コンサートのご案内&ご報告
まだリサイタルの疲れが抜けきらず、もう明日は「こうもり」のお稽古です~。
頑張んなくっちゃー。
でもその前に、リサイタルのご報告。
ただ、ドレス姿の写真がほとんどないんですよね・・・そもそもリサイタルの前半で着たドレスの写真は、一枚もないし
前のブログでアップしたのは、後半のドレスなんです。
いずれ、今回のリサイタルのDVDが出来ますので、前半のドレス姿も、その中から取り込めるといいんですけど。
ていうか、今回はテンパっていたのか、本当に全然写真がない・・・
それでも必死で探していたら、唯一といっていいくらい、まともな写真がありました。

終演後、ピアニストの田中健さんと。
あとはおバカな顔をしたりしている写真ばかりなので、この公式ブログでは載せられません。うふふ・・・(汗)
あとねー、本当は後輩と写真撮りたかったんですよ・・・orz
ステージマネージャーをつとめてくれた松島理紗ちゃん。
ロビーで案内係をつとめたくれた小村知帆ちゃん。
この門下の後輩2人が、本当にいっぱい手伝ってくれました~!!ありがとう感謝してもしきれませんっっっ!!
彼女たちと写真撮ろうと思ったのですが、やはりテンパっていて忘れてしまい・・・あ~・・・私のバカバカバカ・・・
・・・気を取り直して。
えっと、お花のスタンドをいっぱい頂きました~オペラシティに入った途端、超びっくりしました~
少しだけ、アップさせて頂きますね。

ニッポン放送さまから。

ヘアーアクトレスさまから。フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団さまから。

先日、録音のお仕事でお世話になった、Low-tech Sonさまから。
(うまく撮れず、帰宅してから撮り直したので背景が、家・・・)

後援会さまからも頂きました。ありがとうです~。
皆さまありがとうございました!
本当は頂いたお花、全部アップしたかったのですが、あまりにキリがないので・・・本当に本当に、ありがとうございます!!
さてさて。話変わりまして。以下がリサイタルのプログラムです。
【第一部】
マーラー(若き日の歌より)
◆『夏の歌い手の交替』
ヴォルフ (メーリケ歌曲集より)
◆『妖精の歌』
◆『捨てられた女中』
◆『少年とみつばち』
ハイドン 歌劇 【 騎士オルランド 】より
◆『行かないで、私の美しい灯火よ』(アンジェリカのアリア)
R・シュトラウス 歌劇【 ナクソス島のアリアドネ 】より
≪序曲≫ ※ピアノソロ
◆『偉大なる王女様』(ツェルビネッタのアリア)
【第二部】
(二部はすべて、モーツァルトのオペラアリアです。)
【 偽りの女庭師 】より
◆『罰してやりたい、不実なあなたを』(アルミンダのアリア)
【 魔笛 】より
◆『ああ私にはわかる、全ては消え』(パミーナのアリア)
【 フィガロの結婚~ウィーン再演版 】より
◆『あなたを愛するこの胸に』(スザンナのアリア)
【 後宮よりの逃走 】より
≪序曲≫ ※ピアノソロ
◆『あらゆる拷問が』(コンスタンツェのアリア)
☆アンコール☆
J・シュトラウス 喜歌劇 【 こうもり 】より
◆『田舎娘を演じる時は』(アデーレのアリア)
今回のリサイタルを終えた後。
達成感もありましたが、正直自分の中では反省、課題がまだまだ多くて、これからも本当に努力を続けなければいけないな、とも思いました。
ですが、お客様からはお褒めのお言葉を頂き、先生方からも、大成功だったね、と言って頂けたので、トータルとしては良かったのかな、と思います。
また、自分がこだわったプログラミングに関しても気付いて、そこを褒めてくださる方が多かったのも、嬉しかったです。
そして、ピアニストの田中健さんには、本当に支えてもらいました。
歌曲も、ディスカッションにずっと付き合ってくれたし、また、このプログラムは私も大変だったけれど、ピアニストにとっても大変なプログラムだったはず。でも文句も言わず、ずっと付き合ってくれました。
また、精神的にも、田中さんと2人だったからこそ、プレッシャーも半分になって、リサイタルをやり遂げる事が出来ました。本当にありがとう。
これからも、自分の音楽を大事にして、更に精進を重ねていきたいです。
終演後、二期会オペラ研修所の同期の友達と撮った写真~!
今回のリサイタルで撮った写真の中で、超お気に入りの一枚

一番下の段、右がソプラノの、とやさんこと、鳥屋有紀子さん。左がメゾの、そまちゃんこと、杣友惠子さん。
二段目右がソプラノの、ゆうこりん こと、村田ゆう子さん、左が私。
頂点(笑)がピアノの田中健さんですな。
・・・トーテムポールみたい・・・(笑)
ご指導下さった先生方、当日裏方をお手伝い下さった松島理紗ちゃん、小村知帆ちゃん、竹本さん、近藤さん。
そしていらして下さった満席のお客さま。
皆さんのおかげで無事、帰国リサイタルを終える事ができました。
本当にありがとうございました!!!
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帰国リサイタル、終了しました!とりあえずご報告まで~。
終演後の写真。

