ドイツのこと
ああ寒い。ぶつぶつ。
冷え症なので、寒いのはキライです。毛糸の靴下に、冬用の室内羽織りものを着ています。
もう、ビールを満喫する前に秋になってしまったではないか。
ていうか、夏はどこ?ていうくらいに冷夏だった今年のドイツ。八月の末になってきて、やっとあったかく…じゃなくて、暑くなって、タンクトップ姿の人が増え、自分も薄手の物を引っ張り出しましたともさ。
だがしかし、そういった夏物が活躍したのはわずか一週間かそこら。
去年は異常気象な位に暑かったというのに。
こちらの夏らしい夏を感じのはザルツブルグに行ってた時。その時は、夏らしく、こんな事もしてきました。
・・・何なんだか、わかんないですね。
ザルツブルグの40分くらいの観光クルーズの時に、船の中から撮った写真。すっごい暑かったから涼しくて気持ち良かった・・・
と、言いたいとこですが。涼しいであろう、甲板部分は予約していた客しか乗れなかった。おう・・・
そんなわけで、船内から写真を撮ってました。でも、暑い時は水の近くにいるだけで何か涼しい気持ちになれる。
風も気持ちいいしね。
この河は確か、旧市街の境目にある・・・確か、ザルツァッハ河とか言いましたっけ。それのクルーズです。
まあ元々、そんなクルーズがある事すら知らなくて。川べりでアイス食べながらのほほ~ん、としてたら、船が出港直前なのに気づいて。面白そうだったから、あわてて飛び乗りました。
船内は直射日光で少し暑かったけど、別に暑すぎる、て事はないから楽しかったですよ。
船に弱い人でも、行って戻って40分だから、そんなには気にしないでも良いんじゃないかな。私も乗り物酔いしやすいタチですが、大丈夫でした。
私のように、旅行に行っても観光地を巡る訳でもなく、ぼーっとしてるタイプの方には(笑)結構お勧めです。
せっかくだからもう一つ、ザルツの写真。
タイトル、「街角」
・・・今考えたタイトル。別にただ何となくカメラを構えただけです。どこだか全然覚えてませんが、ええ。
だから「街角」。ザルツブルグの街角のどこかには違いないので。ふふふ・・・
ザルツの写真、まだいくつかあるから、時々投下しようっと。
それにしても、今週末にはいよいよ一時帰国が待っている。
家族友人には「間違いなく残暑バテする」と言われています。
そんなに暑いのか。ああおそろしい。考えられないし想像もつかない…
それに台風も大変な事になってるみたいだし…
あー、すみません、外国にいると、本当に日本の事に疎くなるんですね…実際首相がどれだけ変わってても、知識として知ってるだけで、全然ピンとこないもんなあ…鳩山・管なんて首相時代をテレビで観たの、何回あった事か。
…けど、一時帰国するたびに首相が変わる国ってのも、どうよ、て思う(笑)
話をドイツに戻しましょう。
今現在、窓を閉めても閉めても、何か寒くて、スースーしちゃう。
外に出かけて(もちろん長袖)帰ってくると、「ふわぁ~、部屋はあったかくて良いのう…」
と思ってしまう。
でも考えてみると、もうすぐオクトーバーフェストだし。秋だから、寒くても仕方ないのか。
本当にドイツという国は、暑くても寒くても、ビールを楽しむのね。
でも意外に私の周囲ではミュンヘン在住数年もしくは10年を超えても、オクトーバーフェストに行ったことない人、というのが意外にいます。住んでると案外そんなもんかもしれませんねえ。
でも寒いのキラい…冷え症だから。この部屋バスタブないし。何か今年の夏は、ビールを楽しめなかったので愚痴っぽくなってます。
そして更に、全然関係ありませんが。
皆さん!昨日のGoogle見ましたか!
