンサートのプランを話したら、

「何だか面白くなりそう!」
と、言ってくれて。こちらのテンションを上げる上げる
うまいねぇ~(笑)

子供中心の本番なので、また創作ミニオペラにチャレンジするつもり。
だから、また台本も書くんだ~
どんな話にしよっかな~?

…もっとも、直前になったら悲鳴を上げてるんでしょうけどね…前回、ミニオペラの台本書いた時、そうだったし…orz

前回→ ここをクリック。

うううう
…楽しい…(笑)

でも、何よりお客さんの事を考えなくては。今回の相手は誰よりも恐ろしい、最強のお客様。
そう、子供。
とにかく楽しんでほしいな。
がんばろう。全部ふりしぼって、何もかもやってみせるよ、がんばるよ。

ちょっと今週はバタバタ。
でもお仕事の幸せをかみしめて頑張ります。




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ト音記号 目の前のこと

先日、オペラで共演した方とお会いしました。もう何年ぶり?
色々おしゃべりしたんですけど。外から見ると、一見ポジティブに見えることも、本人の中では色々なんですね。
「がんばれ」という言葉も簡単にはかけられないな、と思いました。でも、苦しい中頑張ってやることに、きっと無駄な経験は何一つないはず。
Oさん、色々うまくいきますように。応援してます、心から。

それにしても、本当に、我々歌い手…というか、芸事ってよくわからないです。
正解のない世界なのは知っていますが。結局、答は自分の中にしかないんでしょうか。童話の「青い鳥」のような。それに気づけるか気づけないか。
…違うかな?

まあ、わからないのなら、せめて目の前にあることを、きちんとやらなきゃな、です。
うまくいくかわかんないし、できるかどうか、自信だってないんですけど。
自信ないから、目の前のことだけでも一つずつやらなきゃなあ。
ていうか、それだけでいつも、いっぱいいっぱいですけどね。

そんなわけで
急にちょっと勉強会があるので準備しなきゃなのですが。
歌おうと思ったアリアの、楽譜がないいいいい  泣

前回の日記でも書いたけど、う~、一番よく使うアリア集の楽譜を二冊、ミュンヘンに置いてきてしまった…あー何という絶賛不覚中。
とりあえず勉強会には、コピーが手元にあるから、それ持って行けばいいけれど。
日本でレッスンもいくつかあるしなー、やっぱり買い直そうかな~…

いま一番やらなきゃいけない、目の前のこと。
楽譜を買うこと…orz (既に手遅れ気味…)




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ト音記号 練習とぷちぐるみ

久しぶりにのんびりと練習三昧の今日この頃。
でも練習してると、自分の体の変化に気づいて、怖くもあり、また楽しくもあり。
20歳から、5年ごとに変化がくるのが私たち歌い手だそうです。(師匠夫婦・談)
身体と相談しながら練習練習。なんかスポーツ選手みたいですねえ…

でも、普段練習用に使ってる楽譜をかなりミュンヘンに置いてきているので、ものすごく練習しにくい…
この間のコンサートで使う楽譜しか日本に持ってこなかったからな…
ミュンヘンに置いてあるのと同じ楽譜を、思い切って買ってしまおうか悩んでいるところです。
いえね、さすがに10年以上も歌い手やってますとね(と言っても、その内の7年は学生でしたが…)もうボロボロになってるやつもあるんです。
明日出かけるので、せっかくだからついでに楽譜を買ってこようかと、思案橋。

…でもきっと買うのはモーツァルトなんだぜ。(独り言)
他にも足りない楽譜は鬼のようにあるというのに…


ところで、全然関係ない話。
前の日記で書きましたが。親戚のY子おばちゃまから頂いた、うちの飼い猫の(笑)フェルト人形のストラップ。これ~
後ろ姿バージョン。中川家では争奪戦が起きております

これですね、わざわざ特別制作して頂いたんですよ~
うちの飼い猫の写真を資料にして、作って下さったそうです!そのフェルト作家さんのリンクを貼っても良いと言って頂いたので、こちらです↓

☆ぷちぐるみ工房☆ (← クリックしてね。)
ペットがいる、親しい方のプレゼントにいかがでしょうか~♪
確実に!盛り上がります(笑)





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ト音記号 明日は本番

時間がたつのが早すぎる…
気付いたら本番前日ですよ

おおおお、準備にバタついてましたあああ、更新なくてすみません…

今日は、ピアニストの田中さんと最後の練習をしてきました~。

色々書きたい事はあります・・・
が!

明日は本番です
早く寝なくてはなりません。ブログを書いている時ではありません…だって私は歌手だもの。いっぱい寝て、良い歌、歌わなくちゃ。ブログよりもそれが大事よね。うん。(←言い訳…)


では、明日に備えて、寝ます
おやすみなさーい

次の日記は、コンサート一回目終了のご報告ですね~。




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ト音記号 帰りましたー。

大変ご無沙汰してました…
帰国直後からバタバタしてまして・・・て、毎回これだわ。
そもそも帰国直前も、土曜のはずのフライトを日曜と勘違いしたりしてね。あー荷造り大変だったあ…

少し体調も崩したりしてしまい、でも持ち直しはじめ。
よーやっとひと心地・・・と言いたいところですが。

きゃー
来週が本番てマジですかぁ~…

そんな訳で、明日からピアニストさんと伴奏合わせ大会に突入いたします。お互いスケジュールが合わなかったりで、この時期になりました。
そんだけバタついてるのに、今週、オーディションとかもとりあえず入れてみちゃったりして、何考えてんでしょう私って人は本当に…

いつもこうして自分の首を絞めている…orz

…あの曲とか、あの曲とか、あの曲とか、歌えんのかしら、あたし…(遠い目)

ていうか、今回のコンサートって、よく考えたら1人で歌うわけだから、いわばリサイタル?
いえ小さな会場ですから、そんな大層なものではないですが…でも、リサイタルの身体の消耗は広い会場だろうが小さな会場だろうが変わらないのよね…

あははははは!
何てスリリングなの!!

…本番のたび、毎回こんな事言ってる気がしますが(笑)

でも大丈夫!いつも何とかなってきたし!
身体の消耗だって大丈夫!一昨年のモーツァルトのリサイタルより大変な本番なんてない!うん!(自分に言い聞かせてる)

いえ、ここまで来たら、楽しみながら練習をこえて、本番を迎えたいと思います。
楽しむしか、ないっ

実際、歌う曲は好きな曲ばかりなんですよねー。クラシック以外も、子供時代に合唱団で歌っていた曲が多くて。
だから実際、今回は練習してても特に楽しいんですけど。

そんなドキドキなコンサート、「ぷち・ぷち・コンサート」近づいてまいりました。
まず一回目は今週の日曜、25日の日曜日。午後二時開演です!
本番までじわじわとご報告するように致します~。




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