師匠の大島幾雄先生と、そして、奥様の洋子先生と。
洋子先生が持って下さっているのは、今日のプログラムです。えへ
今日のリサイタルの詳細はまた、少ししたら日記に書きますね~。
ただ、今回はビデオから写真が取り込めるかわからないので、いつものように、ここのブログで、写真付きでのご報告はないかもしれません
今回もいつもと変わらず、自分なりの反省点はたくさんありますが…orz でも、今の中での良いものが出せたかな、と思います。悔いがないのは嬉しいです。
そしてピアニストの田中健さん!いつも本当にありがとうー!!
今回もありがとう!!一緒に演奏できて、良かった。
それから何より、この猛暑の中いらして下さったお客さま方、本当にありがとうございました
そして、ご指導下さった先生方。ありがとうございました~。
お客様に先生方に、家族に友人に。皆さまに支えて頂いて、無事に終了する事が出来たリサイタルだったと身をもって感じております。
またゆっくり、ここのブログでお礼と報告をさせて頂きます~
それでは、また!今日は寝ますっ(笑)
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改めまして。私、中川美和の後援会発足記念パーティー『トイトイトイ!』を、6月2日の土曜のお昼に開催させて頂きました。ランチパーティーですね。
詳細をご報告させて頂きます~。
会場は、新国立劇場内のイタリアンレストラン『マエストロ』。
場所柄、歌い手さんがパーティーによく使われるそうで、スタッフさん達は勝手知ったる~で、本当にスムーズにセッティングして下さってすっごくありがたかったです!
では、パーティーの始まり始まり~

まずはご挨拶代わりの一曲『私はティターニア』 この曲、大好きさっ!
会長と副会長からお言葉を頂き、そして乾杯!!『マエストロ』の立食パーティーは、ビールに赤ワイン白ワイン、カクテルetc…たくさん飲み放題なんです!太っ腹
ピアニストの田中健さんに、ヴェルディ『椿姫』乾杯の歌を弾いて頂きながらね
乾杯の後、私は皆さまお一人ずつにご挨拶をさせて頂きました。そして皆さまに召し上がっていただいたお料理は立食の食べ放題。マエストロのお料理は本当においしいのっっっ!!
…でも今回は私は全然食べられなかった…orz
まあ仕方ない事だけどね。
で、お客様とのご挨拶の時の一枚。

大好きなマッサージ屋さんの院長と 久しぶりに会えて嬉しかった!!
いらして下さった60名余のお客様にご挨拶をさせて頂いてから、次はミニコンサートです。
何曲も演奏したので、メインだけをちょっと紹介しますね。(プログラムは下に書いてあります。)

ピアノソロ 『誰も寝てはならぬ』聴くたびにバージョンアップしていく田中さんのこの曲。本当に素晴らしいぃぃいい~

負けじと私のメインは、オペラの王道アリア、ということで。
『椿姫』から、「そはかの人か~花から花へ~」
これは、本番が一番うまくいきました。
それにしても、この曲はやはり有名なので、お仕事で何度か歌った事はあるんですが、歌えば歌うほど、改めて、本当に難しい曲だと感じます…
休符一つ、音楽記号一つが、ヴィオレッタの心理と完璧に重なっている。
今後歌う時は、歌い手という仕事であればこそ、しっかり勉強して歌わなくちゃいけない曲です…それほどまでにヴェルディが書きこんだ、怖い位にすごいアリアだ…
さて、ミニコンサートが終わったら、皆さまにはデザートを食べて頂きながら、後半戦に突入
私は歌の他に司会もしているので、おしゃべりタイム~から、福引大会にパーティーを進めます。
実は、後援会の皆さまにドイツからお土産を色々持って帰って来たんです。でも、ただお土産をハイどーぞ、と、お渡ししてもつまらないので、福引大会にしてしまったというわけ。
で、おしゃべりタイムから福引大会の時は、せっかくだから着替えてきました。
変えた衣装は、ドレスではなく、ドイツ・オーストリアの民族衣装、「ディアンドル」。留学中に買ったものです。

「アルプスの少女ハイジ」みたいとか言われましたが(笑)
私が何度か遊びに行ったザルツブルグの思い出話などをして、ザルツブルグつながりで、ザルツブルグが舞台のミュージカル、『サウンド・オブ・ミュージック』(曲目は下記参照)を歌っちゃったりしました~

テーマソングを歌っているところかな。日本語歌詞はいつものよーに、自分で作りました♪
田中さんがアレンジしてくれた前奏が、またカッコいいんだこれが!!

そして、笑顔で聴いて下さっている皆さまもパチリ。えへへ。
さてさて、『サウンド・オブ・ミュージック』メドレーを歌い終わった後は、いよいよ福引大会
因みに景品はと言いますと、
4等はクナイプの入浴剤三点セット。
3等はハッチェスのチョコレート。
2等はゾリンゲンのネイルケアセットと、フェイラーのタオル。
1等はディズニーランドのパスポート・ペアチケット。
…四等~二等までは全部ドイツから持って帰ってきたのに、何故か一等だけは日本製っていうね…(笑)
私が当選番号を順に引いていき、自分の番号が当たった方は商品をゲットできる、というわけです。
当選した皆さま、賞品は気に入って頂けたでしょうか~?
当たりは20本!つまり、参加者のうち3分の2はハズレなんですけれど…ごめんなさいね
そんな訳で、福引のハズレはティッシュと相場が決まっています。なので、ハズれた方には、ドイツ製のティッシュをお渡ししました~

ドイツ製ティッシュのセット。結構かわいいでしょ?
テントウムシは幸せのシンボルなので、一緒にね。ハズレた人にも、幸せが訪れますように
このティッシュで、帰国の時のスーツケースがパンパンになりました。
そして、今後の演奏会予定も宣伝もさせて頂き、御挨拶とともに、一曲歌っておひらきとなりました。
あ、そうそう、演奏会予定、まだお知らせしていないものが増えてきましたので、また近々まとめてお知らせしますね~。
さて。
今回の後援会発足パーティー「トイトイトイ!」に、いらして頂いた皆さま、楽しんで頂けましたか…?
まだ若輩者で勉強中の私に後援会立ち上げのお話を頂き、本当に身に余るお話でしたが、ありがたく受けさせて頂きました。
皆さまのお気持ちを支えに、歌い手として、少しでも前進できるよう、精進を重ねていくつもりです。
お声をかけて下さった後援会会長の弁護士・春日 寛さま、副会長の社会福祉法人 愛隣会 常務理事・榊原正明さま、事務局長をお引き受け下さった株式会社ジーシー 法務室室長の森本孝幸さま…
お1人お1人に感謝をいくら述べても本当に足りないくらいです。
そして何より、今回いらして下さった方、もちろんいらっしゃれなかった方も、本当に本当に、ありがとうございます。
皆さまの応援して下さるお気持ちと、そして、私が1人の人間として音楽と向き合った時のときめきの気持ち。
シビアなことも多い音楽の世界ですが、この2つの気持ちさえあれば、それだけでこれからも頑張れる気がします。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
これからも、後援会の主催で、会員様限定の小さなコンサートや集まりなど、少しずつでも企画していけたらいいな、と思っております。
興味のある方は、後援会のホームページをご覧になって下さいね。
後援会のホームページ ♪ ここをクリック ♪
今回は、たくさんの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました!!