Googleにホシヅルが!星新一~!!初めてこのGoogleのホシヅルを見た時、「まさか…でもこの全然可愛くないトリ(のようなもの)は、まさか…!」とわが目を疑いました。
マニアックすぎだろ、Google。
※ホシヅルと言うのは、作家の星新一が描いていたイラストです。
ああ、星新一。愛してやまない星新一。フレディ・マーキュリーに続いてやるじゃないかGoogle。
好きになっちゃいそうだ、Google。
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と、タイトルの台詞を言ったのは友人Kやん。
カスタードっておいしいよね。私も大好き。甘いものはあんまり得意じゃないんだけど、カスタードは大好き。あと、こちらの生クリームは甘くないので割と食べられるようになりました。(恐ろしや…)
しかしまさか、本当に飲み物の如く、カスタードが出てくる国があるとは。
ミルヒラームシュトゥルーデル。
ザルツブルグで初めて食べたケーキ。美味しかったので、ミュンヘンに帰ってからどんなものか調べたら、オーストリアのお菓子だそうで。ミュンヘンでは食べられないかあ。無念…
何でも、クリームチーズに、ミルクを混ぜてケーキみたいにしたものらしい。アプフェル・シュトゥルーデル、とかは食べた事あるけど、これはクリームチーズバージョンってとこなのかな。
そして文字通り、温かいバニラソースの海に『溺れて』います。
ほんとーに溺れてるんだもん、びっくりした…でもあったかくておいしいんだわ~これが…
カスタードは飲み物、という教えに従い、ありがたくカスタードスープを完食いたしました。
これをお昼御飯代わりに食べると、私の場合、夜の八時を回るまで、全くお腹が空きません。カロリーを考えるだに恐ろしい…
あ、もちろん、超甘いです 。
しかし、妙に気に入ってしまい、ザルツブルグ滞在中、このお店にもう一度食べに行った。
また行きたい…
カフェってさあ、味もだけど、雰囲気も含めて、カフェだよね。やっと少しだけその意味がわかってきた。
ミュンヘンにくらべると、どこか優雅な感じのする国だねえ…ドレスデンとかが少し近いかな?でも綺麗だし、小さくて素敵。あと、観光客がとにかく多いですね。シーズンというのもあるでしょうが…
このお店、また行きたいなー。旧市街のカラヤン広場の馬洗い池の脇のお店です。
入口は小さいんですけど、入るととても広くて、雰囲気良かったよー。
馬洗い池。
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大変ご無沙汰しております。
いやんごめんなさい。
けっこーバタバタしてて、やっとひと段落…と思ったら、今までの人生であり得ないランクのバタバタがきて、ちょっと滞ってました。
色々とご連絡など滞っていて申し訳ありません。少しずつですが、必ずご連絡いたしますので、もうしばらくお待ちください
そんなわけで、生きております!
皆さま、私は生きております!!
母からは元気が出るように、と愛猫のメールが来ました。さすが、抑えどころをわかっていらっしゃる。
父からはバタバタのアドバイスを頂いたとですよ。パパさん、ありがとう!
更に超私信。
Y子おばちゃま!少し前になりますが、先日はメールありがとうございます!あれから言われた事を考えて行動したら、色々ありまして。お礼を言おうとメールをしようと思っていたら、またバタついていて結局未だにお礼が出来ませぬ~すみません…
でもおっしゃって下さった事はきちんと胸にかみしめて(変な日本語)お会いした時にあらためてお礼を。
本当にアドバイスありがとうございました。
ていうかこんな長い私信をブログで書くなっていう…
さてさて、なのに何故か、いま、ザルツブルグです。
ザルツ音楽祭で、街も混んでますよ~。観光気分全開で、こういうのもまた良し!何か気分変わって楽しいわ。
しかし、たった一日でめっちゃ日に焼けたわ…日焼け止めが汗で流れた…不覚。
こっちはずっとこんな暑いんかしら、と思っていたら、「今日は特に暑いわよ」とお店のウェイトレスさん。
そーしーて、明日はコシ・ファン・トゥッテ観に行くですよ!
わーい楽しみ
しかし。ザルツ滞在の何よりの楽しみは。コシ・ファン・トゥッテよりも何よりも。
浴槽…
ホテルにバスタブがついてるのー!
もう最高。日本人ですもの、お風呂がないと…。
普段は家はシャワーだけなのでねー。
あんまりホテルのお風呂が気持ち良いので(と言ってもごく普通の浴槽ですが)、今日はザルツブルグにいるというのに、わざわざドラッグストアを探しまわり、お気に入りのメーカーのボディブラシだのバスソルトだのを買って癒されてます。
これでお風呂タイムは完璧ね…
いや、ボディブラシ、そろそろ買い換えなきゃいけないと思ってたからさ、ちょうど良いタイミングだったのよ(言い訳)
あ、ちょっとした河のクルーズとか、そういうのも最高~。写真いっぱい撮りたかったけど、写真が撮りやすい外側のデッキは予約席だったわ。無念。
まあ船が出かかるのを見つけて、「乗せて~!」て叫んだからなあ…予約もデッキもありゃしないです。
ザルツ、行く前はちょっとめんどくさいかな、とか思ってたんですけど、いざ行ってみると、おのぼりさん全開で、たーのし~
ここまできたら、馬車とかも乗ってみたい。
たぶん、私がミュンヘンで観光をあまりしないのは、おのぼりさん気分が味わえないからだろうか。
…そうかという事は、ミュンヘン内でホテルとか取って、旅行者気分で観光すればいいのか!
