インポート

ト音記号 改めて、「絹のはしご」終演。

改めて、オペラ「絹のはしご」終演のご報告です。

ロッシーニはメゾが主役の作品が多いので、ソプラノにはあまり縁のない作曲家。
たぶん、「セビリアの理髪師」のアリア「今の歌声は」は歌ったことあるけど、それ以外は…というソプラノさんは多いんじゃないかな。
かく言う私もその1人

技巧は割と得意な方だし、80分程度のオペラだし…
と思っていました。

私の考えは甘い、甘かったよ…
ルノアールのココアよりも甘かったよ…

ロッシーニのアジリタの難しさたるや。
この80分間に見事に凝縮された濃密さたるや。
とにかくロッシーニの才能の凄さに、ただただ、ひれ伏すばかりでした。

また、演技的にも今までやった事のない、身分の高ーいお嬢様の役。
「優雅に!美しく!」
という演出家からのキャラクターの指示。
優雅…オウフ

ここのところ、狐の役やら、男の子のズボン役が多かったから…(笑)
女ですらない っていうね (笑)

そして今までのものと一番違うな、と感じたのはやはりアジリタ。発声の技巧的な所ですね。
他の作曲家のものとは技巧の表現のやり方がかなり違うため、横隔膜の支えをがっつりと広げ直し、
肋骨をコントロールして、横隔膜をいつもの10倍位柔軟に使う訓練をしました。

また、コメディならではの反射神経との戦いでした。
喜劇ってチームワークが命なのね。
このメンバーでやれて良かったと、心から思っています…!
またロッシーニ、めっちゃやりたいなぁ~!!

さて、写真を頂きましたので色々


従姉妹のルチッラ、渡部菜津美さんと
女子校時代を思い出す関係性でした~。
恋人の取り合い(ちょっと違うか)はないけどね(笑)





秘密のダーリン、ドル様ことドルヴィル川野浩史さんと。
何だろう、このシチュエーション…(笑)




すんごい悪い顔(笑)
ジェルマーノ上田誠司さんと。




作中のキャラクター完全崩壊ww
ブランザック吉川賢太郎さんと~。



こちらは、モーツァルト「劇場支配人」のプリマ2人と
左からヘルツ夫人・内海響子さん、私、
ジルバークラング嬢・富永美樹さん


主催の、le vociさんのfacebookにも、稽古でのちょっとした裏写真(?)も、載っております
アドレスはこちら…
https://m.facebook.com/LeVociOpera/

興味のある方はご覧になると面白いかも~

今回の「絹のはしご」、お陰様で、終演後の評判も良かったようで、ホッとしています。

この作品に取り組み始めてから、ロッシーニのあまりの凄さに、足がすくむような瞬間がありました。
構成の見事さ、技巧の凄さ、キャラクターの書き分け、モーツァルトへの敬意…
これほどの作曲家の素晴らしい作品を、ちゃんとお客様にお渡しする事が出来るだろうか。

そんな事を考えながら、初めてのロッシーニに、全力で取り組みました。

またやりたいなぁ、ロッシーニ。
こうして、またやりたい作曲家、そして思い出深い作品が増えていくのは幸せな事です。
またジューリアになりたいなぁ。
またロッシーニの世界にどっぷりと浸れる日を、心から待ちわびて…

マエストロ、演出家、オケの皆様、ピアニストの皆様、キャストの皆様、メイク様、衣装様、舞台スタッフの皆様。
ひとり残らずありがとうございました!

そして何より、いらして下さったお客様、ありがとうございました!!


