コンサートのご案内&ご報告

ト音記号 ルチア、終了しました~その1


Le voci公演 『ランメルモールのルチア』、無事に終了しましたー!
ご来場下さったお客さま、ありがとうございました!!
さすがに全精力を使い果たすほどやり尽くしたので、翌日はずっと死んでおりました(笑)

まさに本番の舞台裏での写真付きで、ご報告させて頂きまーす


まず、一幕目のルチアの衣装から…

これは結婚式の時まで着ていた、ルチアのおうちドレス。
このドレス、とっても素敵でお気に入りでしたー!


こちらは結婚式の場面に登場する時の花嫁衣装。
衣装の森さんにつきっきりで手伝って頂き、素敵にして頂きました(´∀`)


後ろにいらっしゃる森さん(笑)、本当にお世話になりました~!!

さて、実はこの花嫁衣装の場面は、休憩なしのまま、一枚目の写真のアンティークドレスから花嫁衣装に早着替えで突っ込んでいくので、時間との戦い!!

でも結婚式の花嫁だからできる限り綺麗にはしたい!
そこで高速ヘアメイクの濱野さんの腕が鳴る!!
めちゃくちゃ時間なかったはずなのに、あっちゅー間にロングヘアから髪をアップにし、すてきな髪飾りもつけて下さいました・・・
しかも、ルチアはこの頭で、散々転んだり崩れ落ちたりして頭を振りまわすのですが、髪型が全く崩れる気配すらなし!
しかもとっても綺麗なの・・・プロってすごい・・・


結婚式の髪型
あーっ、後ろのペットボトルやゼリー飲料のクズ等のガラクタはお気になさらず…

で。
もちろん、共演したキャスト仲間とも写真を撮りましたー。でも私、かなり出ずっぱりだったので一緒に撮れなかった方もいて・・・
マエストロ安藤さんと、ライモンド吉川さんとは撮れなかった~(T_T)
全体写真で我慢・・・

さて、気を取り直して。
それぞれの役に対するルチアの私の思いも。


エンリーコ役の岡元敦司さんと。
これは、狂乱の場のすぐ後に撮った写真なので、顔から首から手まで血まみれですー
カーテンコールの時には、メイクさんが顔をきれいに拭いて下さいました。
岡元さんとは、三月に『利口な女狐の物語』でもご一緒したので、森番と女狐に見えるかもしれませんが、違います(笑)

いわば悪役としてとらえられがちなルチアの兄エンリーコですが、決して単純な悪役ではなく。領主としての責任、兄としての愛情も持った、何とも人間らしい役だと思っています。
エンリーコはとても怖いし、威厳のある役なため、ルチアは追い詰められていくのですが。
ルチアが狂ってしまったあとは領主としてではなく、普通の兄としての愛情と、妹を狂わせてしまったという罪悪感だけの存在となるのがあまりに悲しい。

狂乱の場面の時に「ルチア、ルチア・・・!」と言いながら、狂ってしまった妹の私を抱きしめる岡元さんの演技に、何度泣きそうになったことか。
ルチアがもし正気だったら、その言葉だけで全てを許せてしまうくらいの兄の愛情を感じました。



ルチアの恋人エドガルド!松尾順二さんですー。

思うんだけど、ルチアとエドガルド、愛情は比べられるものではないとはいえ。
エドガルドはルチアが思ってる以上に、下手したらルチアが彼を愛する以上に、彼女の事を愛していたと思う。
色々やってくうちにそう思えてならない。
ルチアの一族にあれほどの復讐心や怒りがあっても、それでもルチアを愛する事を選んだ彼の愛情というのはすごいものがあると思う。
何だかんだルチアは女だから、本当の意味での血の抗争をわかっていたわけではないのだから。

ただ、その代わりルチアは知らない強みというか・・・暴力ではない方法で、エンリーコの一族とエドガルドの一族の対立している負の連鎖を、愛情という形で終わらせられる人だったんだなあ、と。
お稽古中から演出の奥村啓吾さんからそう言われていたのですが、終演してから改めて痛感!

そう、最初のエドガルドとの重唱のところ、奥村さんから言われたんですが。
エドガルドが怒りのあまり思わず一瞬暴力的になった瞬間も、ルチアはショックを受けつつもそれを受け入れてあげて、と言われて。
上手く言えないのですが、その時ルチアという人の愛情が何だかわかった気がしました。

その後、エドガルドに向かってルチアが一人で歌いかける部分は、強く言うのではなく、深い哀しみを持ちながら、ただただ、切々と語りかける・・・これがルチアの愛情なのかなーって。
そんな事を感じながら、エドガルドと重唱してました。

・・・ところで今気付いたんだけど。
このエドガルドとの写真、ずっと後ろの方でエンリーコ役のカバーキャストの伊東くんがVサインしてくれてやがるわ・・・
彼はお稽古を録画してる私のビデオカメラにも、よく突然ポージングして映りこんで登場してきてたんだけどね・・・
最後までやりよったな (笑)



こちらは政略結婚の相手、アルトゥーロ。岡嶋晃彦さん
アルトゥーロはルチアにとっては嫌われ役というかー、殺される役なんですけれども。
楽屋裏では普通に仲良くしておりました。当たり前だ、殺しはしない(笑)

でもせっかくなので、殺してる場面を再現しよう~(゜∀゜)ノ
てなことで、やってみました。短剣で刺してるところ。
この殺人再現場面、私のFacebookでは連作ものになっております。良かったら見てねー(笑)



こちらはエンリーコの腹心、親衛隊長のノルマンノ。
新後閑大介さん。

彼は唯一ルチアと会話も交わさない役でしてね。なかなかからむ事はなかったなぁ~。
でも男声合唱に大人気でございました(笑)兄貴分!



