歌のこと
大みそかです。
せっかくだから、パソコンの前で1年を振り返ってみたりして。
今年は、はじまったころには何も仕事の予定もなく
いつもと同じように、ただただ、コンクールやオーディションの予定だけで過ごすつもりだったのです・・・。けれど、今年は縁あって、歌わせて頂ける場を頂いたり、お仕事を頂いたりもしました。
びっくりしつつ、とにかくとにかく、うれしかったです。やっぱり人前で歌いたくて、練習しているんですから。来年がどうなるかはわからないですけれど、再来年や、もっと後に続けられるような歌が歌えるようにしていけたら、良いなと思っています
ちなみに、今年の出来事としては、ルチアをやらせて頂いたこと、急性盲腸の手術をしたこと・・・というのが自分的には大きな事でした。しかも、盲腸の手術は、ルチアの一週間後だったので、この時期は今までの人生の中でも、かーなーり、スリリングで濃密な2か月・・・
歌に関しては、どれだけ変化があってもかまわないけれど、体に関しては、来年は何事もない年になるといいなあ・・・


それではみなさま、よいお年を
演奏会のお知らせをふたつ。どちらも無料のコンサートですので、お近くの方は、ぜひぜひお越し下さいませ!!
第8回 市川「新春議場コンサート2009」
2009年、私の歌い初めは、立派な市議会議場でのコンサート。とても楽しみです。
日時:平成21年1月5日(月) 正午開場 午後0時30分開演
先着200名様まで(入場無料)
場所:市川市議会議場(市川市役所 5階)
出演:中川美和(ソプラノ)
三上有希子(メゾソプラノ)
菅谷公博(バリトン)
早乙女潤(オーボエ)
吉武優(ピアノ)
主催:市川市(共催)市川市文化振興財団
お問い合わせ:市川市役所文化振興担当「議場コンサート係」
Tel 047-334-1107
当日の午前11時~正午に、市川市役所の正面玄関受付前で配布するプログラムが入場券の代わりになるそうです。議場の入口でご提示下さい。
私は、ヘンデルのオペラ、「リナルド」より「私を泣かせて下さい」と、オッフェンバックのオペラ「ホフマン物語」より「生垣には小鳥たち」(人形の歌)
などを歌わせていただきます
1時間ほどの演奏会です。初詣ついでに
、 お気軽にいらしてくださいね。













海上自衛隊横須賀音楽隊「第43回定期演奏会」
いつもお世話になっている海上自衛隊音楽隊の、伝統ある定期演奏会に出演させていただくことになりました。
日時:平成21年3月7日(土) 開場1時20分 開演2時
場所:横浜みなとみらい大ホール
今回のプログラムは、リヒャルト・シュトラウス特集。横須賀音楽隊の皆さんによる交響詩「ドン・ファン」などが演奏されます。私は、リヒャルト・シュトラウスの歌曲から「万霊節」「献呈」の2曲を歌わせていただきます。
応募方法 (入場無料)
〒・・・往復はがきの場合
往復はがきに住所・氏名・年齢・電話番号を記入の上お申し込み下さい。
返信はがき1枚2名まで入場できます。
あて先:〒238-0046横須賀市西逸見町1丁目無番地
横須賀地方総監部 広報係 宛
・・・電子メールの場合
住所・氏名・年齢・電話番号・希望枚数(最大2枚まで)を記入の上、以下のアドレスまでお申し込みください。
↓ ↓ ↓
Eメールアドレス:yrh-kouhou@inet.msdf.mod.go.jp
応募締め切り後、申し込み時のメールアドレスへEメールにて返信いたします。
どちらの場合も、応募締め切りは平成21年2月13日(金)必着
※応募は、お1人1通までとさせていただきます。 応募多数の場合は抽選となります。
お問い合わせ:海上自衛隊横須賀地方総監部 広報係
046-822-3500(内線2208)
ぜひぜひ、いらしてくださいね!!
先日、芸大で合わせをしたんですが。
駅に着いたのが夜七時ころだったので、もう、真っ暗。上野公園の中、全然道がわからなくて、久しぶりに迷うかと思った・・・


何とかたどり着きましたが。芸大は、明るい時でも結構迷いそうになるので、増して暗いと、どう行けば良いのやら・・・。時間にはわりと余裕を見てたのに、着いた時には結構ぎりぎりでした。新入生とか、迷ってわからなくならなったりしないのでしょうか。帰り道は、いつも演奏会帰りの一団にまぎれて帰るので迷いませんけど。
以前、
「芸大に行くのに本当に遅刻しそうな時は、駅からタクシーを使うのよっ!」
と、芸大出身の仲良しのメゾさんが教えてくれましたが、迷った時の対処方法は教えてくれませんでした。どうすれば良いのかしら・・・歩いて帰る途中、タクシーいないし。
さて、合わせはお正月の、市川の新春議場コンサートのもの。
ホフマン物語のオランピアと、リナルドの「私を泣かせてください」。
オランピアはわりと慣れているので、暗譜などもあまり心配してません。でも「泣かせて~」は、自分のレッスンでも今まで一度も歌ったことがないのです
で、ひと月ほど前、さて、そろそろ練習練習・・・と思って楽譜を見てみると、
書き込みが結構入っている・・・
どうやら、歌ったことがあるらしい・・・
しかし記憶がない。
しかし私の字。
・・・・・・ドッペルゲンガー・・・?
・・・の訳もないので、おそらく、受験時、もしくは大学1年くらいにやったと思われます(推量)
でも試しに・・・と思って歌ってみると、あら不思議、歌詞がするすると出てくる・・・何だか練習してないのに暗譜まですんでしまっているような、お得な気分。
そこまでしても、やった記憶はないんですけどね・・・
「泣かせて~」のように、少し古いものを歌ってみると、一見穏やかに見える音楽の裏にある、その激しさにびっくりさせられることがあります。昔やった時の自分の書き込みを見ると、その時はたぶん、それに気づかずに歌っていたらしい。・・・少しは成長してるのかな?
譜読みを始めなくてはいけません。
いやあ、譜読み・・・私、時間がかかるんです。これはもう高校生のころから・・・
でもっ。
万が一間に合わなかったら大変!とばかり、死に物狂いになって必死にやるので、いつも大体予定通りには仕上がります。
そして・・・自慢じゃないが、譜読みが終わった段階で、私はすでに暗譜まで終わっているんです。すごいでしょ?だから、トータルでみたら、暗譜はそんなに遅い方ではないのですよ。結果オーライ
そういえばいつだったか、コレぺティの先生のところにレッスンに行った時、私があまり歌えてなくて・・・
「こ・・・これはっ・・・
・・・この曲、いつ初めて見たんだ?」
と、すごく動揺しながら訊かれてしまいました。何だか先生がかわいそうになってしまった私は、
「先生、大丈夫、今日が初見です。」
「そうか、それならいいんだけど・・・」
と、安心させてあげました。でもごめんなさい、嘘です。本当は一応、前日に練習していました。ああ、先生のために嘘までついて、何て良い生徒なのかしら~
(笑)
だから、歌い手同士で、
『私、譜読みが苦手でっ』
『いやもう、初見が全然できなくてっ!』
なんて会話をきくと、何よ、負けないんだから~!!などと何だか張り合ってしまいます。ものすごく意味のない負けん気。ああ、その場でちゃっちゃっちゃ~、と歌える人たちがうらやましい・・・
ああ、こんなブログを書いているときじゃありません(笑) 譜読みの勉強始めます~。