皆様、ありがとうございました!左から、「劇場支配人」フォーゲルザング/岡嶋晃彦さん、
演出家/奥村啓吾さん、
「劇場支配人」ブッフ/五島伝明さん、
マエストロ/安藤敬さん、ドルヴィル/川野浩史さん、
ルチッラ/渡部菜津美さん、ジューリア/私・中川美和、
ジェルマーノ/上田誠司さん、ドルモン/竹内篤志さん、
ブランザック/吉川賢太郎さん。

そして、右端で軽く犯罪が行われてます。
ブランザックがドルモン殺してる殺してる…(笑)



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ト音記号 《絹のはしご》あらすじ(詳しいやつ)

こちらは《絹のはしご》あらすじ、詳しいバージョン。
重唱などの場面の、会話なども多少まとめてるので、これを読めば舞台だけを見てても、何となくどこの場面がわかるようにはしてみました。

文章だと長いですが、1時間20分程度のとてもコミカルな作品ですので、肩肘はらずに楽しんで頂けると思います
それでは稽古に行ってきます(笑)

《絹のはしご》あらすじ(詳しいやつ)

ジューリアはいわゆる名家の「お嬢様」だが、実は後見人ドルモンに秘密で、すでに結婚している。

それを認めたのは伯母。だが、厳格な後見人相手では、なかなかそれを伝える良いタイミングが見つからない。
仕方なくジューリアは、絹で作られたはしごをおろし、自分の部屋に夫ドルヴィルを招き入れ、毎夜逢引きを繰り返している。
このオペラは、そんなある日の話。

ジューリアの部屋に召使のジェルマーノがやってくる。
実は今日は部屋にドルヴィルを隠しているジューリア。
夫が見つかりはしないか、ひやひやしながらジェルマーノを追い払おうとするが、なかなかうまくいかない。

すると今度は従姉妹のルチッラまでもがやってくる。癇癪を起こしながら、やっとの事で2人を追い出し、隠していたドルヴィルを絹のはしごを使って窓から逃がす。
また真夜中に戻ってきてね、と約束を交わして。

そこへ後見人ドルモンがルチッラと共にやってくる。自らが決めたジューリアの婚約者、ブランザックの来訪を告げに来たのだ。
勝手に進められる結婚話に苛々するジューリアを尻目に、ルチッラは色男で名高いブランザックにすっかり夢中。
その様子を見たジューリアは一計を案じ、自分の婚約者ブランザックをルチッラと結婚させることを思いつく。

しかしこの作戦にはしもべが必要、と思ったジューリアは、すぐさま色仕掛けで召使ジェルマーノにすり寄る。
いつもと違うジューリアの態度に自分に気がある、と勘違いしたジェルマーノは大喜び。何でも言ってくれ、何でもしましょうと、口を滑らす。

その途端にジューリアは態度を一変、ブランザックとルチッラの関係が気になる、逐一報告してくれと命令する。
ジューリアの秘密の結婚を知らないジェルマーノは、彼女がブランザックに惚れたと、またまた勘違い。
がっかりしながらも、結局は命令に従うことを約束する。

さて、その頃後見人ドルモンは、いよいよジューリアとブランザックの結婚話を進めている。
が、そのブランザックが結婚の公証人に、友人ドルヴィルを連れてくる。

ジューリアとの秘密の結婚を明かすわけにはいかないが、何とかしてブランザックに結婚を思いとどまらせようと、ドルヴィルは説得を試みる。
「何でも噂じゃ、ジューリアは後見人の言いなりになってるだけで、きみを愛してなんかいないさ。こんな結婚やめたまえよ。」

しかし説得は逆効果。
「女の一人くらい、このブランザック様の手にかかればお手のもの。そこの物陰に隠れて、見てるがいいさ」
その自信満々の言い草に、ドルヴィルも腹をくくり、
「望む通りにしよう、見届けてあげるよ!きみの甘い言葉に情熱なら、きっとうまくいくに違いないね!」
そう言って、物陰に隠れたものの、内心不安でたまらない。

そんな事は何も知らずに、ジェルマーノがやってくる。
「おや、あれは花婿様だ。お嬢様に言われた仕事をしなくちゃいかんよな」
と、別の物陰に隠れてブランザックの様子をうかがっていると、そこに今度はジューリアがやってくる。
早速口説きにかかるブランザック。