エンディングの曲、『おてんばマリエッタ』。オペレッタなので、結構踊ったよ~
~中川美和 後援会発足記念パーティー『トイトイトイ!』 演奏曲目~
♪ オープニング ♪
トマ作曲 歌劇『ミニヨン』より
☆私はティターニア
♪ ミニコンサート ♪
プッチーニ作曲 歌劇『ジャンニ・スキッキ』より
☆私のお父さん
モーツァルト作曲 『モテット』より
☆アレルヤ
プッチーニ作曲 歌劇『トゥーランドット』より
★誰も寝てはならぬ(ピアノソロ)
ヴェルディ作曲 歌劇『椿姫』より
☆そはかの人か~花から花へ~
♪ おしゃべりタイム~福引大会 ♪
ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より
☆テーマ曲 サウンド・オブ・ミュージック
☆エーデルワイス
☆私のお気に入り
♪ エンディング ♪
ハーバート作曲 オペレッタ『おてんばマリエッタ』より
☆イタリアの街の歌
今回は、いわゆるコンサートではなかったので、皆さんにあまりご紹介できなかったピアニストの田中健さんと。でも今回は伴奏以外にも、福引大会の時の効果音やらBGM、前奏のアレンジなどなど…
相変わらず本当にたくさんのことをさらりとこなしてくれました!

毎回ハードプログラムな上、効果音だのBGMだの、無茶ぶりごめん。
いつも本当にありがとう!!
そして今回、一番の陰の功労者。

美人姉妹(笑)
私の家族や親戚しかわかりませんね(笑)実はブログ初登場私の姉です、ジニ姫
お兄ちゃんのオヨメさん。我が一族の天使アイドル
今回、バタバタ大変だった楽屋裏や、福引大会のアシスタントを、彼女自身色々と忙しい中、親身になって手伝ってくれました。
本当にありがとう!!ちょー好きっっっっっ!!!もう愛が止まらない~。
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後援会発足記念パーティー、『toi toi toi !』 無事に終了しました~。
土曜の昼間という、お休み日に、わざわざお越し下さった皆さま方、本当にありがとうございます!!
パーティーの内容や色々…は、いつものように写真付きでご報告いたしますが、今日はまずは、何よりお礼まで
…えーっと、これだけだと、今日の日記、あまりに短いので、ちょっとだけ、写真をアップ。
オペラ歌手っぽい?これは椿姫を歌ってる時かな。

後半は、着替えもしました~。

いらして下さった方、本当にどうもありがとうございました!
できるだけ早く、当日の様子をご報告しますね~(・∀・)ノシ ではまた!!
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さて、一回分、日記がとんじゃいましたが。4月7日の、氷川荘でのコンサートの話、続きです。
第二部。いよいよオペラの始まり~。
オペラは『天使のおくりもの』。
こちらの方も、私が台本を書きまして、劇中から使う音楽はクラシックから引っ張ってきました。
アレンジはピアニストの田中さんがやってくれました。
クラシックをハードル高くなく聴いてもらえるように。クラシックと気付かなくても、楽しんでもらえるように。
クラシックに馴染みのない方やお子さんたちに飽きずに聴いてもらえるように、何とか考えた方法です。こういった創作オペラは、歌をやっていく上で、私が続けていきたい活動です。
さてさて、『天使のおくりもの』の、登場人物は、女の子の天使と、男の子の悪魔。
内容はコミカルにして、アドリブの連続にしてギャグを入れつつ、でも最後はバラの騎士の音楽を使うので、一応ペースは真面目な感じ。
あ、天使と悪魔は、私の早変わりです。一人二役ね。
あらすじはといいますと。
イタズラ好きの悪魔が、いつものようにイタズラをたくらんでいます。
ところが、悪魔のしかけたびっくり箱のイタズラにひっかかってしまった、女の子の天使に悪魔は一目ぼれ。
悪魔はあの手この手で、天使にプレゼントしたり、何とか気に入られようとしますが、うまくいかない。
けれど、折れてしまった天使の大切な杖を、何という事なく悪魔が直してあげたことで、天使は大喜び。天使からハートの形のペンダントをもらって、話は終わります。
そんな創作オペラの当日の話、写真をまじえてレポートしますね。
まずはイタズラ好きの悪魔の登場。
『忘れもの』と書いた袋にびっくり箱をしかけ、誰かがひっかかるのを待っていますが…

(使用曲)『ヘンゼルとグレーテル』より「ラ・ラ・ラ・ラ…」
そこにやってきたのは女の子の天使。天使の杖で歌いながらやってきます。
(使用曲)『ヘンゼルとグレーテル』より「私は小さな露の精」
しかし、それと知らずに悪魔のイタズラにひっかかり、びっくり箱を開けてしまって…

「ぅきゃあああぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」
…というところまで。
ここまで進めるのが、もーう、大変でしたねえ…(遠い目)
何が大変かと言いますとね。
普段、自分たちだけで練習しているときは、たとえばこの、天使がびっくり箱をあける場面は、普通にびっくり箱を開ければよかったんですけど。
本番当日は。お子様たちが。
私演じる天使がびっくり箱を開けようとすると、
お子様たち→「開けちゃダメダメダメ!!」
「悪魔だよ!悪魔だよ!!悪魔がやったんだよおぉぉぅぅぅ!」
「あけちゃダメ――――っっっ!」
…先に進めない…orz
気を取り直しつつ、
「悪魔?何それ!そんなの知らないわぁ!」
などと、天使の役のまま、かわいく言って、話を進めようとすれば
お子様たち→「あのねあのね!悪魔がびっくり箱を入れたんだよ―――!!」
…オウフ…(´∀`;)
そうか、子供はこういう風にオチをすべて言ってしまうのね。
…かつて研修所でも、デビューの時も本当に指導して頂いて、お世話になった演出のN村K一先生。こういう時はどうしたら良いんでしょうか…(´∀`;)アハン
ま、適当にアドリブでつなげましたけれどもね。
コミカルな内容で、自分で作った台本でよかった…きっちりした台本で、シリアスな内容だったらアドリブも入れにくいし、どうなったことやら…
ま、そんな風に私自身もペースもつかみ、話は進んでいきます。
悪魔は自分の大事な宝物をいくつも入れて、一目ぼれしてしまった、女の子の天使へのプレゼントにします。

(使用曲)『後宮からの誘拐』より「何という喜びが」
というところが。もう、めちゃくちゃ大変でした…
天使に喜んでもらうため、悪魔が自分の宝物をプレゼントしようと、いそいそと用意しているんですが。悪魔の宝物はヘビにカエル、そしてガイコツ。
それを見ていたお子様たち、そんなものをプレゼントしたら、天使が驚くと思ったんでしょうかねえ。
お子様→「そんなんじゃだめだよぅ!(´д`)」とか、
何とかそのプレゼントを阻止しようとしはじめ、必死になり。そして、私に小道具のカゴまでかぶせてくるし(笑)
…悪魔、困っちゃうぜぇ(´∀`;)
挙句に、お子さんの1人が、プレゼントの中身がカエル、ヘビ、ガイコツでは、あまりに天使がかわいそうだと思ったのか。何とか、良いプレゼントをあげようとしたらしく。
自分の服を、プレゼントの袋に一緒に入れてくれました(笑)
…かわいすぎるやろ~…(笑)
まあ、文章で書いてると大した事ないように見えますが。この時舞台は大変な大騒ぎ。私、超必死。
ですが、お客様の大人たちは、子供たちの様子を見て、お腹を抱えて涙流して笑っていたそうな…(笑)
そんなこんなで悪魔退場。
しかし、私が舞台裏で早変わりして、天使がやって来て、プレゼントの袋を見つけると、子供たちは大絶叫。
「だめえぇぇぇぇぇぇえええええ!」
「ガイコツ入ってるよぉぉおぉぉおお!!」
「その袋、開けちゃだめえぇぇぇぇええええ!!」
…かわいい(笑)
結局、開けちゃうわけですけどね、プレゼント。
天使がはしゃいで開けたプレゼントの中身は、ガイコツ。


「いやあぁぁぁぁぁぁっっっっ ガイコツ―――――っっっ」
結局、天使はこれも、プレゼントとの名を騙ったイタズラだと思い、ぷんぷん怒って帰ってしまう訳ですが。
「あ~あ…」と言わんばかりの雰囲気の子供たち…
すると、悪魔登場。
天使が自分のプレゼントを気に入ってくれなかった事に対してふてくされていたら、絶妙のタイミングでお子様からツッコミが。
お子様→「相手の気持ち考えないからだよっっ(`д´)」
思わず、本当に悪魔の気持ちになってしまい。
「だって…だって、俺の一番の宝物、あげたんだぜえぇぇぇ!!」
と、アドリブで、本気でセリフを返してしまいました。
…口をついて台詞が思わずでてくる、というのは初めての経験だったかもしれない。
この後、大切な杖をなくした天使が、泣きながら杖を探せば