…今更、市庁舎の前で写真撮る気には、なかなかなれぬ…東京で、東京タワーにあんま行かないのと同じ感覚ですかね。
で、写真をアップロードしようとしたんですが、取り込むためのコードを持ってくるの忘れた…
ていうか携帯の充電器も、辞書の充電器も、忘れてきた。痛恨…
お願いだから電池切れないでっっっっ(切実)
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八月はお休みシーズン。劇場もお休み。バイエルン歌劇場もお休みー…
去年のいまごろ、帰国してたので知らなかったよー。
本当に色んなもの、休みばっかりで、ボーっとしてますわ(笑)
こっちの休暇って、本当に『休暇』 なんだなーと痛感。クリスマスとかもあれですねー、直前までは楽しいけどその当日とかは本当に内輪で楽しむものになるから、旅行とかだとそのシーズンを少し外さないと、皆お休みでつまんないですね…
でもだからこそ、こういう時期に音楽祭とかもあるんだろうな。そういうイベントに行って、パーティーみたいにして楽しむか、家族とか親しい人とだけと休暇をのんびり楽しむかの二択なんですかね。
なので、まあせっかくだからザルツブルグ音楽祭に行く事にしました。チケット取ったんだけど…
一週間経って送られてきたチケット、寝てたせいでピンポンならされても受けとれず、不在通知が郵便受けに入っていた…。orz 郵便局に自分で取りに行かなきゃいけないじゃん…
でもさー…七時半にピンポン鳴らすのやめて下さいお願いだから…気づいても起きれない…
で、仕方なくなく、郵便局に行ったんですけど。
局員さんから身分証を出せと言われました…が。
不在通知を深く読まずに来たので持ってきてなーい!ジーザス!まいんごっど!(不在通知、ちゃんと読んだらしっかり書いてあった)
どうやら、ザルツブルグから送られてきた大量のチケット、うちから一時間半程度のオーストリアといえど、やはり海外。しかも大量のチケットで、お金がからんだものなので税関がからんでるのか、身分証の提示が必要だったらしい。
…この世で一番めんどくさいのって。家から15分以内で行ける所に、自分のミスで(←ここ重要)もう一度行く事、だと思うの。
一時間以上かかるんなら、何かこう、肚も決まるっていうか…仕方ないなーって思えるんだけど…
どうしても、また来るのが嫌で粘ってみる。
ドイツの役所は人によって言う事が全然変わるので、とりあえずきいてみる価値はあり…思って試してみる。
私「身分証って…銀行口座のカードじゃ、ダメ?」
郵便局員「(笑いながら)ダメ」
私「…アメックスのカードでは…」
局員「(かなり笑いながら)ダメ」
私「…やっぱりパスポートとかだよね?」
局員「そ~ね~」
ハイ無理でした(笑)
まあそうでしょーねー。役所のビザ取得の時とは本質が違うもんな…
で、パスポート持ってリベンジ。どうでもいいけど、パスポート持ち歩くって何か嫌だよね…
あ、全然関係ないんですけど、パスポートって国によってデザイン違うじゃないですか。あれって何かびっくりしますよね~。全部日本のと同じデザインだと考える事もなく信じていたわ~…あ、どうでもいい?
で、受け取った、ザルツブルグ音楽祭のチケット。
結構な量なのはスルーでww 体力的に全部聴けるかちょっと自信ない…(笑)
オペラやソロコンサートてんこもり~。
それにしても、チケットの大きさが普通のと全然ちがう…かなり小さいです。ともすると失くしてしまいそうだ…
ドイツの普通のチケットはこんなんだけどね。
これはバイエルン歌劇場のチケットです。
せっかくなので、かなり奮発した、立見席じゃない公演のチケットをアップしてみました(笑) 立見席だと何か貧乏くさいので、わざわざ高いやつを探したの…(笑)
実際は立ち見ばっかのくせに…あぁ貧乏人根性orz でも、カサロヴァのカルメンだい
ちなみに、切り離したりする場所はありません。入場する際には係員がチケットにちょっと破り目をつけるだけ。そこ以外は、日本とあんま変わんないですよね。
ザルツブルグ音楽祭だけ、何でこんなに違うんかなー。それとも、国によって実は結構違うのかな。私が知らないだけか?