ジューリアは、従姉妹ルチッラの結婚相手としてブランザックの人となりを見定めなくては、と、まずはつれない態度で彼の反応を見る。
しかし女心を知り尽くしたブランザックも、負けじと気障な美辞麗句を並べ立てて、猛アピール。
ジューリアもこれには心を許し始め、その態度を見て物陰で一喜一憂するドルヴィル。

それぞれがそれぞれの思惑に気付かず、3人の勘違いと勘違いが錯綜し始める。
ただ一人、ジェルマーノだけはどうも皆の様子がおかしい、と物陰で首をかしげる。

そんな中、ジューリアによるブランザックの花婿査定も最終段階。
「あなたは結婚しても誠実ですか?」
「誠実ですとも!」
「愛を誓いますか?」
「誓いますとも!」

すっかりブランザックを信用し、これならルチッラの結婚相手にふさわしいわ!と心の中で喜ぶジューリア。
そんなジューリアの思惑も知らず、ついに陥落させたと勘違いし、喜ぶブランザック。
一方ドルヴィルは、ジューリアがすっかりブランザックに惚れ込んだと、これまた勘違い。

おかしな事態に、1人冷静なジェルマーノはどうにも我慢できず、そっとジューリアに声をかける。
「あのう、お嬢様、あそこに気になる人が…」
と、指した先に隠れていたのはジューリアの秘密の夫、ドルヴィル。

勝ち誇ったブランザックが呼ぶと、ドルヴィルが姿を現し、嫉妬にかられジューリアに皮肉を浴びせる。
ジューリアは誤解を解こうとするが、もはや各人の思惑と勘違い、全てがこんがらがり、すぐには解決不可能。

その怒りの矛先を、誰もがこぞってジェルマーノに向け、八つ当たりを始める。
流れるように言い訳を並べ、平謝りのジェルマーノ。
ついにはいたたまれなくなり、ジューリアとジェルマーノが立ち去る。

2人残されたドルヴィルとブランザック。ブランザックはドルヴィルに、自分の結婚を町中に告げてくれないか、と頼む。嫉妬でつぶされそうになりながら、出ていくドルヴィル。

すると入れ替わりにルチッラがやってくる。美人とみたブランザックは、さっきジューリアに誓った言葉はどこへやら、ルチッラに立て板に水のごとく甘い言葉をかける。
ルチッラは恥ずかしがりながらも、まんざらでもない様子。
「従姉妹に悪いですわ…でもでも、私はそうつれない女じゃありませんのよ…あなたさえよろしければ…」
と、顔を赤らめながら初々しい態度でその場を離れる。

ブランザックは
「こりゃあ困ったな!2人とも甲乙つけがたい!」と、上機嫌。
そこへジェルマーノがやってきて、雑談を始める二人。上機嫌のブランザックはジェルマーノをおだて、去っていく。

ジェルマーノも酒を飲みながら、召使仕事をするため、隣の部屋へ。
入れ替わりにジューリアがやって来て、ドルヴィルの誤解を解かなくては、と独り言。
「とにかく、逢い引きのために真夜中になったら絹のはしごを垂らして、と。」
その言葉の端々だけを聞いたジェルマーノは、そうか!と、一人で得心顔。

「お嬢様は真夜中に、絹のはしごで逢引きするんだ!で、その相手はブランザックに違いない!」
やっと全てがわかったぞ!やっぱり俺は賢いね、と酒を飲みながら上機嫌で高いびき。

そこへやってきたブランザック。ジェルマーノの寝言が耳に入る。
「お嬢さんが…むにゃむにゃ…逢引きを…ブランザックの旦那と…」
聞き捨てならじ、とブランザックに叩き起こされたジェルマーノは自分の知っている事をすべてを話す。
逢いびきの相手だけが、間違っている訳だが。

「真夜中になったら、お嬢さんが絹のはしごを降ろすのさ。それを使ってあんたは部屋に入るんだね、ゆっくり逢い引きするがいいさ!」
それを聞いたブランザックは浮き浮きとして真夜中を待つ。