(使用曲)『フィガロの結婚』より「なくしてしまった、どうしよう」
前奏の段階で、
お子様たち→「あっち!杖、あっちにあるよー!!杖、あっちあっち!」 の、大合唱…
…天使、困っちゃうん(´∀`;)
演出のN村K一先生、こういう時のアドリブはどうしたら以下略。
結局、杖が折れているのを見つけた天使は、ショックのあまり、泣きだしていなくなってしまいます。その様子を見た悪魔が、折れた杖を直してあげようと、ガムテープを使おうとすると、
お子様→「それ、色が違って変になっちゃうから、やめた方が良いよ!Σ (゜д゜)ノシ」
と、的確なアドバイスも。…確かに杖がピンクで、ガムテープが普通の茶色だしね…(´∀`;)
…的確だけど、次のストーリーの都合があるから、華麗にスルー
それで、悪魔が何とか直した杖を天使が見つけて大喜び。そのお礼に、自分のお気に入りのハートのペンダントを置いていきます。
「どうか、杖を直してくれた優しい人が受け取ってくれますように…」
と、天使は祈りを込めながら。
そして天使がいなくなった後、悪魔がそっとやってきて、ペンダントをもらっていなくなる…
(使用曲)『バラの騎士』より「まるで夢のよう」
それで終わり。です。
今回のこのミニオペラ、いらしてた大人の関係者のお客様は、もうお子さんたちの反応を観てるのが面白かったそうです(笑)
私も見たかったもんですが、私はもはや子供たちが相手役、といった状態だったので、様子を見るどころではなかったですね~。
子猿軍団にとりかこまれて、もう必死(笑)
いやー、まっすぐに立って、きちんとアリアを歌う事は教えてもらいましたが、飛びかかってくる子どもたちをあしらい、サングラスを外そうとするのを防ぎつつ、且つ崩れないようにアリアを歌うレッスンは習ったことなかったわ~(笑)
でも、あんなに楽しかった事ってなかったなー。
もう夢中になってくれて、子供たちがまるで共演者、いわば相手役でした。
彼らの反応に返しつつ、ストーリーが崩壊しない程度にアドリブを入れて修正しながら、先に進めていく…いやはや、勉強になりました。
さて、
『天使のおくりもの』
使用曲はこちら。
フンパーディンク 『ヘンゼルとグレーテル』より
「ラ・ラ・ラ・ラ…」
「私は露の精」
モーツァルト 『後宮からの誘拐』より
「何という喜びが」
モーツァルト『フィガロの結婚』より
「なくしてしまった、どうしよう」
R・シュトラウス『ばらの騎士』より
「まるで夢のよう」
グリーグ『ペール・ギュント』より
「山の魔王の宮殿にて」(※ピアノ独奏)
でした!
さて、いきなりですが、裏話。
はっきり言って、悪魔、私がやってるので怖くはないですが、あまり可愛くはないです(笑)
「俺様は悪魔だぜぇ!エッヘン!」
…という、少年ぽい、かわいい感じではなく。
子供っぽくはあるのですが、どこかけっこうドスの利いた感じ…何故なら、私は地声が宝塚並みに低いので、男役の悪魔は何の違和感なく、台詞ができてしまうという…
ちなみに天使の時は、コロラトゥーラのポジションで、きゃぴきゃぴした高音の声でしゃべってますので、まるで別人のように甲高い女の子の声に聞こえます。なので kein problem。←…でも実はこっちのが大変なんだな~(´∀`;)
まあだから、早変わりさえこなしてしまえば、結構二役はなんとかなってしまえるので。何かトラブルが起きても、ギャグのアドリブで切り抜けられるし。
このオペラの問題は、早変わりだけでした。どんなにがんばっても30秒はかかるのでね…
衣装以外にも、カツラ、靴に、サングラスや角…と、1秒を争う、早変わりの時にはなかなか小道具が多いんですよね。
結局、私が裏で早変わりしている間、お客に待っている違和感を感じさせないように、私は台詞をしゃべる事にし。
そしてピアニストの田中さんに、それぞれのテーマ(天使は「露の精のアリア」、悪魔は「山の魔王の宮殿にて」)を、アレンジしながら弾いてもらう事で何とか解決。
いやー、田中さんは、こういうちょっとしたアレンジもさっさとやってくれるんですが、普通の演技の時も、物を出す時やちょっとした時に、ピアノで実にさまざまな効果音をつけてくれて。
そのおかげで私の動きや感情が、本当に効果的になるんですよ!アドリブ大会だったのにありがとうでした(´∀`)
特に最後、このオペラのメイン曲である「バラの騎士」は、かなり長い曲なので、相当短くしなくてはならず。
しかもわかりやすく伝えつつ、でも、「ここの和声は、絶対欲しいよね…」という自分たちの我儘もあり。
それを相談しながら、アレンジはほとんど彼が作り上げてくれました。
しかも、すんごい上手いの!!!
私が慣れていない曲なので、レッスンつけてもらっていたら、ピアノ伴奏なのにまるでオーケストラのように、涙が出てくるほど綺麗に弾いてくれて。もう超感動…
話を聞いたら、バラ騎士は大変にお好きだそうで…納得。
おかげで、完全に稽古中に脱線してしまい(笑)全然関係ない、銀バラの献呈の場面とかやっちゃって遊んでましたがな~(´∀`)
歌いたいな!バラ騎士!!演じるよりも、まず歌いたい!!
それにしても、やはり私たち歌い手はピアニストの協力なしには、歌う事が出来ません。
特にこういったアドリブ大会(笑)や、またクラシックの大切なことを抑えつつ、アレンジも考えつつ弾いてくれる田中さんにはいつも感謝!影でレッスンもつけてくれるし。
…なのにピアニストって、演奏終了後の挨拶は、いつも隅っこで、歌手の後なんですよね~…
ですので、歌手のコンサートに行かれる方は、ちょっと機会があったら、ピアニストさんにも目を向けて下さると本当に嬉しい。
私たちはいかにピアニストに支えられ、共に演奏しているか。感じて下さると本当に嬉しいです!
さて。以下、ちょっと真面目な話。
今回、コンサートとしては、先方にも満足していただけたようですし、一時間半という時間の間、お子様たちも飽きずに見てくれて、喜んでくれたようです。トータルの出来としても、上手くいったと思っています。
それでも。
私は本当にまだ三文役者というか、三文歌い手(そんな言葉あるのか?)で。
こんな私に喜んでくれる子供たちが、かわいいやら、少し哀しくもあります。
世の中には、もっともっと、素晴らしいエンターテイメントや音楽があふれている。どうか、もっとそれを観てほしい。
私なんかで喜ばないで。本当に素晴らしいものって、こんなものじゃないんです。
見ただけで身体が震えるような。
時間が止まって、永遠に感じるようなものが、素晴らしいエンターテイメントなんです。
まだ小さい、5歳や7歳くらいのあなたたちは、もっともっと、知る権利も、楽しむ権利も持っている。
私はもう32、どれだけ歌い手として成長できるのかは分からないけれど、少しでも必ず、必ず、上達して、今回より次回、次回より、その次、必ず、もっと良いものを届けられるように、本当に頑張っていくから。
どうかいっぱい、素敵なものに触れていってね。子供たちに伝えたいことです。
そして、それは自分が、大人のお客様にも持たなくてはいけない気持ちで。
もっともっと良い物を。
必ず、
「あの人のコンサートは、行って良かったね」
と、思ってもらえるようなエンターテイナーになりたい。
それは、楽しい時間をお届けするという意味でも。上質なクラシックをお届けするという意味でも。
どちらも、あまりに遠いですけれど、目標はいつだって高くもちたいです。でなければ、その前で止まってしまうから。
いつだって楽しい時間を。
私たちはそれをクラシックで届けられる。
少しだけ、少しだけ見せ方を変えれば、クラシックはいつだって素晴らしいものです。
子供たちだってわかってくれました。飽きずにきいてくれました。
クラシックは決してつまらないものなんかじゃありません。
いつか、また他の歌い手さんと一緒に別の創作オペラを出来たらいいのに。
野望ですね(笑)
おまけ。