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うっかりさんな話をしましょう。あ、すごいどーでもいい話です。
歌関係ないです。
というかほとんど私の言い訳日記です。懺悔…
多分海外に暮らした事のある方なら経験あると思います。
うーん、ジャンルで言うなら『海外在住あるある~』 ですかね。アメトーク風に…
えっとですね。
私は夜型なので、事務作業や友達に出すメールやらを夜にほいほーい、と打つんですが。ついうっかり、書いてすぐに出してしまう事があるんですね。
で、普通はそれでいいと思うんですけど。ここはドイツ。日本との時差は七時間。冬なら八時間。
相手の連絡先がパソコンの時は別に問題ないんですが…携帯のアドレスだった日にはもう!!
夜の10時~12時位にメール打ってるわけです。それで書き上げて。
送信ボタンを、ぽちっ とな。(ボヤッキー風に)
…ドイツと日本の時差、計算してみてください。
日本時間、朝の5時~7時に。携帯に、メールが。
…目、覚ましますよね…受け取った方、大迷惑…
私自身はというと、送信ボタンを押してから、大体、直後~30分くらいして、突然気づきますね。
あああああ 私のバカバカバカバカ
とかやって、
2日くらいへこんでます…
まあよく言われるんですけど
気にしすぎ
って…
周りは気を使ってくれてるのね…
ちなみに自分がやられたらどう思うか、という意見に関しては、私は、そんな事じゃ絶対に目を覚まさないタイプなので何の関係もない、なんですけど。
でも、そんなの人によるから、それで目をさまさせたら悪いなー、とか思うんですよね。すっごい思ってるんですけど…とにかく粗忽者で…あぁぁあ
あと、パソコンから携帯に転送する設定の人はどうしようとか、設定してる可能性があるけど、どうだかわかんない人とか、もうぐるぐる考えちゃってエンドレス。
まーそれなら昼間の時間にメール書けばいいんだろうけど、昼間はどうしても、メール書いたりが出来ないんだなあ、これが(笑)
昼間に事務作業やると歌えなくなんのよね、何か。これは本当。喉が詰まってきちゃうの。
あ、因みに日本では夜型とわかってる人には、夜にメール送ってしまいますが、それ以外の方は、昼間の移動中に携帯から送るんです。日本みたいに携帯で連絡出来る時は良いんですけどね~…ドイツではもっぱらパソコンばかりで。
だからこそ、ドイツでは基本、夜にメール書いて保存して、昼間に送信ボタンを押すだけ、という形を取ってるんですけど…
気をつけてるんだけど…ついうっかりやっちゃうのよ!夜にメール書いてて、それで、書き上げるとほっとして、そのまま送信しちゃうのよ~
どうしても!ええ!…三回に一回くらい。
…気にしてる割に多いよね…orz
そんなわけで、友人、知人、それからこのホームページの問い合わせからご連絡くださるお客さま!
携帯のアドレスに、私からあり得ない早朝に連絡が来たら、
「ああ、コイツやっちゃってんな…」
…と思って温かい目で見ていだけないでしょうか…
本当~に反省してるんです!!ごめんなさい!
で、何でこんな記事書いてるかというと。
つい昨日、ええ、まさに昨日。やっちゃったばかりだからなんですね…まー反省してるわりに本当によくやるわね…
仕事でさ。ピアニストにさ。用事があってメール書いて。勿論夜にね。で、時差を失念して、ふんふんふ~ん♪と、送信ボタンをクリッククリック
…30分後に気付いてひとり悶絶。
私がメール書いてたのはドイツ時間で夜の12時だったから。時差を計算すると、日本に届いたのは朝の7時ですかね…
数時間後、全然普通にメールが来ましたが、気にしてないふりをしてくれてたのか。
たぶん本人このブログ見てないから、ここでいくら謝罪しても意味ないんですけどね。
でもごめん。耐えられないから謝っとく。すまん友よ。(直接言えよ)
それから友人そまちゃん。あなたにも時々やってるよね。ごめん。起こしてごめん。しかもたぶん一度、朝の四時ころ送った気がする。反省はしてるんだ、いつだって…
…なら学習しろって、私。すまん心の友。ホゲー。
それからお母さん。やっぱり日本の早朝に、パソコンに送ってるつもりで、携帯にメールしちゃって、あー!て思う。しかもそういうのに限って、内容は、猫がどーしたとかいう下らないメールだったりする。ごめん。そんなメールで起こしてごめん。
すまん足乳根の母。
…ねえ、海外在住の親戚知人の皆さん!