そこへ後見人ドルモンがルチッラとともにやってくる。
ブランザックとドルモンは去り、ジェルマーノは去り際にルチッラに(勘違いの)逢い引き話を告げる。

ブランザックへの恋心が抑えられないルチッラは、我慢できずに物陰に隠れて逢引きの様子をうかがう。

一方ジェルマーノは、ひとつ色男に恋の手習いを教えて頂きますか、と別の物陰に身を隠す。
さて、そんな事は何も知らないジューリアが部屋に戻り、真夜中になって絹のはしごを降ろすと、秘密の夫ドルヴィルがやってくる。
時間がたって冷静になったドルヴィルはジューリアへの誤解を解き、愛し合う2人はめでたく仲直り。

しかしその時外から、愛しい人、とジューリアを呼ぶ声が聞こえる。
あの声はブランザック!と、嫉妬でカッとするドルヴィルをおさえるジューリア。

ここで騒ぎになって、後見人にドルヴィルの存在が気づかれたらすべてがおじゃんになる。
何とかドルヴィルをなだめて小部屋に隠す。

ルチッラ、ジェルマーノ、ドルヴィルと、もはや物陰は満員御礼。
しかし、事の発端のジェルマーノは、この騒ぎを出歯亀よろしく楽しんでいる。
そこへ意気揚々と絹のはしごを使って、ブランザックがやってきた。
「逢引きにきましたよ、お嬢さん」

訳が分からず、
「誰と誰の?」と、ジューリア。
「あなたと私の。」
と、ブランザック。

取り乱したジューリアが
「いつそんな約束を!」
と叫ぶと、ブランザックは、
「ジェルマーノがそう言ってましたがね」
ジェルマーノは物陰で思わず呻き声。
一方ジューリアはジェルマーノに怒り心頭。
そしてブランザックは、
「自分で絹のはしごをかけたくせに」と、勘違いしながらジューリアを本気で口説きにかかる。
物陰のドルヴィルは嫉妬で気も狂わんばかり。ジェルマーノは、やっと自分の勘違いに気づく。

するとそこへ騒ぎを聞きつけた後見人ドルモンの声。
真っ青になるジューリアをなだめ、ブランザックは慣れた体でさっさと身を隠す。

ジューリアが片付け忘れた絹のはしごを突きつけ、無断で逢引きをしていたなと怒るドルモンに、さすがのジューリアも万事休す。
「出てこい、不届き者!」
と、ドルモンが隠れている人物を引っ張り出すと、出てきたのはルチッラ。
「ここで逢引きがあるって聞いたから、気になって気になって…」

別の物陰に気配を感じ、今度こそ間男だ!とドルモンが引っ張り出すと、
「私です」
と、しれっとした態度のブランザック。
「何故婚約者がこそこそと逢いびきを…まぁもういい!さっさと結婚証書に署名するんだ!」
と、ドルモンが机を動かすと、そこには召使いジェルマーノ。

「ここで逢い引きがあるって言うから、気になって気になって…」
と、平謝り。
そして更に、別の物陰から堂々とドルヴィルが自ら現れ、私こそがジューリアの夫だ、と名乗りを上げる始末。

ひっくり返り、あまりの事態に言葉もないドルモン。
ブランザックは、こいつは傑作、逢引きの大安売りだなと、笑う。

ついにジューリアは覚悟を決め、秘密の結婚の全てを話してドルモンに許しを請う。そして、この結婚を許した伯母からの手紙を見せ、どうか認めてほしいと頼む。

頭の上がらない伯母からの許しがあっては、と唸るドルモン。
するとブランザックが
「それなら私はルチッラと結婚しましょう」
と、言い出す。彼にぞっこんのルチッラは二つ返事で快諾。
これにはドルモンも、全てを認めざるを得ない。
「もうなるようにしかならん!好きにするがいい」
全ては愛のせい、と全員が歌い上げて平和に幕が下りる。


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ト音記号 《絹のはしご》あらすじ(簡単なやつ)