侍女のアリーサ。石橋佳子さん。
アリーサは唯一、最後までルチアの味方だった人。
彼女はいざとなったら、エンリーコを裏切っても味方でいてくれた人なんじゃないかなあ。ライモンドにも追いつめられた後、ルチアにとっては彼女の存在がどれだけ救いになったか・・・


そして、家庭教師のライモンド役、吉川賢太郎さんとの写真がなくて本当に残念。

ライモンドとの場面は通常だとよくカットされるのですが、今回は楽譜通り上演しました。その結果、ここはできるだけカットしない方がいいな、と心の底から痛感しました。

なぜなら…
ライモンドはいつも優しく、時には厳しく、ルチアにとっては父親のような存在。(ライモンド自身も、「私の娘」、とルチアに言っている)
そんな存在だったはずの人なのに、家のために犠牲になってくれ、その身をささげてくれ・・・とルチアに言う事の圧力。
ルチアにとっての不幸を『なんという喜び』と言われてしまう衝撃。
間違いなく、彼女が狂ってしまう大きな要因になる人です。ルチアはエンリーコの圧力によってだけ狂乱に進んだのではない。

ライモンドという本来自分の味方であった人が、自分を追い詰めていく恐怖が彼女を狂乱に進めました。
だからルチアは何を信じていいのかわからない。
それ故に彼女はライモンドに、「私をどうか導いて」と言ったのだと思います。

本当にこのライモンドという役は、ルチアにとってものすごく大事な存在でした。また、ライモンド役の吉川さんがすごく声に存在感がある方なので、説得力があって。
彼がいる事によって、私はとても狂いやすかったです。ライモンドのあのアリアがあって本当に良かった。ありがとうございました!

長くなったので、次回に続きまーす。



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ト音記号 Viva Verdi2、終了しました~。

東京室内歌劇場コンサート「Viva Verdi2」昨日、終了しましたー。

『ファルスタッフ』はなかなか大変でした。こんなにがっつり勉強したのも久しぶりです
でもその甲斐あって、短期間でかなりまとめられたんじゃないかなあ。
ファルスタッフはヴェルディの中でもかなり特別な作品、と言われているのですが、理由がよくわかりました・・・でも面白い。練習は大変なのに、うーんハマりそう。

ナンネッタ役の私が歌った「手紙の場」
手紙の場のメンバーの連帯感、ハンパないです 笑

左から、ナンネッタ私、アリーチェ吉村香織さん、
メグ久利生悦子さん、クイックリー夫人田代香澄さん



ファルスタッフ役の小島聖史先生も一緒にー。
大フーガ、まさか暗譜でいけちゃうとは・・・!です。大フーガキャストの皆さま、お疲れさまでした~!


フェントン役の行天祥晃先生と。

来年1月のオペラでもお世話になるので、ご挨拶できて良かった~
手紙の場での、バカップル(←死語・・・?)の、めっちゃラブな重唱で、色々とお世話になりました!!

私はファルスタッフのほかに、『リゴレット』からジルダのアリア、Caro nomeを歌わせて頂きました。あー緊張した~
実は今だから言えますが。
Caro nomeは学生時代にはよく歌っていたので、慣れているつもりでいたら。ピアノの久保晃子先生と稽古中に突然、ワープしてしまったという・・・
いや、似たような繰り返しが多いもので、つい・・・
本番、ワープしなくって良かった~(´∀`;)

ファルスタッフの重唱も、本当に大変な曲だったんですが。
何かあの緊張感に満ちた掛け合いがだんだんアドレナリン出てきて・・・またやりたいなあ(笑)
そんな事を言っていた手紙四人組でした

ヴェルディは自分から歌う事があまり多くない作曲家なので、ヴェルディのみのガラコンサートというこんな場をいただけて、本当にありがたかったです。
でなければ、『ファルスタッフ』なんてなかなかやれないし、自分一人ではアンサンブルは決してできないので。
制作の前澤悦子先生、久保晃子先生、本当にありがとうございました!!
先生方と写真撮れなかった・・・無念・・・orz


さて、ヴェルディからドニゼッティ(「ランメルモールのルチア」)に戻ります。
今日明日もルチア稽古ー。でもいわゆる娘役のナンネッタほどは動き回らなくていいのが、ルチアのような姫キャラのいいところ(笑)
動くのが楽しかったので、ナンネッタで調子に乗って飛び跳ねてたら、今日はちょっと筋肉痛・・・(´Д`;)

では栄養ドリンク飲んで、ルチアのお稽古いってきまーす(・ω・)ノ

あ、そんな「ルチア」の情報はこちら(´∀`) 気になった方は是非!是非是非!!

~~~~~~~~~~
ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」~ルチア役
9月20日(土)17時
(かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール)
~~~~~~~~~~
【チケットのお申込み・お問合せ 】
アンダンテ企画まで。
電話 080-2553-5670  (平日10時~17時)
メール ticket@nakagawa-miwa.com 
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ト音記号 リサイタルのご報告

さてさて、遅くなりましたが、7月末のリサイタルのご報告。

後援会向けに開催したリサイタル、『ぷちぷち・コンサート』。
7月26日(土)、30日(水)の二回公演。どちらも午後二時からの開演だったのですが、何故か平日の方がお客様が多かったですねー。
平日の方が少ないかと思ってたのですが。ふしぎ!

さて、リサイタルのプログラムはこちら。

モーツァルト ≪フィガロの結婚≫より
ケルビーノのアリア
「自分で自分がわからない」
「恋とはどんなものかしら」

モーツァルト≪魔笛≫
「ああ、私にはわかる」

モーツァルト≪フィガロの結婚≫より
スザンナのアリア~ウィーン再演版
「あなたを愛するこの胸に」

ドニゼッティ≪ランメルモールのルチア≫より
「あたりは沈黙に閉ざされて」

第二部

~子供の暮らし~

モーツァルト 「子供の遊び」
マーラー 「夏の歌い手の交替」
「浮世の暮らし」

フンパーディンク ≪ヘンゼルとグレーテル≫より
「私は小さな砂の精」
「夕べの祈り」

R・シュトラウス ≪ナクソス島のアリアドネ≫より
「偉大なる王女さま」

☆アンコール☆
J・シュトラウス≪こうもり≫より
「田舎娘を演じる時は」

でした!