悪魔、身体も柔らかいのさー。
(終わった後、速攻で子供がマネしていた…いや、お行儀よくないから、マネしない方が…)
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今までになく大変だった本番、終わりましたよ!無事終了しました~
というわけで、4月7日、氷川荘でのコンサートのご報告です!
関係者のみのクローズドですので、お稽古中の写真で失礼します。ただ、ゲネプロのだから、衣装や道具、ほとんどすべてが本番と同じでしたよー。
今回のお客様はお子様たち中心のコンサート。
とにかくわかりやすく、そして説明しつつも、楽しんでクラシックを聴いてほしいので、音楽をお芝居仕立てでお届けしてみました。
勿論ピアニストは、いつもありがとう、田中健さん。
まずは前半、第一部。
『~オペラはこうしてでき上がる~』
オペラをやるために氷川荘にやってきたピアニストと歌い手の二人が、少しあわただしくしながら、オペラのための準備を進めていく、というストーリー。
最初、ピアニストの田中さんとわやわやしながら荷物を運びこみながら準備を始めます。そこから物語は始まります。

それ、そっちにおいて~
オペラって何?というお子さんの質問に答えながら、準備を進めていきます。
たとえば、オペラの小道具は、あれこれいっぱい。
カルメンのような羽根のショール、お姫様のピンクのドレスにドクロに冠に…使う小道具を見てるだけでも、楽しいもんです!

『私のお気に入り』
しかし、小道具の準備が終わっても、まだまだ、大道具のセッティングもします。やる事はたくさんあるという訳で…くるくる動きまわります。

動きはピアノソロ『トルコ行進曲』に合わせて。

そして、オペラ、というより、歌を歌う時にはピアニストが不可欠。
ちょっとアレンジして、ピアニストについての紹介曲にしました、『広場のチェロ弾き』
この後、2人がケンカしたりしてピアノソロ、『カルメン前奏曲』が入ったりしつつも、オペラの準備は何とか終わります。
さあ、やっとオペラが始められる。うれしくって、最後はテンション最高潮
なので、一部最後の曲は華やかに『椿姫』から「花から花へ」
そしたら休憩に突入です
歌い手の私はオペラの衣装に、田中さんはピアニストとしてのきちんとした格好に着替えなきゃですからね。
そして二部は、ちゃんと、ピアニストと、オペラ歌手として、オペラが始まるという訳です。
さて、少し見てるとお気づきになる方もいらっしゃるかも知れませんが、今回のコンサートの構成の仕方は、「ナクソス島のアリアドネ」と同じです。真似したの。
休憩をはさんで、二部構成。オペラを始める前のドタバタと、その人たちが上演しているオペラ、という設定なんですね。
もちろん一部のドタバタの方も台本は作ってありまして、その通りに進めてはいるのですが。
登場人物が、歌い手中川美和と、ピアニスト田中健という、普段そのまんまの性格と人間関係なので、中には普通に素の状態で、ああ、今オペラの準備をしてるんだな~、と思われたお客様もいらしたとか。
いや、さすがにそれはないですよ…(笑)
というわけで、二部は、『天使のおくりもの』というミニオペラです。こちらの詳細はまた次でね。
一部の『オペラはこうしてでき上がる』の使用曲はこちら。
「おんぷのマーチ」 宮川彬良
「私のお気に入り」 R・ロジャース
「トルコ行進曲」 (ピアノ独奏) モーツァルト
「広場のチェロ弾き」 宮川彬良
「カルメン前奏曲」 (ピアノ独奏) ビゼー
オペラ『椿姫』より
「花から花へ」 ヴェルディ
おまけ。
ただのしゃべりの演技ももちろんあります。
こんな…

いつもこんなんばっかじゃん(笑)
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ちょっと、ご報告させて頂きますね。
先日の『ぷち・ぷち・コンサート』はチャリティーコンサートとさせていただきました。
皆様から頂戴したチケット代は、実費をのぞき全額を、先日の大震災で親を亡くした子供たちの為に寄付させていただきました。
当日は、都合が合わずに行かれないけれど…と、わざわざ寄付金をお送り下さった方、チケット代よりたくさんのお金をご寄付下さった方、また、お借りした会場の、アトリウム・ミューズ様からもご寄付を頂きました。
ありがとうございました!
2日間のコンサートで、合わせて18万円を「あしなが育英会」に寄付させていただく事ができました
これだけの金額を自分一人ではとても集めることはできませんでした。本当に皆さまのおかげです。
ここに、お礼とご報告を申し上げます。
私は三月の震災の時には、ドイツにいたため、色々と思う事がありました。地震や津波だけじゃなく、原発の問題。外国にいるからこそ聞こえてくる情報もあり、そうでないものもありました。
そして、以前から子供に関係する施設や団体に何か出来ないかなあ、という気持ちがありまして。それと震災の事が相俟って、今回、あしなが育英会に寄付させて頂こうと思いました。
あしなが育英会のホームページです。→ ここをクリック
ちょっと重くなっちゃったかな
少しリラックス。
その、『ぷち・ぷち・コンサート』の時にY子おばちゃまから頂いたストラップ。
じゃん

うちの猫がモデル
フェルト細工のストラップなの~。
しかし、これ何がすごいって、うちの猫の鼻の左かわにある、シミのような柄まで再現しているの。このリアルさの追求…