「絹のはしご」のお稽古が連日続いてます。
それで、お客様からご質問があったので、少し細かなあらすじを載せようと思います。このオペラ、なかなか資料がありませんものね。

ざっくりしたあらすじと、長いあらすじ。2種類作りました。

ざっくりしたあらすじは、以下。

名家のお嬢様ジューリアは、後見人ドルモンに内緒で、ドルヴィルと結婚している。
しかし秘密にしている結婚のため、皆に気付かれないよう、毎夜絹のはしごを窓から降ろして、逢いびきを繰り返している。

そんな事は知らないドルモンが、勝手に決めた婚約者ブランザックを連れてくる。
そのブランザックに美人の従姉妹ルチッラが一目惚れしたり、ジューリアの秘密の夫のドルヴィルがブランザックの友人だったりした事から、事態は大混乱。

そんな中、召使いジェルマーノが皆にいたぶられつつも、東奔西走しての大活躍。
物語の最後はもちろん、恋人同士も、召使いも後見人も、皆が幸せになれる…はず?

ざっくりな説明でした(笑)

もっと詳しい、がっつりと物語の内容をまためたものは次の記事に記載してます



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ト音記号 新年のご挨拶

コンサートのご報告の途中ですが、お正月ですのでね、あけましておめでとうございます!

昨年もありがたい事に様々な場で歌わせて頂きました。
いらして下さったお客様、心から御礼を申し上げます。

私はどの場も全力で向かい合っていますが、去年は一つだけ特別な舞台がありまして。
それはやはり、7月に上演された、東京室内歌劇場公演・音楽劇「モーツァルトの旅」でした。
こちらのブログでも色々書いたので、もう多くは語りませんが、感謝しかない舞台でした。
本当に幸せな作品です。
こんな幸せな事をやらせて頂けるのが声楽家ならば、色々大変な事はありますが、今年も精進を怠らず、前を向く事を恐れず、1歩ずつ進んでいきたいと思います。

そして、今年は私にとって挑戦の本番があります。
何より演奏を精進して、自分に向き合っていきたいと思います。

で。
真面目な抱負はここまでで~笑
年末年始はと言いますと、ひたすらロッシーニ漬けでした。
1月16日(土)のオペラ/ロッシーニ「絹のはしご」です。
あ、詳細は♪ こちらをクリック ♪


久しぶりにまとまった時間がとれたので、大晦日も元日も、毎日鬼練習しております!
いやーこんなに必死で読み込んだ作品は、久しぶりです。
ここまでの状態になったのは、ヴェルディの「ファルスタッフ」以来でして。(あの時は重唱だけだったけど)

でも、読み込めば読み込むほど様々な事が見えてくる。
ものすごく難しいけど、その分たまらなく面白い。天才の本気が輝きを放って、歌手を捉えて離さない。
そんな作品です。

そして楽譜を読めば読むほど、ロッシーニの、天才モーツァルトへの憧れと尊敬、且つ、己の才能への自信故に、モーツァルトに挑んでいる気持ちも見え隠れする。
面白いなぁ。
これだからクラシックはやめられない。
楽譜から、その作曲家の考え方や生きざまが見えてしまう。
本当に面白い。
そんな事を考えながらひたすら毎日練習しています。

私がやらせて頂く勝気なお嬢様、ジューリアはとても楽しい性格の人で、私としてはすごくやりがいあります。
とびっきりのジューリアをお見せしたいと思います

この「絹のはしご」、滅多に上演されないのが不思議なくらい、本当によく出来た、喜劇の傑作です。
1人でも多くの方に見て頂きたい作品です。是非是非、いらして下さい

チケットご希望の方は、是非こちらまで~!

【アンダンテ企画】
・電話 080-2553-5670 (平日10時~17時)
・メール ticket@nakagawa-miwa.com


それでは皆様、今年もどうぞよろしくお願い致します!



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ト音記号 中島愛恵&宮澤那名子デュオコンサート、当日です!