こういう経験、ありますよね!?これ、ありますよね!私だけじゃないよねー
電話とかだと気付くと思うんですけどね。メールって時差、忘れちゃうのよね~…
……言い訳か?
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で、行ってきました
バーデンバーデンの祝祭劇場のドン・ジョバンニのガラコンサート。
祝祭劇場にでーんと飾ってあるジョバンニの広告。
ジョバンニのガラコンについて書いてある、バーデンバーデンのホームページは
ここをクリック~。 (ドイツ語です。)
キャスト諸々はこんな感じ…
Yannick Nézet-Séguin: Musikalische Leitung
Diana Damrau : Donna Anna
Joyce DiDonato : Donna Elvira
Ildebrando D’Arcangelo : Don Giovanni
Luca Pisaroni : Leporello
Rolando Villazón : Don Ottavio
Mojca Erdmann : Zerlina
Konstantin Wolff : Masetto
Vitalij Kowaljow : Komtur
ディアナ・ダムラウ:ドンナアンナ
ダルカンジェロ:ドン・ジョバンニ
ジョイス・ディドナート:ドンナ・エルヴィーラ
ローランド・ヴィラゾン:ドン・オッターヴィオ
…あたりを期待して行きましたわ。
すごい良かったのは、ダルカンジェロと、ルカ・ピサローニのレチタティーボ!普通~に喋ってるの!
もう驚愕…音符なんて存在しない…何だあれはー!
ツェルリーナのモイカ・エアドマン(でいいのかな?)は急上昇の若手らしいですが、同じ方向性なら、以前ベルリンの後宮の逃走で聴いたアナ・プロハシュカの方が私は好きかも。
そうそう、ダムラウはバイエルン歌劇場で『ホフマン物語』の女性全役やるんで、目玉演目になっています。
ええ、もう既にプレミエは速攻で売り切れて、思い切り出遅れてる私…
それにしても、『ドン・ジョヴァンニ』というオペラは、もちろんジョバンニがイケてないと大変な事になってしまうのですが(笑)ジョヴァンニ役自体には意外に華やかなアリアが少ないのですよね…以前ツェルリーナをやらせて頂いた時に、タイトルロールの方が言ってました。
考えてみると、シャンパンの歌にセレナーデ…どれもアリアというには小さい。レポレロの方がアリアとしては大きいですよね。カタログの歌とかさ。
そっかー、意外にアリアはないのね…それでもシャンパンの歌は!と思っていたら。
この曲になった途端、ダルカンジェロが、オケとタイミングが合わなくなってしまって。
オケも指揮者も全体にかなり良かったのですが、この時ばかりは苦笑い
オケ・指揮者・ダルカンジェロ、三者とも必死だったんですけど、うまく合わなかったですね…本番って怖い。
だからダルカンジェロもこの曲の間中、最後まで本気で歌えてない感じでした。誰が悪い、て雰囲気ではなかったんですけどね…無念。
もちろんダルさまのジョバンニはカッコ良かったんですが、(あ、でも意外に背が低かった…(笑)でもあれは周りの女性陣が大きかったのかな?)
アリアもがっつり聴きたいので、今度はレポレロで観たいな~。スカラでレポレロやるみたいだから、それ観に行こうかな。
写真は引きで撮った、祝祭劇場の全景です。
きれーで本当に大きい…
次に行くのは、フローレスさまのリサイタルだわっ
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ヤプログ調子悪くて更新できませんでした。なでしこ観ましたよ~。普段スポーツ観ないのにアレですが
新聞とかでも取り上げてたみたい。こちらの時間で8時45分キックオフで。夕食を食べながら観てました。
いや~面白かったですね~。粘りとか諦めないって大事なんだなって…
澤がザワと呼ばれ、知らない言葉だわ…とかしばらく思ってたのはご愛敬。
SAWA→こちらでSは濁って発音します。アメリカの選手、SOLOもゾロって言われてました。
表彰式も観つつ、しかしインタビューは吹き変えられて何言ってるのか分からず(笑)
翌日、電車に乗ってたら、何回か「JAPANおめでとう~!」と言われ、そのたびにイエーとか言ってました
すまないのう、ドイツ諸君!(笑)
声かけてくれる人の隣とか、お祝い言いながらも、ちょっと苦い顔してる人もいた~ごめんねぇ~(笑)
さて。
バーデンバーデン祝祭劇場の『ドン・ジョバンニ』のガラコンサートを聴くべく、翌日はバーデンバーデンに向かいました。
バーデンバーデンに到着。
ここは、中央駅とかではなく、『バーデンバーデン駅』です。
あのね、ここの歌劇場や温泉地は駅から少し離れた所にありましてね。
何て言うのか…このバーデンバーデンという街はあんまり便利な所じゃないんですよ。駅の周りにもお店とかもないみたいでね…駅も、基本ここしかないみたいでね。
だからバーデンバーデン駅。
駅前はそれなりに人もいるんだけど…お店と名のつくものが、ほとんどない。駅に小さなカフェと大きめのキオスクがあるくらいで。夕飯は適当に駅前で何か買って済まそう、とベルリンだのドレスデンだのみたいな気持ちでいると、何も買えなくて飢えて死にますorz
カフェやレストランもあまり見かけなくて。
その代わり、ホテルにある併設のレストランを使うのが手っ取り早いみたい。
保養地として有名な場所だからホテルは多いんだろうけれど…保養地って…はっきり言って、不便…orz
コンサートについては、長くなったから続く~。
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行ってきましたナクソス島~。
…いや、ナクソス島に行って来たのと違いますよ、観に行ってきました(笑)
バイエルン歌劇場のナクソス島のアリアドネ、観てきました。
ベルリンで見てたやつと同じ演出だった~。びっくりした。細かいギャグがなくなったりしてた…おもしろかったのにい!