…え、本物がストラップほど可愛くないって?
いや!これは子猫のころをモデルにしたのよ!だからこんなにかわいいのよ!
いま現在の本物は…ごにょごにょ…いや、それなりにかわいいと…飼い主は思ってますよ、うん…
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さて、コンサートの詳細のご報告。前回の日記を見て頂けるとわかると思いますが。
よく考えるとこのプログラム、「ぷち・ぷちコンサート」とか言ってますけど、普通にリサイタルではないですか…。
何でこう、私は毎回自分の首をしめて…orz
ちなみに当日のプログラムは、前回の日記をご覧くださいましね。→ こちらをクリック
プログラムを考えた時、二部はオペラ中心で、と決めていたのですが、一部で悩みましてね。
いま私はミュンヘンにいるから、ドイツ歌曲でもよかったけど、好きなのがいいなぁ~…と思って、結局、一部はなつかしい日本の歌を中心にプログラムしました。
昔、児童合唱団にいたからですかねえ、童謡や唱歌が好きなんですよね。いわゆる日本歌曲とも違う感じで。
テレビ見てて、うたのおねえさんとか歌ってると、ずっと見ちゃうんですよね~。
ただ、こういう曲は皆さま御存じなので、かなりドキドキでした…
で、コンサートの最初の曲はフォスターの「夢路より」で始めさせていただきました。日本の作曲家じゃないけど、日本語で知られているしね。

いくつかの曲は、曲をアレンジをして歌ったりもしました。編曲はピアニストの田中健さんにお願いして。
「しゃぼん玉」は原曲の内容を生かして哀しい感じの曲調に。
「毬と殿様」は、ノリ良く、ジャズっぽい感じにアレンジしてもらったのですが。
田中さんは即興の演奏が得意なので、この曲は一緒に練習するたび、毎回田中さんのピアノが違って、すっっっごく、楽しかったです!!
スリリングだけど、その分感覚と呼吸が命で。それが本当に、何度やっても、緊張感あるけど、むちゃくちゃ面白かった~
田中さん、ああいうの、またやろうよー!
でも基本はやはり、「なつかしい日本のうた」なので、どの曲も普通に歌ってましたよ
だからどちらかというと、しっとりした雰囲気のものが多かったですね。
なので、時々小ネタもはさみました。それが、「鉄道唱歌 ~山手線~」。ウケて良かった(笑)

「♪ 出発進行~!!」 車掌さん帽子。
そんななつかしい日本の歌が終わったら、休憩をはさんで、二部はクラシック。
クラシックは『Mein Nachbar Mozart !』というタイトルを付けて、やっぱり大好きなモーツァルト中心。
ちなみに一日目と二日目で、少しプログラムを変えました。
9月25日は「劇場支配人」からジルバークラングのアリア、『素敵なあなた!』を歌いましたが、10月1日はその代わりに、「フィガロの結婚」から四幕、スザンナのアリア・ウィーン再演版『あなたを愛するこの胸に』。
私はこの曲は、ツェルビネッタと同じくらい大好きな曲。
華やかで、オーケストラも素晴らしくて、これを作ってもらった歌手は、モーツァルトに愛されていたんだろうな~、と思わせる曲です。

…なのに、「エロい」と言われた、スザンナ・ウィーン版。(`Д´)エロいんじゃない、大人の色気だ!(笑)
…しかしこの本番が終わってから、本番を録画したものを見返してみたら、確かに何か、 エロい感じ 官能的な感じに歌っていた…
…二年前、川口リリアのリサイタルでこの曲を初めて歌った時はすごくさわやかに歌ってたのにな。
(ビデオページに動画がありますよ。こちらをクリックして~リリア・
歌の花束を見て下さいね~)音楽って変わるのね。
本番が終わってから、後日、田中さんが「そういう風に仕上げたつもりもなかったけどね。2人とも大人になったのかな」
と話してたんですけど。
…よく考えると、私ら、リリアの時すでに30歳だった…
…充分に大人ですけど…
いや!歌い手の中では一応若手だ!私まだギリギリ31歳だし(笑)
で、そんな大人な田中さんには(笑)、二部ではモーツァルトつながりで『魔笛』からパパゲーノのアリアと、きらきら星変奏曲を弾いてもらいました。

田中健さん、十八番~☆ きらきら星変奏曲です。
そんな感じで、ずーっとモーツァルトが続いたけれど、今回の最後のプログラムはR・シュトラウス。
オペラ『ナクソス島のアリアドネ』からツェルビネッタのアリア、「偉大なる王女様」でした。
『ナクソス島のアリアドネ』は、私の一番大好きなオペラです。
そんなわけで、ツェルビネッタを歌わせて頂きましたが、普通にやってもなんなので。
ちょっと演出をしてみました。着替えて現代風~。
デニムにピンクのカットソーで。

自由に動きたかったし、ドレスから出てくる雰囲気に頼らず、音楽だけで伝えられるかどうか、チャレンジしたかったんです。
そして、トークでも言いましたが、ソプラノ歌手としてではなく、自分自身として、この歌を歌ってみたかったので、この格好になりました。
とは言っても、歌っていると、やっぱりツェルビネッタになってしまうんだけどね…
高音は何故かイナバウアー。

嘘泣きもするのよ~。

これが最後の曲でした。大好きな曲で、本当に楽しかったなー
そしてアンコールは皆さま御存じ、「埴生の宿」でした。クラシックから、また日本のなつかしい歌に戻って終わり。終わりは、ほのぼのとね
初めての、この会場での本番。そして初めての二回公演。
コンサート会場としてのお客様の収容人数は、30名という小さな会場でした。
それゆえに目の前に、お客様がいる。顔を見れば皆がわかる。そしてやはり怖かったです。
それは大きな会場だってそうでしょうけど…でも、本当にごまかしがきかない。怖い。本当に怖かったです。
でも、歌い出して、目が合えばにっこりと笑ってくださって、それでどれだけ歌いやすくなったか。
一部の最初から、あたたかい空気に包まれて、本当に幸せでした。その空気で、トークの内容も、その場で変えたりして。
今回は、本当にお客様と作り上げたコンサートだと思っています。それは、あのサイズの会場でなければ、おそらく出来ない事で。大きな会場では無理だった事だと思っています。
いらして下さった皆さまお一人お一人に、お礼を言いたいです。もしも楽しんでいただけたのなら、それはお客様自身にも協力して作って頂いた時間でした。
私も本当に楽しかった。
またやりたいな。
やれるかな。
やれたらいいなあ。
またお客様と、あの時間と空間を共有したいです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そして、終演後の出演者2人。
田中さんがかぶってるのは、私が鉄道唱歌で使った帽子。実はかぶりたかったのよね(笑)
私は本番の後で、目がうつろだ…(笑)