昨日の『ティータイムコンサート・クリスマス』いらして下さったお客様、ありがとうございました!
コンサートのご報告はまた改めてしますね。

で、今日は、東京室内歌劇場サロンコンサートシリーズvol.3《中島愛恵&宮澤那名子デュオコンサート》です!

私は司会進行をつとめさせて頂きます。
本日、12月13日(日)15時開演
成城ミュージックハウス/全席自由3500円 です。
あとほんの少しだけ、当日券がございます。でもほんの少しなので、お急ぎ下さいね。

今回はソプラノ2人のコンサートですが、退屈なんてさせません。
同じソプラノでも、歌手が違えば声も性格も違います。
同じ声種だからって十把ひとからげにして良いものではないと思ってます、音楽というのは。
今回、音楽構成を担当させて頂き、二人の歌手がそれぞれの持ち味を発揮できるよう音楽構成しました。
中島愛恵ちゃんは、長調の曲の中に見せる、ぽつりとした悲しさ。ひたむきさ、いじらしさ。
自分を捨てても笑顔で歌う、その一途さは聴いていると、守ってあげたい、と思わせる何か。

宮澤那名子ちゃんは嫌味のない素直さ。
華やかな容姿と裏腹に、良い意味での自己顕示欲のなさが作為なく、すとん、と曲を聴き手に届ける。

そんな二人の歌がどんなものかは、会場で聴いてみて下さいね。
勿論、頼もしいピアニスト、頼田恵さんのソロ曲も!必聴です~

若手の育成にも力を注ぐ、東京室内歌劇場サロンコンサート、是非いらして下さい

最後のお稽古の時に撮った一枚。左からソプラノ中島愛恵、ピアノ頼田恵、ソプラノ宮澤那名子。
皆様のご来場、お待ちしておりまーす!!



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ト音記号 今日の本番は

今日と明日は、連日続けての本番です。
明日のコンサートは私は司会と音楽構成の担当なので、私の演奏をお楽しみ頂けるのは、今日12月12日(土)の『ティータイムコンサート・クリスマス』です!
まだ空席あるかも?気になる方は、主催のウィンズ南柏さん(04-7176-8666)までお電話を!
14時開演、JR南柏駅の駅前すぐです!

かーなーり、がっつりプログラムですよ~
一部は、私の台本で、日本の懐かしい歌でつづる朗読音楽劇。
後半は、フルートも加わって、映画音楽からクラシックまで!
どんな方でも楽しめます!楽しい濃厚プログラムでお待ちしてます~!




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ト音記号 にしぼり・ぷちぷちクラシックコンサート、終わりました!

開演前に一枚。
左からピアノの伊藤友香ちゃん、私、
フルートの大和田真由ちゃん。

はい、子供向けコンサートが終了しました!
にしぼり・ぷちぷちクラシックコンサート。
保育園での関係者のみのコンサート。集まる集まる、実に100人以上の子供たち。
看板は主催の保育園さまに作って頂きました!嬉しくて、皆で一枚。

私はこのオーバーオールの格好で、コンサート前半の歌のおねえさん風味なカジュアルな雰囲気に。
そしてピアニスト友香ちゃんの指示により(笑)髪型はツインテールでした。

ハーフアップにしようとしたら、つまんないからダメってゆわれた(笑)
でもママさんたちにもかなり受けてたから良しとする。
もう子供向けは当分、この格好でいくわ(笑)

ところで、このコンサートの話はあまりブログには出てきてませんでしたが、しっかりお稽古はしていたんです、ふふふ。

ただちょうどお稽古してた、今月前半から半ばは忙しいピークだったので、それについてブログを書く時間がなかったという…
でも、なかなかいい雰囲気でまとまったコンサートだったと思います