私はいつもリサイタルでは何かに挑戦する事にしています。
今回、私の挑戦は休憩後の二部で、~子供の暮らし~と名付けたひとくくり。
モーツァルトの歌曲から、ヘングレの夕べの祈りまでの五曲の事をこう名づけました。

ドイツの暮らしの中で味わった、さわやかな気候とそこで楽しそうに遊んでいる子供達の姿。
けれど、そんな明るい情景とは裏腹でどうしてもつながらない、グリム童話などに登場するような子供たちの独特の残酷さ。この二つを、歌を通して対比してみたかったんです。

モーツァルトの「子供の遊び」では、無邪気さ、純粋さ。マーラーの「夏の歌い手の交替」では、無邪気さからくる残酷さ。
「浮世の暮らし」は、そんな子供に対する、大人の残酷さ。
けれど、≪ヘンゼルとグレーテル≫の二曲は、いかなる子供に対しても、必ず救いがあるという事。

そんなものを表現してみたつもりですが、いかがでしたでしょうか。

その他の曲は、皆さまおなじみの曲が多かったかな。
でも、フィガロの結婚のウィーン版は、以前歌った頃に比べて発声のポジションが変わってきたせいか、歌い方も変わってきたなあ。
そしてケルビーノの2曲は、去年オペラで役として演じてから新しくレパートリーになった曲なので、これは新鮮。
実は、いらして下さったお客さまにはお話ししましたが、近いうちにまたこの役を演じる事が出来そうです。
お話しできる時になったら、ここでお知らせしますねー。

さてさて。
次は演奏中の写真。今回使わせて頂いたサロン、『サロン・フェリーチェ』さんのブログから写真をお借りしてきました!
このサロンは、ものすごーく、素敵なサロンだったので、また使いたいなー。
オーナーさんも大変良くして下さり、本当におすすめです


これは、ドイツものばかり集めた二部のドレス。


ピアノの伊藤友香ちゃんは、ドイツ系のしんどい曲を、ものすっごい集中力で弾いてくれました!!
特に、マーラーの「夏の歌い手の交替」は、その瞬間瞬間を音楽で呼吸出来て楽しかった
そして、「浮世の暮らし」の前奏には、惚れ惚れ
あれで完全にこの歌の世界を作ってくれました。
この辺の曲は、私には特にこだわりがあったので、私の作りたかった世界観を感じてくれて、且つ、想像もしていなかったような音を「どうですか?」と、稽古中に放り投げてくれた友香ちゃん。
本当に嬉しかった!
一緒に音楽を作り上げていく事が出来て、本当に楽しかった。ありがとうー!!

これは一部のドレス。


これは表情と動きからすると、一部最後のルチアのアリアかなー。来月、「ランメルモールのルチア」のルチア役全幕をやるので、この曲を入れました。
一曲だけイタリアものを入れるのはチャレンジでしたが、問題なく歌えてよかったです

今回は、演奏だけではなく、抽選会なども行ったり、このマニアックなプログラミングの中でも、自分のこだわりをお客さまにおしゃべりする事が出来て、私もすごーく楽しませて頂きました
いらして下さったお客さま、猛暑の中、本当にありがとうございました!
いつもいつも、コンサートに駆けつけて私を応援して下さる皆さまに少しでもご恩返しするために、もっともっと精進して良い歌を聴いて頂けるよう、これからも努力いたします。
ご尽力いただいた後援会会長の春日寛会長、そして後援会員の皆さま、心からお礼を申し上げます。

次のコンサートは、8月29日のヴェルディのガラコンサートです。
詳細は、こちらをクリック。
こちらは、後援会会員さまには割引がありまーす。


おまけ。
「どんなポージングで写真撮る?」




「はい、チーズ」


それでは皆さま、またお会いしましょ~う(´∀`)ノ


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ト音記号 アルテリーベコンサートのご報告

アルテリーベ『パーティーコンサート』のご報告~。

時間がないので、写真中心にさっくりと。

私はコンサート前半に、モーツァルトのコジファントゥッテからフィオルディリージとフェランドの重唱。
それから『劇場支配人』よりジルバークラングのアリアを歌いました。

コンサート前半のドレス。


このドレス、気に入ってるんですがなかなか着る機会がなくてね~。
今回着られてうれしかったなー。

こないだのミカエラの時も思いましたが、フィオはやはり少し私には重いですね。
で、面白い事に重い役を歌う時はどうなるかというと、声を軽く、すごく軽く使う。あれはなぜかしら~。

その後、休憩をはさんで後半はオペレッタ特有のカジュアルな雰囲気に。
私は『こうもり』からアデーレのアリア「田舎娘を演じる時は」を歌わせて頂きました。

やはりと言うか、何故かというか、えらい爆笑が起きてましたが・・・この曲、ウケるのはうれしいんですけど、何で笑いが起きてるのか、私、よくわかんないんですよね・・・
しかも、原語のドイツ語で歌っているのに。
わからないまま歌うのは、実はかなりドキドキな感じです・・・(´・ω・`)←こんな気持ち
ま、ウケたからいいや(笑)

そうそう、休憩のときには出演者が出品してお客様に落札して頂く・・・というオークションもありまして。収益金は震災の被災地に回されるそうです。
私はプティボンのサインを出品させて頂いたのですが(佐藤さん、いろいろお騒がせしました)

これは何と、私の後援会会長の春日寛先生が落札してくださいました

うれしー!ありがとうございます~

皆で踊ったしー



最後は『こうもり』から「乾杯の歌」です。


終演後に皆で一枚

左からバリトン李昇哲さん、ピアノ柵山理恵さん、ソプラノ佐藤智恵さん、私、MC遠山美樹さん、バイオリン田口薫さん、テノール斎木智弥さん
です。

『パーティーコンサート』という名前の通り、楽しい雰囲気のコンサートでした。終盤になってきたら出演者も結構テンション上がってて、かなりハイになってた気がします(笑)
踊りも、いやー楽しかったなぁ~。病みつきになりそう(笑)

いらして下さったお客様、出演者の皆様、そしてお声かけくださった佐藤智恵さん、本当にありがとうございました!

さて、次の本番は後援会主催の『ぷちぷちコンサート』です。名前はかわいいけど、がっつりとリサイタルです。
ああ、何とかリサイタル前に、ブログのコンサートご報告が追いついたわ(笑)
このアルテリーベのコンサートはもう十日前なのか・・・もう、というか、まだ、というべきか・・・

ちなみに私のリアルタイムの現状はと言いますと、リサイタルのピアニストさんとの合わせと、9月のオペラ「ルチア」の稽古が交互に入ってる感じです。
今日はリサイタルの合わせでした。少し頑張りすぎたのか、さっきから、かーなーり、腰が痛い・・・(´Д`;)

あと八月末のヴェルディのコンサートの音取り大会を、家で一人で暗ーく、ひっそりと行っております。
私は『リゴレット』からジルダのアリア、「慕わしき人の名は」と、『ファルスタッフ』の重唱をやるのですが。
ファルスタッフがかなり手ごわい・・・
・・・いえ、大丈夫!『走水』と『利口な女狐』を並行してやれた私だもん!できる!できるわ!!
などと自分を鼓舞して音取りしてます・・・ふふふ・・・

でももう眠いから寝るよー。

明日は今日に続いてリサイタルの合わせだ!
リサイタルの最後の大詰め、がんばってきまーす!