気になったのは、最初のバレエは…言わんとしてる事がわかるんだけど…音楽の流れとダンスが全然合ってない…色んな人のテーマが錯綜してる序曲なのに、全然踊りが変わらないの。だから音楽の邪魔。すごく見にくい。
踊るのがダメなんじゃないけど、音楽の変化に合わせて振りつけてくんなきゃ、すんごい違和感…
でもそこ以外は色々はあるけど、はっきりした不満はなかったな。面白かったし!
舞台の奥行きがすごく独特で、好きだなー。空間を感じる演出でした。あときれい~に、暗いの。
ネタばれになっちゃうからそれ以外はあんまり書けないですけど。執事長二度目の登場の所は、笑かしてもらいました(笑)何なのよ、あのおばちゃん!ああいうシュールなギャグ、大好き
いや、大体そもそも執事長二度目の登場の時の音楽はもう、それだけで笑えるんだけど…
あとコメディの男連中のオペラへの混ざり方と言ったら、もう(笑)客席はきょとんとしてたけど、だんだんわかってきたら、笑いが止まらない…
観ればわかります、観れば!
あー書きたいけど書けない~…ネタバレはマナー違反だもんね…
…でも下のリンク先に、演出について少し書いてあるけど(笑)
舞踊教師が良かったのが私は嬉しい。あれイケてないともう、泣きたくなる…出番の少ない役だけど、とってもとっても、大事な役だと思うのっっっ!マイベスト・舞踊教師はウェルナー・ギュラね
あの演出は観てみると面白いかも。日本でも、10月に引っ越し公演があるんですね。ここをクリック。 でも調べたら、もう安い席は結構売れちゃってるんですね…
日本では知名度の低いオペラな分、それでも他の二演目よりはまだ売れ残ってる方だとは思いますが…
あーナクソス島って本当に面白い。大好き。あのオペラって、演出家が楽しんでる感がある気がするんです。観ててとても楽しい。
ナクソス島観ると、興奮してその日はなかなか眠れない…そんなわけでこの数日寝不足でした。
来年、バーデンバーデンで、ルネ・フレミングがアリアドネやるみたい。どうなのかしら。もちろんいくともさ。
そうそう、明日バーデンバーデンの祝祭劇場にドンジョバンニ観に行ってきます。ダルカンジェロ、ダムラウ、ヴィラゾン…のすんごいラインナップ
楽しみだー!八時開演だから一泊してくるの。バーデンバーデンは有名な温泉地だから、ついでにひとっ風呂浴びてきますわ~
そしてこれから、なでしこジャパンの決勝をテレビで見ようと思います。今まで観てなかったけど、やっぱ折角だし
こっちでは夜の8時45分からですわ~。遅い夕飯を食べながら観るとします。
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コンサートのお知らせです。九月に一時帰国するのですが、その時に、いつも応援して下さっている皆様がたに、ご挨拶代りと言っては何ですが、コンサートをさせていただきます。よろしければ是非いらして下さい
以前お知らせした時と、日程や内容などが、色々変わりました申し訳ありません。
改めて、詳細をご連絡いたします。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
Petit ・ Petit ・ (プチ・プチ) コンサート
☆第1回 9月25日(日) 午後2時 開演
☆第2回 10月1日(土) 午後2時 開演
(プログラムの内容は二回とも同じです)
ソプラノ/ 中川 美和
ピアノ/ 田中 健
会 場/ アトリウムミューズ
(井の頭線・駒場東大前駅下車 徒歩5分)
入場料/ 3000円
【プログラム】
『日本の四季の歌』
“夏の想い出” “十五夜お月さん” “椰子の実” ほか
★
ミュージカル
『サウンド・オブ・ミュージック』 より
『メリー・ポピンズ』 より
★
モーツァルト/ コンサートアリア
”私の感謝をお受け下さい”
R.シュトラウス/ オペラ『ナクソス島のアリアドネ』より
”偉大なる王女様”
ほか
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
会場は親戚のお家の小さなサロン。なので、『プチ・プチ・コンサート』です~。30人くらいまでの会場ですので、お申し込みは先着順となります。ご希望の 日程 ・人数をご連絡くださいね。こちらから折り返しご連絡差し上げます。
お早目のご連絡をお待ちしております~。