フルートの真由ちゃんとは今回ご一緒するのが初めてだったんですが、互いのコンビネーションや、またアレンジの相談など、本当にやりやすくてすごく助けてもらいました

さて、コンサートの話。
もう鉄板演目になってきてますが、コンサートの後半では私が台本を書いた、子供オペラ「キラキラ星とお姫さま」をやらせて頂きました。

このお話は、モーツァルトのキラキラ星変奏曲をモチーフに使ってるんですが。
ピアノが短調になると、
「あーお星さま泣いてる…」と呟くお子さんもいて、やっぱり子供ってほんとに聴く力があるんだなぁとしみじみ。

童謡などは知ってるから、聴いてくれるのわかるのですが、クラシックもばっちり聴いてくれて、いやーお利口さんばかりでした。

カルメン前奏曲、キラキラ星変奏曲&アダンの「ねえママ聴いて」、星に願いを、愛の挨拶などなど…
フルートも子供たちのそばで吹いてた時の、あの目は興味津々。
近くで吹いてもらえることなんて、あんまりないもんね。

クラシックをこうして子供たちにも気軽に聴いてもらって、楽しいものだと思ってもらえると嬉しいな。
ホールはホールで良いものだけど。そうでない場所での選択肢があっても面白いと思うの。


私はやはりクラシックも好きだし、と、同時に堅苦しいものも苦手なので、ホールではない場所でも、気軽に本物のクラシックを聴けたらなぁと思ってる。
そして、最後は聴いてる人が笑顔になれると良いよね。大人子供関係なく。
保育園の皆様、大変お世話になりました!
かわいいお客様たちも聴いてくれてありがとう!
またお会いできるのを楽しみにしています!!

さて、このメンバーでは(Fl.大和田真由・Pf.伊藤友香・Vo.私。)
12月12日に「ティータイムコンサート・クリスマス」という。ウィンズ南柏さんという貸しスタジオさん主催のコンサートに出演させて頂きます。
会場はそのウィンズ南柏です。

初心者からクラシック好きまで、どんな人でもがっつり楽しめる濃厚プログラムでお待ちしております!
また宣伝しますので、よろしければいらしてくださいね。

それじゃ皆、まったね~
終演後に一枚。
私は子供オペラのお姫さまの衣装なの


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ト音記号 打ち合わせとお稽古と

打ち合わせが続いたこの頃。楽しいことになりそうで、わくわくするのですが、とても緊張しました…

思ってもみなかったような形のお仕事のお話を頂いたりして、すごく嬉しいんですが、緊張もしてしまいます。
でも、とてもやってみたい事なので、やっぱり嬉しい!!
まだどうなるかはわからないんですが、でもでも、うまくいくと良いなぁ~
具体的になったら、少しずつこちらでお話し ますね。

ほんで、12月13日の「室内歌劇場サロンコンサートvol.3」のお稽古も始まりました!
私は歌わないで、音楽構成と司会進行をするコンサートです。
出演するのは、ソプラノの中島愛恵ちゃんと、やはりソプラノ宮澤那名子ちゃん。
で、一昨日は初回稽古でした~!
今回、私は選曲も担当させて頂いたのですが。我ながらなかなか選曲がそれぞれ二人に合っているなぁ(自分で言うか)、なんて思いながら聴いてました。

あーもう、人の歌聴くのって何でこんな楽しいんだろ…たまらんのぅ。
自分の好きな歌手が、自分の選んだ曲歌ってくれるなんて、楽しすぎる~!!(*´д`*)ハァハァ
愛恵ちゃん、ななちゃん頑張って~!キミたち最高だぜベイベ
と、そんな初回稽古でした。あ、私がほとんど一人で楽しんでますね?笑

で、そのお稽古で日本ものをいーっぱいアドバイスして下さった、T先生から頂いた差し入れ

笑顔ドーナツ
あんなにアドバイスして頂いた上、こんなおいしいドーナツまで頂いて、いや~幸せ…


12月13日のサロンコンサートのチラシはこちら。
(クリックすると拡大します。)

チケットはこちらまで。どうぞよろしくお願いします!   一般社団法人 東京室内歌劇場
Tel:03-5642-2267  Fax:03-5642-2268
Email:info@chamber-opera.jp