おやすみー


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ト音記号 地域ふれあいコンサートのご報告。

つづきー!
今度は七月四日の「地域ふれあいコンサート」の話です~。
今回の「地域ふれあいコンサート」は『カルメン・ハイライト』&ガラコンサートでした。
おかげさまで、お客さまも前回よりぐっと増え、練馬文化センターも満席

衣装での写真は一枚だけ、楽屋で撮りました。

これはジプシーのフラスキータ。


ミカエラ役の時の衣装は、舞台袖で早着替えして、再びフラスキータに戻ってしまうので、楽屋では撮れなかったのです。
舞台写真をいずれ主催の西京信用金庫さまから頂ける予定なので、皆の衣装での写真はまたブログに載せますね。

さて、今回の『カルメン・ハイライト』は私が台本を書いて、基本のストーリーは台詞で進め、聴きどころを凝縮して音楽を構成し直し、45分程度の内容にまとめました。

私が演じるフラスキータは、オペラの本来の役柄と少々違ってて。役割はお客様への物語の案内役、進行役と言ったところ。
ストーリーをかいつまんでの説明や、伏線をおくために登場させました。
まあ、これは昔からの名作を映画化や舞台化するときに、よく使う手ですね。使い古された手ですが、やはりこういうやり方は便利だなあ(笑)
ただ朗読するより、雰囲気を作りやすいし、そのまま役柄にもなれるのでね。ジプシーソングではちょっと歌ったし、踊りましたよん。
あ、ミカエラ役は普通にやりました~。ミカエラはミカエラのまま。

さて、この「カルメン・ハイライト」で使用した曲は
『前奏曲』
『ジプシーソング』
『手紙の二重唱』
『セギディーリャ』
『闘牛士の歌』
『花の歌』
などなど・・・

あと、他にも「アルカラの竜騎兵」や「間奏曲(アラゴネーゼ)」など、雰囲気を出すBGMなどもカルメンの中の曲をたくさん使いました。
ピアノの友香ちゃんは、台詞部分でもBGMが入るため、ほぼ弾きっぱなし。
普通に演奏するのとは全然違う集中力が必要だったと思うのですが、がっちり見事なタイミングで合わせてくれました。
そしてそして、舞台チーフさんが、照明を手伝って下さって、本当にありがたかったです~

タイトルロールだから仕方ないとはいえ、ハイライト中は歌いっぱなしのカルメン役の北村典子さん。
死ぬギリギリまで気が抜けないのは、本当にお疲れさまでした!

北村さんがハバネラでお客さまにも歌いかけてる時、
「おぉ~色っぽいなぁいいなぁ、低い声」
と、おっしゃってるお客さまも(笑)おじさまでした(笑)うふふふのふ。
ソプラノには絶対ない、メゾならではのお色気ですねきゃー

エスカミーリョの岩田健志さんの『闘牛士の歌』は、ノリもいい曲なのでお客様の手拍子が入りだし、一番が終わって二番に行く時に、拍手でピアノがかき消されるほど。
いやー、ウケてました。岩田くん、お疲れ様でしたー!

そしてホセの三村卓也さん、
『花の歌』からフィナーレのカルメンを刺し殺すまでの緊張感、そしてカルメンを殺した後の歌唱と、その後の存在感・・・
「コテコテのオペラ」という世界観が出て、本当に嬉しかった

で、幕が降りたら、すごい拍手で。

「やった・・・!」
の一言でした。

ハイライトをまとめる難しさはありましたが、ほとんどがオペラを初めて観るであろうお客さまに、『カルメン』の世界を少しだけ垣間見せ、伝える事が出来ました。
出演者の皆さま、本当に本当に、ありがとうございました。

さて、そのまま皆はてんでに着替えて、ガラコンサートに突入。
私の、ミュージカル「踊り明かそう」から始まって、

「メリーウィドーワルツ」(中川・岩田)
「オーソレミオ」(三村)
「荒城の月」(岩田)
「ふるさと」(北村)
「チャルダッシュ≪こうもり≫より~」(中川)
「誰も寝てはならぬ~≪トゥーランドット≫より~」(三村)

でした!

いらして下さったお客さま、ありがとうございます。
そして私の我儘を聞いて下さり、当日もあれこれと手伝って下さった西京信用金庫の皆さま、本当にお世話になりました!!
練馬文化センターの皆さまも、お世話になりました!!

さてさて、今月4日のカルメンの事を書いてる記事ですが、実はつい先日、アルテリーベのコンサートも終わったので、七月の修羅場は半分終了!
えー、ただいまの私のリアルタイムのコンサートご報告情報が観たい方は母のブログをご覧ください 笑

アルテリーベコンサートを観に行った母のブログ

 ♪ ここをクリック ♪ 

・・・そして、リサイタルが十日後・・・わーお・・・修羅場はまだまだ続きます。
でもマーラーの歌曲はやはり楽しい・・・

で、このリサイタルですが。
後援会の主催で行われる小さなコンサートなのですが、まだ少しお席に余裕がありますので、一般の方でもチケットご希望の方はアンダンテ企画までご連絡ください

7月26日(土)、7月30日(水)の二回開催。どちらも、14時開演です。
会場は目黒線洗足駅徒歩五分の、サロンフェリーチェ。
詳細は→ ♪ こちらをクリック ♪ 

マーラーなどのドイツ歌曲、モーツァルトのオペラアリアなどが中心です。ヘンゼルとグレーテルからも少し。
ツェルビネッタのアリア、そして、いまお稽古の真っ最中のルチアのアリア『あたりは沈黙に閉ざされて』も歌いまーす。

【アンダンテ企画】
(電 話)080-2553-5670 (平日10時~17時)
(メール) ticket@nakagawa-miwa.com
「ご希望の公演日」「チケット枚数」「お名前」「ご住所」「電話番号」
を、お知らせ下さい。



ご連絡お待ちしておりまーす

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ト音記号 『赤ちゃんコンサート』のお知らせと、今日この頃。