皆さま、いらして頂いて、本当にありがとうございました!
またお会いできる日を楽しみにしています!!
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「ぷち・ぷち・コンサート」、終わりました~!
コンサートの詳細は、写真つきでまた次の日記で詳しく報告します~。
写真取り込むの、時間かかるので もう少し待って下さいな。
とりあえず、お礼だけでも言わせて下さいませ!
いらして下さった皆さま、ありがとうございました~

…何かえらそうなポージングの私…orz
私と違って(笑)礼儀正しいポージングな、ピアニストの田中健さん(左)。
改めて、出演者2人より、お客様皆さまにお礼申し上げます。
今回は、小さな会場ではありましたが、皆さまとの距離が近い分、反応も手に取るように分かり、本番ではそれに緊張しつつも、けれど何より楽しい事でした。
前の日記でも書きましたが。
お客様たちのお気持があたたかく、私たちにとって会場全体がすごく演奏しやすい雰囲気になっていたんですね。そのおかげで、私たちは本当に楽しく、リラックスした気持ちで演奏する事が出来ました。
無事に今回の本番が終わったのは、お客様のお気持があってこそでした。
ありがとうございます!
そして、当日のプログラムはこちら。
第一部は日本のなつかしい歌を中心で。第二部はクラシックのみで構成させて頂きました。
第一部<なつかしい 歌・唄・うた>
「夢路より」
「椰子の実」
「夏の思い出」 ~ピアノ独奏~
「しゃぼん玉」
「七つの子」
「鉄道唱歌~山手線~」 (『 ゆうがたクインテット』)より
「みかんの花咲く丘」 ~ピアノ独奏~
「夜店の歌」
「毬と殿様」
「幻想曲・さくらさくら」 ~ピアノ独奏~
「十五夜お月さん」
「赤とんぼ」
第二部<あなたの隣のモーツァルト>
Mein Nachbar Mozart!
☆コンサートアリア
「私の感謝を受け取って、優しいあなたたち」
Nehmt meinen Dank, ihr holden Goenner!
“Le nozze di Figaro” オペラ『フィガロの結婚』より
☆Deh,vieni non tardar ~恋人よ、早くここへ~
“Die Schauspieldirektor” オペラ『劇場支配人』より
☆Bester Juengling! ~素敵なあなた!~(9月25日)
“Le nozze di Figaro” オペラ『フィガロの結婚』より ウィーン再演版
☆Al desio di chi t’adora ~あなたを愛するこの胸に~(10月1日)
“Die Zauberfloete” オペラ『魔笛』より
★「おいらは鳥さし」ピアノ独奏
☆Ach,ich fuehl’s ~ああ、私にはわかる~
★「きらきら星変奏曲」ピアノ独奏
R.シュトラウス作曲
“Ariadne auf Naxos” オペラ『ナクソス島のアリアドネ』より
☆Grossmaechtige Prinzessin ~偉大なる王女様~
☆アンコール
埴生の宿
ちなみに二部は、アンコールと「偉大なる王女様」以外はすべてモーツァルトの作品です。
では、コンサートの雰囲気などなどは、次の日記で~
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「ぷち・ぷち・コンサート」、一回目、終わりました~
かなり緊張していましたが無事に済んで、良かったです!
今回は二回公演で、まだ10月1日の本番もあるので、本番の詳細がご報告できなくてすみません
これからいらっしゃる方には、ネタバレになってしまう事もありますし…
なので、10月1日が終わったら、写真などものせて、改めて、詳細をきちんとご報告しますね。
今回は、歌はもちろんの事、久しぶりのトーク、ドイツからの体調不良、それから衣装などのもろもろ…も、ありまして。
こんなプログラムでいいのか、こんな事をやってしまって大丈夫なのか、果たして今の体調でこなす事が出来るのだろうか。
いつもにも増して、緊張と不安の中で迎えた本番でした。
しかし当日、ぷち・ぷち・コンサートという名の通り、30名程度の小さめの会場でのコンサートでしたが、会場いっぱいのお客様にいらしていただけました。
いつもの事ですが、舞台というのは、始まってしまうと、本当にあっという間。
そんな中、ドイツではほとんど歌う事のない日本のなつかしい歌も歌えたし。
そしてモーツァルト、それにそれに、大好きなツェルビネッタも歌えて、あぁ、ほんとに幸せ~
なんだか、お客様と歌からエネルギーを分けて頂きました
一部と二部の間の休憩のときに、ピアニストの田中健さんと言ってたのですが、
こんなに演奏しやすい、あたたかい雰囲気のお客様ばかりのコンサートもなかなかないよね~!
と、控室で2人で盛り上がっていました。…まだ二部もあるというのに(笑)
さて、今回のコンサートは、規模こそ小さいですが、クラシックに馴染みのある方にはもちろんの事、またあまり馴染みのない方にも、楽しんで頂けるように、色々と工夫しました。
プログラムの曲目自体も、それなりに充実したものだと思っています。
そして、はじめての二回公演なので、反省点を振り返って、二回目の10月1日まで、少しでも精進したいです。
緊張感を忘れずに。身を引き締めて。
歌に飲み込まれないように、自分に負けずに。
そして何より、お客様と、ピアニストさんと、作曲家を信じて頑張ります。
Toi toi toi!!!
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