お申込み・ご連絡はこちらからどうぞ♪
♪ お問い合わせ ♪ (クリックしてね)
ちなみに、収益金は全額、東日本大震災の被災地に寄付させていただきます。
とにかく、お客様に楽しんでもらえるよう、今から ネタを仕込んで …じゃなかった、色々プログラムを組み立てております。
プログラム前半は日本の曲や、ミュージカルなど、親しみやすい、クラシックに慣れてない方でも楽しめるものを。
後半はいま私が勉強している、モーツァルトやドイツオペラを中心にしたクラシックのプログラムで。
私の色々な面を楽しんで頂けたらなあ、と思っています。
小人数のコンサートなので、その分、私の近況などもトークしながら、気軽に楽しんでいただけたらと思っております。…そういや今度の時のトークは…ドイツ生活の事とか話すべきですよね…?うーんと…(悩)
…何か聞きたい事があったら、今のうちに、教えてくれると助かります(笑)
あ、それでも演奏は手を抜きませんよ!ww 常に全力投球がモットーですわ
選曲はまだまだ考え中…ただいま考え中~ byゆうがたクインテット。
そんなわけで、ご連絡、お待ちしております~ 皆来てね~
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フローレスのリサイタルのプログラム。です。
えへへへへへへへへへ…
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
去年、ガスタイク(うちの近所にあるコンサートホールです)でリサイタルやるはずだったんですけど、体調不良でドタキャンになっちゃったんですよ。
で、ヘコんでたら、何と、翌年…つまり今年に、リベンジリサイタルをやってくれるとの事…!きゃー素敵~かっこいーイケメン~ぎゃあああ
それが、七月五日でした!これがあるから私は、1日にドイツに帰国したんですよ!
あぁフローレス。看板に偽りなしの素晴らしい歌手でした…
あまりに衝撃的だったので…忘れたくないので覚書がてら。プログラムは、こんなんでした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
チマローザ 『秘密の結婚』
“Pria che spunti in ciel l’aurora…Come poi s’avrà da fare”
ロッシーニ 『オテッロ』
“Che ascolto ahime…Ah, come mai non senti”
ロッシーニ 『セビリアの理髪師 』
“Cessa di piu resistere”
休憩。で、
F.A Boieldieu 『La dame blanche』(これ知らないです…。)
“Vien gentille dame”
ではじまって、
Verdiゾーンに突入。
ヴェルディ『リゴレット』
“Questa o quella”
“Parmi veder le lagrime”
『Un Giorno Di Regno 』(一日だけの王さま)
“Pietoso al lungo pianto…Deh Lasciate A Un’alma Amante”
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
でした。
ちょっと少ない…て思ったんだけど。アンコールが三曲だったので、満足~
いやあ、それにしても他パートの曲ってタイトル見てもわかんないですね(笑)
で、始まった途端、あ、この曲か、てなる。…私だけですか、そうですか。
最後の一日だけの王さま、て、ヴェルディですが、よく知らなかったです
あ、そうそう、もちろんアリアの間にはオケだけの曲が入ってますよ。長くなるからオケ曲は省略しましたが…
またオケが~もうすっっっごい!! 良かったんです~
今まで聴いたオケの中で最高に良かった。全てにおいて隙のない布陣。小規模だけどダイナミックで、もう完璧。
タイスの瞑想曲ってあんなに良い曲だったのか…
マジで感動しました…
バイオリンが…美しい…美しい…泣
深くて、ただただもう美しい…美しいだけのものも…すっごい素敵…
で、フローレスはと言いますと。前半はセーブしてる感じもあって、何かなあ…と思ってたんです。でもやっぱアジリタすごいなー。高音もすごいなー。
あんなできる人っていないよなー、さすがだなーとか思ってたんすよ。