旅行記の合間だけど、ちょっとお知らせ。
6月28日(土)に、『赤ちゃんコンサート』を行います。

ディズニーや楽しい童謡、そしてもちろんクラシックも演奏します!赤ちゃんにも本物の、生の音楽を!
一時間のあいだ、聴いて、観て、楽しく過ごせるコンサートをお約束します!
演奏者は、ソプラノ、ピアノ、サックスとバリエーション豊かです。
コンサートの名称通り、ゼロ歳から入場可能です♪もちろん、お兄ちゃんお姉ちゃんもいらっしゃいませー!
大人の方だけの入場も可能です~。

<午前の部> 11時~
<午後の部> 14時~

入場料
大人1000円/子供500円

※入場料は当日精算となります。欠席される場合、キャンセル料などは一切不要です。

会場/愛隣会 白寿荘ホール
◆京王井の頭線「駒場東大前」西ロ下車徒歩6分
◆東急田園都市線「池尻大橋」北ロ下車徒歩12分

※会場準備の都合上、午前か午後の都合の良い方を、
アンダンテ企画までお電話でお申し込み下さい。

「アンダンテ企画」
(電 話)080-2553-5670(平日10時~17時)

もっと詳しい情報は、♪ こちらをクリック ♪

お子様向けの、ミニオペラもやるかも?しれません。まだ考え中だけど・・・

この準備もあるから、いい加減、頭を休みモードから仕事モードに切り替えなきゃいけないんですが・・・
うおおお、何か頭がついていかない~・・・(駄目じゃん)

前回のブログにもある通り、ドイツに旅行に行ったりしてこのひと月、ゆっくりしていたのです。

読書したり(小野不由美の『十二国記』シリーズ一気読み!)漫画読んだり、
アプリの「ピーターラビットガーデン」を、無課金でどれだけこだわれるかに燃えたり、
三月にやった創作オペラのメンバーと打ち上げしたり、
大学時代の友達とランチしてしゃべってたら、気付いたら五時間。ディナーの時間に突入していたり、
八ヶ岳にあそびにいったり、『アナと雪の女王』のDVD観てたら化粧も落とさず寝ちゃったり・・・という怠惰極まりないステキ生活を送っていたら。

何か、仕事モードに戻れない(´・ω・`)

・・・いや、こんな顔文字使ってる場合じゃないんだけど。

7月頭にある『カルメン』ハイライトの台本書きが進まなくて困ってます。
うおー(゜Д゜;)

今もすでに眠い・・・
しかし、そういうわけにもいかんので、『カルメン』にはとっかかり中です。出演者の皆さまに迷惑をかけてしまう 汗
いや、私も出演するのですけれどね。
その前に、台本書きと構成をしなくてはならぬー。今週中には書き上げたい!目標!!

ギアチェンジしろ!私!!

あ、それから、7月半ばにレストランでのコンサートに出演します。
私以外に、ソプラノさんとテノールさん、バリトンさんが一人ずつ。ウィーン系のコンサートで、オペレッタが色々と、モーツァルトの予定。華やかなコンサートになると思います。もちろんレストランですので、お食事も楽しんで頂けます。

8月末にはヴェルディのガラコンサート。
私は『ファルスタッフ』の重唱(ナンネッタ役)と、『リゴレット』のジルダのアリアを歌う予定です。
こちらは後援会の会員さまにはチケット割引があるかも、です。

そして9月のオペラのチラシも出来上がりましたー。とても素敵なチラシです!

のったりと過ごしておりましたが、一気に演奏会シーズンに突入します。全部、もう準備にとりかかっております。
どれも、それぞれ方向性の違うお仕事ですので、いらして頂ければ、きっと楽しんで頂けると思います。
色々詳細、もう少ししたらお知らせしますねぇ~。

では、次の記事は旅行記の続きです。やっとザルツ、ウィーンにたどり着く予定・・・笑



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ト音記号 『お騒がせシンデレラ』、終わりました~。

創作オペラ『お騒がせシンデレラ』、無事終了しました~。
ご報告が大変遅くなってすみません。

三月中盤に連日公演のオペラ『利口な女狐の物語』もあったため、シンデレラの本番直前が結構タイトだったんだけれど、いやー、ちゃんとできたできた(笑)
ピアノの伊藤友香ちゃん、舞台スタッフのごんちゃん、そして主役のシンデレラ役の鳥屋有紀子さんに支えてもらって、無事に終演出来ました。本当に皆、ありがとうー!

写真をたくさん載せて、ご報告しようと思ったのですが・・・何故だろう、去年は取り込めたのに、写真が取りこめない・・・orz
せっかくいっぱいビデオから静止画像切り取ったのにぃ~・・・

明日から旅に出てしまうので、せめて少しでも。わずかに撮った写真だけでも載せます。
もし、帰ってからでも取り込めそうなら、頑張ってみる・・・泣

さて、気を取り直して、今回の創作オペラの内容を。
この『お騒がせシンデレラ』は、もちろんおとぎ話の『シンデレラ』を元ネタにしているコメディです。
おとぎ話をおちょくって変えていくのは、サブカル好きがよくやるネタです(笑)

毎日毎日、母親にお掃除を言いつけられていて粗末な服で下働きのような、美しい娘シンデレラ。舞踏会にも行かせてもらえません・・・という部分は同じ。
おとぎ話と違うのは、母親が継母ではなく、実の母という事と、シンデレラの性格が、とても悪い!!という事。

この創作オペラのシンデレラは顔とスタイルは抜群だけど、性格の悪さは折り紙つき。学校ではイタズラばかり、家では姉のアナスタシアをいじめてばかり。
それを怒られて、母親には罰として掃除を言いつけられてます。でも反省せずに毎日毎日、悪さをするものだから、毎日毎日、掃除ばかりさせられているというわけ。

今日も懲りもせず、姉のアナスタシアに届いたお城の舞踏会の招待状をとり上げて、自分が代わりに行こうとします。それを母親に怒られて、舞踏会には行ってはダメ!と怒られます・・・

といった具合に、一応、表面的にはシンデレラのおとぎ話のポイントにのっとって話は進みます。
他にも、かぼちゃの馬車にガラスの靴など、有名な小道具(?)も、きちんとおさえているのですが、やはり、本来の話の設定とはかーなーり、違うため。

観にいらしてたお子さんが、「知ってる『シンデレラ』と・・・違う・・・ (゜Д゜)ポカーン」
みたいな感じだったのが忘れられません(笑)