そして今日は、10月27日のコンサートのオケ合わせでした。
何度もご一緒させて頂いてる、アンサンブルフォウユウさんと、高橋誠也マエストロ、そしてテノールの安保克則さんと、パーティーで歌わせて頂きます。
関係者のみのコンサートなので、聴いて頂けないのが残念…
椿姫の「乾杯の歌」、「メリーウィドウワルツ」、「アデーレのアリア」と、全3曲なんですが。
…よく考えると、歌は私だけぶっ続けじゃない?意外に体力勝負…笑

ちなみに今日のリハーサル室は東京芸術劇場の会議室だったんですが、いま芸劇では、野田秀樹フィガロをやっているんですよね。
いいなー見たかったな…
フィガロに後ろ髪引かれながら帰還。

そんな日でした。これから少し譜読みしたら寝る。



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ト音記号 コンサートに行ったり。

色々な合わせなどでバタバタしていましたが、合間をぬって加納悦子さんのリサイタルに行ってきました。

こちら。「白鳥の歌」

素晴らしかったの一言です!人間があそこまでの世界を作れるんだなぁ…
改めて、加納悦子さんは、世界トップのLied歌手なんだなぁ、と思いました。

加納さんのLiedの世界については語るだけ野暮なので、今更語りませんが、今回はシューベルトの「白鳥の歌」。
全曲ではなかったのが残念…今度は全曲聴きたいなぁ。


で、私のここのところの近況はと言いますと、今月末にある本番のオケ合わせに、来月の子供向けコンサートのお稽古も始まりました。
どちらも何度かご一緒した事のある共演者の方たちばかりなので、私の人見知りが発動しないので嬉しい(笑)
写真とか撮れば良かったなー。今度撮れたら撮ってきますね。

あと新しく、企画というのかな?オペラのお話を頂きました。
こちらは、出演サイドより企画サイドの仕事です。まだ企画段階なので、どうなるかはわかりませんが…実現するといいな。
演目は、やった事あるオペラなのでまとめやすそうです。これの打ち合わせももうすぐなので、それまでに軽くまとめねば。

企画・制作側に回って、音楽構成のために改めてオペラの楽譜を見直してみると、自分が演奏していた時には気付けなかった、色々なことに気づきます。
それがもう、楽しいんだよね~

これだから企画はやめられない。
好きだな~楽しいな~
と思ってしまう。

最近、頂くお仕事が、企画サイドと演奏サイドのものに分かれてきました。
で、演奏の方は、今はロッシーニ漬けです。
来年1月のオペラ「絹のはしご」。意外に難しいんだこれが…
音自体は簡単なんですが、モーツァルト癖がついてるらしく、コレペティの先生に
「勝手にモーツァルトの和声にしてるよ…作曲しちゃダメ」
とか注意されたり。
まだもうしばらく頑張らないと~。

レッスン三昧。精進あるのみ!


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ト音記号 「音楽の友」に載りました~!

シルバーウィークは友人知人のオペラ観にいったりしてました。この連休は、悲劇オペラが多かったように思うの。

ところで、そのシルバーウィークのご報告の前に、どーしても言いたい事があるので、言わせて下さい…
先日、7月に東京室内歌劇場で、私の企画、脚本、音楽構成や日本語訳詞etc…で、上演された音楽劇「モーツァルトの旅」が、
今月号(10月号)の「音楽の友」の演奏会評に取り上げて頂きました~!!

ううう、嬉しい…(T_T)
まさかこんな風に取り上げて頂けるなんて思わなかったので、とにかく驚きで…もう嬉しくて嬉しくて。
あああああ泣

公演関係者の皆様、本当に本当にありがとうございましたー!
皆様のおかげでこんな風に取り上げて頂けました…!!本当に幸せな作品です…!

嬉しい~!!頑張って良かった…(T_T)
これからも頑張るです…!!

記事を貼っておきますので、よろしければ、是非ご覧になって下さいね。

これ ↓ 大きくしてご覧になりたい方は、クリックして拡大して下さいね。



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