そしたら。
後半のリゴレットから馬力入ってきまして。おぉ…!?て感じになってきまして。 しかし、途中で隣のおじちゃんが、どの曲だかで「何で最後上にあげないんだぶつぶつ」
とか言ってました(笑)
でも実際、そんな感じで、一番最後でもお客の盛り上がりは七割くらいな感じでした。お客もわりと喜んでたものの、まあ、こんなもんかな~。やっぱ期待値高すぎると良くないのかなーといった雰囲気でした。
でも。
こっからでした~(笑)
アンコール。
フランス語のロミジュリ、
グノー『ロミオとジュリエット』
“Ah! leve-toi soleil”
ここらから、いきなり全力に(笑)
『おお、抒情的なのもうまいよね』と、隣のおじちゃんのコメント。 …ちなみに隣のおじちゃん知らない人ですww
んで。アンコール二曲目始まる時、 フローレスが唐突に英語で話し出したんです。
「~なんちゃら、 ~mon ame歌いま~す。」
とか言ってまして。
突然のことだったので、客席に、
ん?ききとれん?何だっけその曲…とにかく、フランスものか?ベルカントものじゃないのか~つまんないの…
と言った空気が流れました。 ええ、流れましたよ、確実に。一瞬、ガッカリ…て感じがありましたもの。
が
前奏流れた途端、うおおぉぉおおおおおおお!!!
と、唸り声と、嵐のような拍手。
フランス語とはいっても、究極のイタリアもの!!
ドニゼッティ『連隊の娘』のハイC連発曲じゃないすか!!
”友よ、今日は何と楽しい日”でした。
原語だと、
”Pour mon ame quel destin”
てタイトルなのね。曲は知ってて、好きだったんだけど、タイトル覚えてなかったわ。(笑)
これです↓ クリックすると、フローレスのYouTubeにとびます。
友よ、今日は何という楽しい日
フローレス様全開。
待ってたわ~ ギャー
これが聴きたかったのよ!これよこれ!!
ちょいとざっくり解説しますと、この曲は、ソプラノにおける夜の女王みたいなもんでしょうか。(ざっくり過ぎ…)
凄まじい高さの音が何回も出てくるという、テノールにとっては至難のアリアなんです。
もちろん、音の高さが全てではないけれど。やっぱりものすごい音域や素晴らしい技術というものは、体操やバレエなどでも圧倒されてしまいます。 大体そういう人は、技術以外も素晴らしいものがあるんですけれどね。
…それにしても、一体何人の歌手が、自分の「売り」の曲を、演奏会で歌ってくれるでしょう…
普段のその人と違うものが聴けるのは楽しいですが、でも、やっぱり「売り」の曲も聴きたいんです!お客はわがままですね。
フローレスはお客の心を本当にわかってくれている~
本当に幸せっっっ!
もちろん連隊の娘のアリアは当然ながら、お見事の一言で。 私の周囲の女性陣の目はハートになってた。いや本当に。
そして私も例外ではなく…(笑)
いやもー、かっこいいのにかわいいんですよ~! 顔が良いとか、そういうのもあるとは思うけど、とにかく雰囲気が良いの~。歌から出てくる雰囲気が。 聴いてると、本当に幸せになれるんです。
あー、私たちって、歌歌うの好きだから、歌ってるんだよなー、という根本を気付かせてくれるのがフローレスの歌というか…
で。
やんややんやで拍手が鳴りやまないので 、三曲目、最後に女心の歌を歌ってくれました。
その時には、既に三割くらいの客は帰っていましてね。(その位、残った観客がしぶとくアンコールをしていたの。)ドアの所に向かって、戻ってこーい!まだあるぞー!と叫ぶ優しいお客たち。
それにしても、聴いてるだけでハッピーになる歌っていうのがあるんですね。
いやー同じテノールでも、ミヒャエル・シャーデの時は、とっても良い!とは思ったのですが…こんな風には思わなかったのに。フローレス、何であんなに素敵なのかしらっっっっ
シャーデはたぶん、彼の歌のファンになる、て感じで。
フローレスは、彼自身のファンになる、て感じです…
家に帰ったとたん、パソコン開き、公式サイトにいって、年内のスケジュールを見て、11月のバーデンバーデンでのリサイタルのチケット買っちゃいました
うぅっ、楽しみっっっ!
ほとんど韓流の追っかけな気持ち…
日本にも行くんですねー。是非ご覧になって下さい!
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