小さなお子さんは、知ってる話と違い過ぎると嫌がるかな・・・?と心配したんですが、食い入るように目をくりくりさせて観てくれてて、うれしかったなぁ~
終わった後も、シンデレラ役の鳥屋さんに熱い視線を送ってました(笑)
そう、題名に『シンデレラ』という単語が入っていたせいか、女の子のお客さまが何人かいらしてたんです。
おかげで小さなお子さんならではの突っ込みがところどころに入り、アドリブの応酬もできて楽しかったわ~

さて、そんなわけで。
そんな性格のシンデレラがあのおとぎ話とどうリンクしてるかは、本番、観にいらして下さった方だけの秘密です
でももう少し知りたい方は、詳しいあらすじは ♪ こちらをクリック ♪ 

性格は悪いままで、反省しないままの性格のシンデレラだけど・・・それでも最後はもちろんハッピーエンド。
なので、ウェディングドレスを着てもらいました

終演後に撮った一枚。シンデレラ、美し~
このウェディングドレスの場面にも、最後の笑いを放り込んでおきましたが、ばっちり狙い通りに決まって、よかったよかった
ここは伏線をずっと引いていた笑いだったので、気付いていた方もいらしたようで(笑)
ふっふっふ。

舞踏会に行く前・・・お掃除ばかりしている時のシンデレラの衣裳はこれ。
サングラスとマスクは、実際に使われた小道具です(笑)


今回、主役を演じたソプラノのとやさん、ピアノの友香ちゃん、舞台補佐のごんちゃん、皆が本当に一つになって考えてくれ、より良いものを作ろうとしてくれて。そのひたむきさに、ただただ、頭が下がる思いでした。
そして、稽古ピアニストを引き受けてくれたNちゃんも、ありがとー!!
また是非是非、よろしくお願いします~!!
人の協力なしには何もなしえない、と思ったのが今回でした。皆に教えてもらって、本当に勉強になりました。

そして、今回、終わってから職員さん方から教えて頂いたのですが。
実は前回の創作オペラが思っていたよりも評判が良かったみたいで・・・前回観にいらして下さった方が、この間のが面白かったから~、と、また足を運んで下さったみたいです。
これまた、すごくうれしい~!去年、頑張って良かった・・・(T_T)

あ、去年の創作オペラはこれです。 ♪ こちらをクリック ♪
実はこの前作、何気に人気あるみたいなんですよね・・・どっかで再演出来ないかな・・・(野望)

さて。
みんな色々な事があると思いますが、愛隣会の、このコンサートの時だけは、楽しんでほしい。その瞬間だけは笑ってほしい。
全編コメディの台本は、そんな気持ちで作りました。

でも。
コメディがすごく難しいというのも、知りました・・・
いやもう、コメディ、大変だったー!!ソプラノの鳥屋有紀子さん、歌はもちろんだけど、彼女の演技力に、どれだけ助けられたか!!よくまあ、あれだけの台詞を覚えて演じた挙句に、歌うなぁ・・・
本当は性格が悪くて、イヤな奴!・・・なはずの、シンデレラなのに、何故か鳥屋さんが演じると、どこかチャーミングで、すごくかわいい。

だから、シンデレラを怒ってばかりの母親役の私の方が、
子どものお客さまから
「怖い~!」と泣かれたり、
「シンデレラ、かわいそう~!」 と、言われる羽目に・・・(笑)

そう、実は私は今回、シンデレラの母親役だったんです。そして、王子さま役もやりました(笑)早着替え、大変だったよ~。

母親役の衣裳はこんなです。
スラリと背の高い鳥屋さん演じるシンデレラの母親には見えないかも知れませんが、コメディなので、そこも笑いにして大目に見てもらいました~。

ああ、王子の時の写真がないのが、残念・・・やっぱりビデオから写真、取り込めないかなぁ~
それにしても、王子の時は、去年一年男役(オスカル、ケルビーノ)をやった事が、すごく役に立ったみたいです。
歩き方とかが結構スムーズにできた気がします。どちらかというと、王子の方が楽しかったかな~(´∀`)

王子の時は、『こうもり』のチャルダッシュも歌えて、お客様の反応が良くて楽しかったー!!あの曲、イケイケで大好き

そんなわけで、今回の『お騒がせシンデレラ』 曲目一覧です。

「お騒がせシンデレラ」 演奏曲目
《 序曲 》
(オッフェンバック【天国と地獄】より 序曲)

◆『お話し しましょう、おとぎ話を』
(J・シュトラウス【こうもり】より “Täubchen, das entflattert ist”)

☆ 『お城から、お姉さまに手紙が来たわ! 』
(J・シュトラウス【こうもり】より “Was schreibt meine Schwester Ida? ”)

◆『娘よ娘、よくお聞き』
(レハール【メリー・ウィドウ】より“Vilja Lied”)

☆◆『舞踏会に行かせて、お願い ! 』
(J・シュトラウス【こうもり】より 重唱“Ach ich darf nicht hin zu ihr”)

☆◆『出かけなさい、舞踏会に』
(J・シュトラウス【こうもり】より 重唱 “Komm mit mir”)

☆◆『もしも私が、お城に行ったら』
(J・シュトラウス【こうもり】より 重唱 “So muss allein ich bleiben”)


《 夜会は招く 》(ピアノ独奏)
(J・シュトラウス【こうもり】より 第2幕導入曲)

★ 『我がゴールドランドでは』
(J・シュトラウス【こうもり】より  “Ich lade gern mir Gaest ein”)

☆『ねぇ坊や、あなたに教えてあげるわ』
(J・シュトラウス【こうもり】より  “Mein Herr Marquis”)

★ 『チャルダッシュ』
(J・シュトラウス【こうもり】より  “Klaenge der Heimat”)

☆★『おかしな女性だ、何だか気になる』
(J・シュトラウス【こうもり】より 重唱“Dieser Anstand,so manierlich”)


《 間奏曲 》(ピアノ独奏)
(J・シュトラウス【こうもり】より 第三幕の間奏曲)

『メロドラマ』
(J・シュトラウス【こうもり】より  “Melodram”)

☆★『素敵なお城に、さあおいでよ』
(J・シュトラウス【こうもり】より 重唱“Mein Schoenes, grosses Vogelhaus”)

◆『昔々の、お話よ』
(レハール【メリー・ウィドウ】より“Vilja Lied”)

『銀のばら献呈の場』 (ピアノ独奏)
(R・シュトラウス【ばらの騎士】より)

☆『カンカン』
(オッフェンバック【天国と地獄】より “cancan”)


☆/シンデレラ  鳥屋有紀子
◆/母  ★/王子  中川美和(二役)

でした!
いらして下さったお客さま、本当にありがとうございました。
そして、お稽古からずーっとお世話になりっ放しだった白寿荘の皆さま、愛隣会の皆さま。本当にお世話になりました。
いつもいつも、ありがとうございます!!

そしてここからは私の完全なひとりごとですが。
去年の八月からオペラが続き、ずっと走り続けて、合間をぬって昨秋には手術したりもしながら、ここまでやっと走り抜けました。
オペラは体力、集中力、かなり大変なのですが、それでも私はやはりオペラが好きです。けれど、決して楽ではありません。

特に、今年に入ってから続いた3本のオペラ・・・『走水』、『利口な女狐の物語』、『お騒がせシンデレラ』は、今までの人生の中でも、特にプレッシャーのかかる本番でした。
(『走水』は、一見そうは見えないかも知れませんが、あれは確かに15分間のオペラ作品なのです。)

でも、そのどれにも決して手を抜かず、自分を偽らずに、真っ向から向かい合って、無事に終わらせる事が出来たのは、私にとって本当にうれしい事でした。
けれどそれには、ピアニスト始め、共演者の皆さまの支えなしにはできませんでした。本当に皆、ありがとうございました。
今回も、主役のとやさん、そしてピアノの友香ちゃんはもちろん、舞台袖でフル回転のごんちゃん。どれだけ皆に助けられたか・・・
このメンバーで、この作品を作り上げる事ができたのが、本当にうれしくて、幸せです。

この創作オペラ『お騒がせシンデレラ』も無事に終演!!
お疲れさまでしたー!

ごんちゃん、とやさん、私、友香ちゃん今回は女子会オペラでしたなぁ(笑)

明日から、ドイツにちょいと遊びに行ってきます。2週間後くらいには帰りまーす!
では、ちゅーす!!



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ト音記号 愛隣会コンサート、終了しました!

愛隣会コンサート、無事に終了しました~!

で、その翌日から旅行にいってました。なので、ブログ更新がはげしく空いてしまいました・・・ごめんなさい。
旅についての詳細は、母のブログをご覧くださいませ・・・ 母のブログ

愛隣会コンサート、今回は創作オペラだったので、詳しくご報告しようと思って書いていたのですが。
写真を色々とり込んだり、と・・・ちょっと時間がかかりそうだったので、とりあえずこれにてごめん!
詳細はまた次の記事で、写真たっぷりでお送りします!

楽屋にて、開演五分前の一枚。
気合い一発!・・・の、笑顔(´∀`)

ピアノの伊藤友香ちゃん、私、鳥屋有紀子さん。


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ト音記号 メギツネ写真(後篇)

「利口な女狐の物語」の写真・後篇です。今日でおしまい。


舞台全体を上から見るとこんな。客席の通路も使っています。

小劇場の舞台は、お客様との距離が近くて一体感がありますが、出演者にとっては小劇場ならではの難しさもありました。


雄狐/上田桂子さん
わたしの愛しいお方とは、しっぽも、足の飾り(靴についている毛皮!)もお揃いなの~



雄狐と出会った女狐が、愛を告白される場面。
(初日はここで左耳、ちょっと垂れてきてます・・・でも落ちることなく、事なきを得ました)



(前列左から) 女狐の私、めんどりホホルカ/中島愛恵さん、
パースコヴァ・きつつき/海野美栄さん
(後列左から) おんどり・かけす/大津佐知子さん、鹿・パーセク/中村祐哉さん、
森番の妻・ふくろう/三津山和代さん、雄狐/上田桂子さん、犬ラパーク/延命紀子さん

ラパークの右肩の後ろで、私服でピースサインしている、Bキャストの穴熊/中村隆太さん も見逃せない・・・笑


ビストロウシュカ(私)の子供時代/なるちゃん
大人になった女狐ビストロウシュカと子供時代のビストロウシュカが夢の中で出会う・・・という間奏曲の場面がありました。幻想的で、すごーく素敵な演出だったのだ・・・
でも・・・成長期のなるちゃんは、稽古が始まってからだんだん背が伸びていき・・・(とっても気にしていたのでよく見ていたの 笑)
やっぱりというか、何と言うか、本番では完全に身長が抜かれておりました。おぅ・・・orz 

夢の中で、なるちゃんと真向かいになって、じーっと目を合わせる場面は、ヤナーチェクのあの不思議な音楽と同じ、表現できない不思議な気持ちがわいてくる所でした。
なるちゃんの大きな黒い瞳の奥に、ヤナーチェクの音楽が見えていたような気がします。


可愛い子役ちゃん達。
子供時代のビストロウシュカ/なるちゃん、みずきちゃん。
コオロギ/はるかちゃん、にあちゃん。
バッタ/れいなちゃん、りんちゃん。
かえる/ややちゃん、ななみちゃん。
子ギツネ/ひいなちゃん、れいちゃん、せなちゃん。
(最近の女の子の名前、可愛すぎー)
回を重ねるごとに、どんどん変わっていく子供たちには、驚嘆のひと言しかありません。
私も小1からずっと児童合唱団にいたので、小さい頃の自分と重ね合わせて懐かしく見ていました。
お稽古からずーっと、一生懸命頑張ってくれていたみんな、ほんとにありがとう!

ちなみに。
私の演じたビストロウシュカは、最後、密猟者ハラシュタ/岸本大さんに撃たれて死んでしまうのですが。
私が撃たれて舞台袖に引っ込むと、そこには出番を待っている子狐ちゃんたちがたくさんいるんですね。
撃たれた演技のあと、子狐達を見ると、もう、泣けて泣けて・・・
だって、このかわいい子供達を置いて死ななきゃいけない、母親としてのビストロウシュカの気持ちを思うと・・・もうね、涙がね・・・

「やーい、泣いてやんの―!」
とか何とか、舞台袖で密猟者が言ってた気がしますがね・・・撃ったのアンタでしょっ!(笑)

さて、気を取り直して

演出/飯塚励生先生
レオ先生は、ほんとに自由に演じさせて下さいました。好きなように飛んだり跳ねたりできて。もう楽しくって楽しくって
大好きなビストロウシュカ、こんなに楽しく演じられるなんて、夢のようでした!おまけに、ドキリとするような演出の仕掛けが、いくつもいくつもあって。
自分の出ていない場面も、とにかく目が離せない。レオ先生の演出で動けて、幸せでした。

そして、厳しくもやさしかった佐藤正浩マエストロ。
あっ、肝心のマエストロと、ツーショット写真撮り損ねたー
前々回のブログに「遅れてきたマエストロ」として登場されていますので、どうぞご覧ください。
マエストロは公演中の四日間、最後の最後までアドバイスを下さって、それがどれだけ心強かったか。ありがとうございます!

制作の、大島洋子先生
洋子先生、ほんとにお世話になりました~

終演後のバタバタで、出演者の方たち全員と、一緒の写真を撮る事ができなかったのが残念ですー前々回のブログに、全員の集合写真を載せてありますので、どうぞご覧ください。

今回、大好きなこのオペラに、女狐役で出演させていただく事が出来て本当に幸せでした。
主役の女狐役という事で、プレッシャーもありましたが、それより大好きなこの役を歌い演じられる喜びがずっと大きくて・・・
大勢のキャスト、スタッフの皆さまに支えていただいて、最後まで無事に女狐として生きる事が出来て、ただただ感謝です。

ここに写真はないのですが、別公演日のキャストの皆さんにも、お稽古中から本当にお世話になりました。
全キャストの皆さまにお礼を申し上げたいのですが、本当にキリがなくなってしまうので、一人だけ!
同じダブルの女狐/松原典子さん、お稽古中から色々、ありがとうございました

動きが多い女狐役、怪我をしないように、「気をつけよ―ねー、気をつけよ―ねー」と、お互い言い合っていたこと、
私がお稽古お休みだった日に、動きが変更になった~とわざわざ連絡してくれたこと、
女狐役でなければわからない、音の間違いを指摘してくれたこと・・・数え上げればキリがないくらい、ほんっとーにお世話になりました!

色んな方に、お礼はいくら言っても、言い足りないくらい。

でも何より、日本ではあまりなじみのないオペラ、「利口な女狐の物語」の公演に足を運んで下さったたくさんのお客様、本当にありがとうございました。
もっともっと!ヤナーチェクのオペラを、日本で上演してほしい。

女狐ビストロウシュカは、今まで演じてきたオペラの役の中で、私にとってはデビューの「魔笛」パミーナ役と並んで心に残る、忘れられない役となりました。
ビストロウシュカの性格、生きざまは、私の憧れの生き方そのもので、理想とする人生です。

実現するのは難しいと、わかってはいるけれど、それでも願わずにはいられません。
またいつの日か、ビストロウシュカをやれますように・・・


「それでは皆さま、ありがとーございましたっっ!!」

副指揮/福嶋周平さんと・・・笑

色々とレジェンドなお方でした・・・(笑)



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ト音記号 メギツネ写真(前篇)

女狐写真、色々アップしまーす。たくさんあるので、今日はとりあえず前篇です。
頑張ったのだけれど、全員とはどうしても写真が撮れなかった~
残念特に楽屋が遠いので、男性とはあまり撮れなかったな~


森番/杉野正隆さん
森番役の杉野さんが、最後の場面で歌われるフィナーレがあまりに感動的なので、
お稽古中から涙が・・・
子供の女狐は、怖い森番に誘拐されてしまうのです。
でも、普段の杉野さんは、やさしいジェントルマン~



森番の妻・ふくろう/三津山和代さん
三津山さんには、すごーく優しくしていただいてとてもお世話になりました。
でも、舞台の上で三津山さん演じる森番の妻は、ほんっとに怖くて、
(女狐を)「さぁ、殺してーっ!!」と叫ばれた時は、
ひいいぃぃぃぃぃ!!と、本当にちぢみあがってしまいました。

森番の妻とのバトルの場面。
逃げようとする女狐と、綱を引っ張って殺そうとする森番の妻。
めんどりたち、パニック!



おんどり・かけす/大津佐知子さん
作品中で、キツネに食べられてしまうおんどり。再現写真。
ええ、食物連鎖でございます(笑)

大津さんのおんどりの歩き方と首の動かし方と言ったらもう!!すごかった・・・(笑)

めんどりホホルカ・少年フランチーク/中島愛恵さん
ラブリーめんどりホホルカちゃん!!お色気担当~
これは、「どっちがお色気を出せるか」と、勝負しているところ(笑)

小悪魔キュートなホホルカちゃん客席のお客さまにもお色気炸裂させておりました~
でも、役柄とは打って変わって、稽古場ではものすごく真剣に役に向き合っていて、
刺激を受けまくりでした・・・私もがんばる!


犬ラパーク/延命紀子さん
森番の飼い犬、ラパークが目覚めてお説教をしてる場面。
女狐はラパークには、最初のうちは、ちょっとした仲間意識があるのです。
すぐに喧嘩になるけどね

そこへ、にわとりーズ登場
個人的には、おんどりのガ二股がツボ・・・おんどりのクオリティが高過ぎ・・・笑

ちなみにこの後の、めんどりたちの歌と踊り。この見せ場はすごいです・・・
何度爆笑したことか・・・いやもう大好き、この場面(笑)



宿屋の女房パスコーヴィア・きつつき/海野美栄さん(私の隣)左から、めんどりホホルカ、おんどり、きつつき、キツネ。海野さんは少年ペピークとめんどり役もしていたのですが、
それぞれの演技が、どれも素晴らしくて!!
いつもいつも、次に海野さんが何をするのかな~、とわくわくしながら見ていました



密猟者ハラシュタ/岸本大さん
殺す人と殺される人。
女狐は、最後、この密猟者ハラシュタに撃たれて死んでしまうのです。
岸本さんのすごい迫力ある美声には、もうお稽古の時から圧倒されっぱなし・・・
女狐がハラシュタに殺される場面では、ものすごーい緊張感で、
動きも丁々発止のスリリングさでした!

・・・しかし、このサイズの違いは何なのか(笑)
私のキツネの耳の上に、岸本さんの顔がある・・・(笑)




舞台写真。『ひまわりの小路』。お気に入りの場面です
女狐写真、次回・後篇に続きまーす。

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